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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- *黒アリスと白アリス*
- 日時: 2010/09/29 19:57
- 名前: 真中 彩香 (ID: pVoFPF2t)
駄文注意報発令。
*prologue*
体が病弱な黒アリス。
真っ黒のツインテールに黒のワンピース着て、黒のヘッドドレスを付けていて黒の靴下を履いている女の子。
その子に付けられた名前はアリス。
アリスは体が病弱だから外に出られなくて。
外に出てみたいと思ってたけど、窓から外を覗く事さえ出来なくて。
お母様からそう言われたから。
でも外の世界に思い切って出てみる。
そして思いっきり走ってみた。
何所に行きたい、とか当てもなく。
がむしゃらに走って辿り着いた場所は一つの小屋だった。
アリスは其処の中で何があるのか知りたくて、小屋を開けてみた。
其処に居たのは白アリス。
鎖で繋がれていた白アリス。
白のヘッドドレスに白のワンピース、白の靴下に白い髪。
「——貴女、誰?」
そう問われたから。
「貴女は誰?」
と問い返したら。
「私、名前、アルス」
「私の名前はアリス」
互いに知り合った私達は友達になった。
「ねえ、鍵で鎖、外して、動けない」
「鍵なんて持ってない」
「其処、テーブル、上、ある」
指で指したのは真っ白いテーブル。
分かった、と言われた通りに鍵をとり、鎖をはずした。
「アリス、此処、逃げる」
「此処から逃げるの??」
そう問うと小さくアルスは頷いた。
其処から二人の逃亡人生が始まった———。
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