ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ZERO GAME — ゼロ ゲーム
日時: 2010/11/01 19:22
名前: メルー (ID: G8vJKxfm)

はじめまして & お久しぶり 

飽き性の才能無き作者 メルー です

今回はバトル物を書こうと思います。

目指せ 完結ですw


・注意・

○メルーの事が嫌い

○どうせつまらないんだろう

○荒らしたい

とか考えちゃっている人は回れ右です♪

逆に(いないと思いますが)

○メルーが埃ぐらい好き(?)

○米粒ぐらい面白い(??)

という方は是非 読んで下さい!


それでは そろそろ始まりますが 読む方は 『一切の期待をせずに』 読んで下さい。



【目次】

・プロローグ >>1

・一話 >>2

・語句説明 >>3





【お客様】



【ゼロ です】


【他の作品】

生ける屍 → 進行中

Page:1



Re: ZERO GAME — ゼロ ゲーム ( No.1 )
日時: 2010/10/05 20:38
名前: メルー (ID: eN4PzAxv)

【プロローグ】

多くの人が行きかう夜の街。

どこから見ても 人 人 人。

こんな中から人を探し出すなんてまず不可能だろう。



いや たった 一人の少年を除いて。


その少年は銀に輝く髪を揺らし、綺麗な銀の瞳で前を見て 歩く。 

唯でさえ目立つ容姿なのに服装も負けてはいなかった。

上も下も黒一色。

その中で手袋だけが真っ白。

そんな姿のせいで周りの人も少年を避けていた。

だが、むしろ それが 少年には好都合。


少年は足を止める事なく歩き続ける。

ちゃんと目的地があるのだ。


だが、そこは 普通の人 では行くどころか その場所の存在に気付く事すら無理だろう。

だけど、少年はその場所の存在を知ってるし、行く事も出来る。



理由は一つ ——

       
          —— 少年が 普通 ではないからだ。

Re: ZERO GAME — ゼロ ゲーム ( No.2 )
日時: 2010/10/05 21:12
名前: メルー (ID: eN4PzAxv)

【一話 名前】

少年が 扉を開ける。


普通の人 には見えない扉を。


そして 少年は開けた扉の向こうへ迷わず踏み出す。


普通の人 が見れば少年は突然消えた様に見えるだろう。



その扉の先は 広くて、人の沢山いる場所だった。

性別、年齢にまとまりは無く 本当に沢山いる。

だけど この場所にいるという事は 全員が 普通 ではない。

少年は人ごみの中を歩いてゆく。


ここでは 銀髪もあまり珍しい目で見られない。


少年は すぐに最終目的地に着いた。

その目的地には、人が一番集まっており、


「誰か俺様に敵(かな)う奴はいないのか!!」


と一人の男が叫んでいる。

体格からしても並みの強さでないのが伝わってくる。


「誰もいないのか!!」


誰も名乗りを上げない。

勝ち目が感じられないのだろうか?


「この アリーナ には腰抜けばかりか?」


男が調子に乗って言うが、それでも誰も出ない。


「なら ここの トップ は俺様で文句無いな!ハハハッ!」


男が大きな声で笑う。


そして その笑い声を遮るように、


「俺が闘う。」


銀髪の少年が名乗り上げた。


「……プッ」


男が少し驚いた様子を見せるが、すぐに笑い出す。


「本気かガキ?お前程度じゃ俺様には勝てんぞ?それに……死んじまうかもしれないんだぞ?それでも良いのか?」


男の言葉と声は完璧に少年を舐めていた。

だけど それは当然の事だ。

体格の差が大きいのだ。

それに経験の差も大きいだろう。

周りにいる誰もが無謀な挑戦だと思った。

だが 少年は


「ゴチャゴチャ ウルセェよ。」


「!?」


「俺が聞きたいのは お前が 俺と戦うかどうかだ。」


全く危機感を持ってはいなかった。

それどころか 相手を挑発までしている。


「本当に良いんだな?後で泣いても遅いぞ?」


男が額に血管を浮かばせながら言う。

もし ふざけているなら、これが逃げれる最後のチャンス。


「しつこいぞ オヤジ。」


少年は逃げなかった。


「上等だ!! ルーラー !今すぐ GAME を始めるぞ!」


ルーラーと呼ばれた人物が現れ 喋る。


「分かりました。それでは ただ今より トップ 対 ディファイヤー の GAME を始めたいと思います。双方 リバースネーム を申し上げて下さい。」


「俺様の リバースネーム は 『シヴァ』だ!」


男が自分の拳を突き合わせながら叫ぶ。


「俺の リバースネーム は 『ゼロ』だ。」


対して少年は腕組みしながら言う。


「それでは準備は良いですか?」


「上等だ!」


「早くしろ。」


「分かりました。……GAME 開始!」

Re: ZERO GAME — ゼロ ゲーム ( No.3 )
日時: 2010/10/05 21:20
名前: メルー (ID: eN4PzAxv)

【語句説明】

*ここでは 本編に出てくる言葉を説明したいと思います。

・GAME = 命を賭けたゲーム。勝者は多額の金を得て、敗者は自分の命を勝者に委ねる。ルールは唯一つ 火器使用不可。

・アリーナ = 世界中にある GAME の会場を指す。入り口は普通の人には見えない。

・トップ = 各 アリーナ で頂点に立つ者。

・ディファイヤー = トップ に挑戦する者。

・ルーラー = アリーナ を仕切る責任者。GAME の審判も行う。

・リバースネーム = アリーナ でだけ使われる名前。

Re: ZERO GAME — ゼロ ゲーム ( No.4 )
日時: 2010/10/07 17:34
名前: メルー (ID: iYyccJ4w)

【二話 能力】


GAMEが始まり、シヴァが拳を胸の前で構える。

対してゼロは未だに腕組みを解かない。


「おい ガキ!」


イライラを押さえられないシヴァが話しかける。


「早く構えろ!」


「構えるかどうかは俺が決める。それより早く攻撃してきたらどうだ?」


「テメェ!俺に無防備のガキを倒せって言ってるのか?!」


「大丈夫だ。倒されるのはお前だ オヤジ。」


「!…死にやがれ!!」


シヴァの我慢が限界を越えた。

シヴァは図体の割りに早い動きで、距離を詰めゼロの目の前に立つ。


「一発で終わりだ!!」


そして 大きく右腕を後ろに引き渾身の一撃をゼロに放つ。


「!?」


いや 放ったつもりだった。


「どっちを向いてる?俺はこっちだ。」


さっきまでシヴァの目の前にいたゼロは いつの間にかシヴァの後ろで立っている。

しかも 腕組みをしたまま。


「思ったよりやるみたいだな。」


「……」


「だが、コレが避(よ)けれるか!」


シヴァがもう一回ゼロとの距離を詰め、今度は蹴りを繰り出す。


「?!」


だが その蹴りも空を蹴る。


「……本気か?」


シヴァの後ろでゼロがため息混じりに聞く。


「どういう意味だ?」


「もしこれで本気なら俺が本気を出す価値がお前には無いって事だ。」


「オモシレェ……だったら俺の 能力 を見せてやるよ。」


「最初からそうしろよ。」


「行くぞ!」


シヴァが拳を突き合わせながら、ゼロとの距離を詰める。

その時、始めてゼロが腕組みを解いた。

だが、構えは取らない。

シヴァが目の前に来ても動かない。


「受けてみろ!!」


そして シヴァの拳を真正面からくらった。


ように見えたが、


「やはり コノ程度か?」


「!?!?」


ゼロはシヴァの拳を素手で受け止めていた。

そして ゼロが受け止めたシヴァの手からは青白い瞬きが見え、同時に パチッ パチッ という音も聞こえる。


「お前の 能力 は分かったよ。」


「!?」


「おそらくは 雷 だろ?」


「!」


「それも自在に操る様な 能力 じゃない。お前のは単純に 雷 を自分の拳に乗せて威力を増やすだけ。本当に単純で 弱い。」


「このクソガキが!!」


シヴァが叫ぶ。

誰もが分かっていると思うが、闘いの最中に自分の手の内を全て知られてしまう事ほど損な事は無い。

シヴァは今 まさしく その状況なのだ。


シヴァが右脚の蹴りを仕掛ける。

ゼロはシヴァの拳を放して、後ろに跳んで避ける。


「諦めろ。その程度の能力じゃ俺には勝てない。」


「黙れ!!お前は さっきから逃げているだけだろうが!!」


「逃げてる?この俺が?」


「その通りだろ!何も攻撃をして来ないで ずっと俺の攻撃を避けているだけ!もしかして避けるのがお前の能力か?」


「……畜生ですら本能で負けを悟るらしいが……お前には出来なかったようだな。」


「あぁ!?」


「そんなに見たいのなら見せてやるよ 俺の 能力 を。」
 

Re: ZERO GAME — ゼロ ゲーム ( No.5 )
日時: 2010/11/04 22:01
名前: 翔 (ID: tgcfolY3)

米粒くらいおもしろいです!!とくに生ける屍?がおもしろいです


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