ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 依頼屋達の晩餐会。
- 日時: 2010/10/01 18:26
- 名前: A24 (ID: pVoFPF2t)
こんばんは!!!!
シリアスで書くのは初めてなので上手く書けるか分かりません。
誤字脱字などがあったら指摘宜しくお願いします。
いきなりプロローグいきます*
*プロローグ*
朝起きると枕元に一枚の紙切れが置いてあった。
朝目が覚めたばっかりというのもあって、ぼやけてたけど紙切れを読んだ。
———————————————————————
みっちゃんへ
借金取りが怖いのでお父さんと一緒に夜逃げします☆
お金はないけど高校生だし、自分でお金稼いで生活出来るよね♪
後は頑張ってー
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「………は??」
其れが始まりでした。
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- Re: 依頼屋達の晩餐会。 ( No.1 )
- 日時: 2010/10/01 19:14
- 名前: A24 (ID: pVoFPF2t)
1章1/3[アイツらとの出合い]
もう一度。
もう一度、と言い何回も読み返した。
あの紙切れを、何度も何度も。
だが、いくら読んでも文に変化はなかった。
「マジかよ……」
此れからバイトして一人で生活しなきゃならないだなんて…!
自給800円ぐらいの良いバイトないかな。
いや、でも俺部活とかしてるし放課後約3時間ぐらいしか出来ない。
800×3=2400円。
一日2400円生活か。
キツいけどなんとかイケるかも。
で、其れが一ヶ月30日だから。
2400×30=72000円。
とてもじゃないけど生活していけない。
もっと良い自給のバイト。
そう言い求人雑誌を読み漁る。
自給750円、700円、740円、690円…。
なかなか800円以上のバイトがない。
まあ、そんな事分かってた事なんだけど。
「って学校っ!!!遅刻…」
そうだ。
お金がないから高校に行けないんだ。
このままじゃ施設行きだ。
あああどうしよううううう、俺の人生終わる!
お、落ち着け!俺。
今は学校に行く時間。
そんな時間に俺が居たらおかしい。
その時俺に思いついたのがハト公園だった。
其処は其処は良い場所でして。
不審者が其の公園で何人も出ている為、なかなか人が寄りつこうとしないのだ。
じゃ、早速ハト公園行こうか。
あ、勿論求人雑誌を持って。
ハト公園は家から歩いて約15分の所。
人影は今の所なし。
「うーん……やっぱ自給800円以上はないか…」
自給は最高でも780円。
800円でもキツいのに、其れ以上が無いのはもっとキツい。
「どっかに良い仕事場無いかなー」
「在りますよ」
え、マジで?あるの?何所?って。
「あっ…貴方誰ですかっ!」
俺はビックリして座っていたベンチから堕ちてしまった。
隣に見知らぬ男の人が座っていたのだから、そりゃ驚くだろう。
—この人もしかして噂の不審者じゃ…?!
「我は株式会社エンジェル社長の啓です、以後お見知りおきを」
か、かぶしきがいしゃエンジェル??
聞いた事ないな。
「随分知名度が低……!!」
心の声が漏れてしまった。
でもその啓という人は顔をしかめるどころか、ニコリと笑った。
「知名度が低いのは此方にとっては有利ですね。——と、時間が無いので本題に戻りますが、お金に困っているのは本当ですか?」
「あ、はい」
そう言うとさらにニコリと口を釣り上げて、
「なら、尚更此方には有利。是非我達の元で働きませんか??お金なら欲しい分だけ出しましょう」
ん、俺今聞き間違えをした?
お金なら欲しい分だけ出しますって聞こえたな。
「—今、なんて?」
「是非我達の元で働きませんか?お金ならいくらでも出しましょう。と申し上げました」
い、いくらでも欲しい分だけお金を……?!!
…なんて、有り得ないっつーの。
其れで誘拐しちゃうみたいな手口なのは分かってる。
でも、其れが本当だったら。
俺はお金持ちになるんだ。
「——やります」
其れが2回目の始まり。
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