ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 人形の戦い
- 日時: 2010/09/27 19:02
- 名前: メルー (ID: GgqdNweE)
はじめまして & 久しぶり です
話に進歩の無い メルー です
『生ける屍』を現在書いていますが、思いつきでまた新たに小説を書き始めようと思います
内容はタイトル通り 人形が戦います
詳しくは……まだ決めていません
それでは プロローグ START!
【お客様】
・(V)・∀・(V) カニ さん
・黒影 さん
・ラズリ さん
【3人】
【メルーの他の作品】
・生ける屍 → 進行中
- Re: 人形の戦い ( No.1 )
- 日時: 2010/09/24 19:50
- 名前: メルー (ID: 1ePXRc1v)
【プロローグ】
俺の家には蔵がある。
昔両親が俺に入るなと教え、俺もそれを守ってきた。
だが、今年で俺も高校二年。
両親も仕事の都合で海外へ出張。
俺は昔の教えなんてすっかり忘れてしまっていた。
そんな俺はただの思いつきで蔵の掃除でもしようと思い……——
——……蔵への扉を開けてしまった。
—— そして それが 俺 と コイツ との出会いだった ——
- Re: 人形の戦い ( No.2 )
- 日時: 2010/09/24 20:08
- 名前: (V)・∀・(V) ◆RMw3.cMGUE (ID: dBCG1FA1)
人形だと・・・
思いつかなかった・・・
- Re: 人形の戦い ( No.3 )
- 日時: 2010/09/24 20:22
- 名前: メルー (ID: 1ePXRc1v)
【第1話】
「ゲホッ、ゲホッ!」
蔵の中は想像以上に暗く、かび臭かった。
それに埃もすごい舞っている。
……まだ何もしていないのに。
「あ〜、やっぱ掃除なんか止めようかな…」
早くも挫折寸前だ。
いや、いつもの俺だったら挫折していたと思う。
だけど、この時には既に何かに惹かれ始めていたのかもしれない。
俺は初めて入った蔵の中を奥へ奥へと歩いて行く。
まるで この先に何があるのかを知っているかのように。
まるで それを求めているかのように。
気のせいか奥へ行くごとにかび臭さが薄くなり、舞っている埃の量も減っている気がする。
その分前がハッキリと見える。
すぐに蔵の一番奥に着く。
そして、その蔵の一番奥で見つけたものは……
「これは……人形…?」
黒い鎧に身を包み剣を携えた人形だった。
高さは1.6mぐらい。
黒い長い髪に対照的な白い肌で目は閉じている。
パッと見では人間と区別が出来ないほど精巧な人形だ。
俺は『それに』呼ばれたかのようにゆっくり近づく。
「本当に人形なのか?」
近くで見てもその精巧さに驚くばかりだ。
俺は何も考えずに自分の手を人形の顔へ近づけ……その頬に触れた。
その瞬間俺の歯車が狂い、その証拠に人形が目を開ける。