ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Game −ゲーム−
日時: 2010/09/26 15:43
名前: まる ◆tsGpSwX8mo (ID: 1lbPaycs)

くりっくありがとうございます。

 苦手な方も楽しめるように頑張りたいと思います。

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Re: Game −ゲーム− ( No.1 )
日時: 2010/09/26 15:44
名前: まる ◆tsGpSwX8mo (ID: 1lbPaycs)

 ______絶望ゲーム



                それは


 とある

         ケータイサイトから


 始まった_____


 

 1度アクセスすれば


 もう    ゲームから




     逃 げ ら れ な い




 消滅するのは



              どちらか


 ひとり




 さぁ、


    生死を賭けたゲームの世界へ


 参りましょう_______?

Re: Game −ゲーム− ( No.2 )
日時: 2010/10/01 19:55
名前: まる ◆tsGpSwX8mo (ID: /bKE8PZK)





 中学生の間で口コミで広がっているとある携帯サイト「呪いの館」
 そこには出会える確率がとても低いゲームが存在していた。
 口コミで広がったにしろ、それはただの噂。誰かが誰かを驚かすために用意された嘘だと僕は信じていた。

 けれど、違った。
 一週間前の出来事だった。


       ♪

 その日もクラスでは携帯サイト「呪いの館」の噂話でいっぱいだった。
 会える確立がとても低いゲーム。名前は知らない。この前聞いた噂では「絶望ゲーム」とかいう名前だとクラスの女の子たちが騒いでいた。
 希少価値のゲームに誰もが興味を抱いていた。実の事を言うと、この僕も。

 「山本君?欠席かしら・・?だれか理由を聞いている子はいる?」
 
 クラスで噂好きの男子。山本君(下の名前は忘れた)が学校に来なかったのだ。
 無遅刻無欠席の彼が休みのは嵐が来ると最初は笑いのネタだった。
 しかし。
 ご家族の方から聞いた話によると彼は「行方不明」になってしまったらしい。
 最初は何かの冗談かと思った。警察も捜索をするが山本君は見つからなかった。
 山本君が失踪直後、彼の部屋の机にはケータイが置いてあったそうだ。
 画面には「絶望Game, ゲームオーバー」の文字と、赤く血塗られた様な背景があったという。

 それから「呪いの館」の「絶望ゲーム」はさらに噂になり、信じられた。
 あれから3ヶ月がたった今、季節の変わり目となる9月中旬。
 誰もが山本君の存在は忘れてしまっていた。まるで前からいなかったかのように。
 山本君の席は相変わらず空いている。なんだかそれが寂しかった。
 「絶望ゲームか・・」
 「なんだ?エイジも興味あるのか?やっぱそうだよな〜。見つけたら電話くれよ」
 五十嵐エイジ(イガラシエイジ)僕の名前だ。
 見つけても山本君のようにはなりたくない。
 
 「君ならきっとだいじょうぶだよ」
 一瞬、ふと耳にそんな声が聞こえた。

 「・・・?」

 僕はそれを空耳と受け取った。
 きっと何かの聞き間違いなのだろう。

 ブブブブ…

 「・・・? メール・・、しかも日通知・・?」

 マナーモードの携帯がなって、僕は屋上の階段まで歩いた。
 なぜだかいやな予感が胸をよぎる。
 山本君を思い出したせいだろうか。


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