ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 悪魔に喰われた少年Aの悲しい話。
- 日時: 2010/10/01 16:58
- 名前: 皐原(お好み焼きは鰹節大量にのせる派 (ID: t/W.CWd9)
はじめまして。皐原と申します^A^
はっきり言って小説とても下手ですとても。
それでも見てやるよって方は、お願いします。
あとあと、皐原とお友達になってくれる人募集中。
でわでわよろしくです。
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- Re: 悪魔に喰われた少年Aの悲しい話。 ( No.1 )
- 日時: 2010/10/01 17:06
- 名前: 皐原(明日が体育祭とかマジ泣けてくる (ID: t/W.CWd9)
■□ プロローグ □■
心は空っぽだった。
何もかもを、奪われてしまった。
自分が存在することすら、わからなくなっていた。
それを、悲しい寂しいと思うこともなかった。
現実から_____世界から、
逃げて、目を、そらし続けていて。
それにより、自分は時に置いていかれた。
過去の悲しみに縛られ続けることとなった。
ココロ
空になった容器は、遊ばれて。
ただ、傷だけが増えてゆく。
とても自分に甘かった。____と思う。
だから、僕は、
僕は、悪魔に喰われるだけじゃなく、
心の中に、住 ま れ て し ま っ た。
- Re: 悪魔に喰われた少年Aの悲しい話。 ( No.2 )
- 日時: 2010/10/01 17:38
- 名前: 皐原(明日が体育祭とかマジ泣けてくる (ID: t/W.CWd9)
第0話 「 少年Aの物語 」
【悪魔】
デイモス、サタン、デヴィル。
宗教によって呼び方が変わるようだ。
ちなみに、日本人であり宗教にも入っていない俺は、普通に「あくま」と呼んでいる。
不幸を呼ぶ生き物であり、悪の神。
とにかく、この世にいちゃいけない生き物なのだ。
そんな悪魔が大好きだという人は、大抵、気味悪がられる。
それか、残念な目で(ひどい中二病患者なんだなという意味で)見られるかである。
ちなみに俺は、口が裂けてもそんなこと、言えやしないね。
俺は、異常なまでに悪魔という存在を嫌っている。
本当は、悪魔という単語を口にするだけでも鳥肌が立ってくる。
ほら見ろよ(見れねぇか
何でそんなに嫌っているのかは、すぐに明らかになる。
すぐに、な_________________
- Re: 悪魔に喰われた少年Aの悲しい話。 ( No.3 )
- 日時: 2010/10/01 22:55
- 名前: 皐原(明日が体育祭とかマジ泣けてくる (ID: ZfyRgElQ)
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第一話 「 少年Aは鳴き叫ぶ 」
どんよりと、黒い雲が覆う重たい空に、何の意味もなく、手を伸ばしてみる。
掴んだのは、もちろん_______空気。
そうだ、もう、俺の世界には、希望なんてものなかった・・・・
「・・・やっぱり俺は、一人、なんだな」
孤独すぎて不安すぎて。
胸が締め付けられて息ができなくなって。
でも、これが悲しいまでに現実で。
俺は、ついこの前。
本物の『悪魔』と遭遇した。
信じてくれるか、信じてくれないかは個人の勝手だが。
聖書の中に出てくる、大きな黒の翼の生えた姿ではなく、奴は姿を持たない。
その姿は______影よりも、曖昧なシルエットをしている。
そう、上手くたとえるなら、人型をした黒い霧・・・だった。
『キヒ、・・・キヒヒ、キヒ・・キキキキ』
脳裏で、悪魔の笑い声が聞こえて離れない・・・
一刻も早く忘れてしまいたいことなのに。
忘れなくては____ならないのに・・・
大切な大切なものを奪った、あいつの姿なんか。
こんな俺を信じ続けてくれた家族がいた。
こんな俺を愛し支えてくれた彼女がいた。
こんな俺と話をし笑いあった友達がいた。
こんな俺と生まれたときから一緒だった、______心があった。
そして、根こそぎ、悪魔に喰われた。
思い出を______俺の大切な記憶を。
あの感覚は、今でも思い出せる。
胸に手を突っ込まれて、悪魔は何かを引き抜いた。
そのあまりの気持ち悪さに全身に悪寒が走った。
それは、今まで見たことがない、俺の『心』だった。
淡い赤に輝く、小さな石ころのようなものが、心だった。
悪魔はそれを、一口で、
飲み込んだ。
途端_______俺の体は、力が抜けて。
立てなくなって_____
・・・・あれ?
俺は・・・・何・・・・・?
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