ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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ある日、僕は人を殺した。
日時: 2010/10/06 23:39
名前: 泡沫 ◆pH9vJcWg9c (ID: 81HzK4GC)

ある日、僕は人を殺した。

白くてすべすべした肌。
その柔らかい肌に刃を突き立てると、自分の中で何かがぷつりと切れる音がした。
真っ赤な血が、白い肌に細い道を作って、僕の手は血に染まっていく。
甘いような、酸っぱいようなにおいが鼻をさす。

そして彼女は、笑っていた_______________





どうも、泡沫/ウタカタです。
実はコメディライトの方では違う名前で書いてたりします。
亀、いやたにし(?)より遅い更新になるかと思いますが、
どうか暖かい目で見てやってください。
では、「ある日、僕は人を殺した」をお楽しみください。

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Re: ある日、僕は人を殺した。 ( No.1 )
日時: 2010/10/07 21:50
名前: ちーちゃん (ID: o2d.J9pF)

こんにちわ。楽しみ、楽しみ…♪

-1- そこは、無の世界だった ( No.2 )
日時: 2010/10/11 23:41
名前: 泡沫 ◆pH9vJcWg9c (ID: 81HzK4GC)

僕の世界は、いつも透明だった。苦しみもなく、哀しみもない。
だけど、喜びもなく、楽しみもなかった。全てが、「無」の世界だった。

彼女が、そんな僕を変えてくれた。
「愛」と「優しさ」を教えてくれた。なのに_______________!!


僕は、彼女を殺してしまった。


僕の世界に存在したのは、「自分」と「彼女」と「彼」だけだった。
そして残ったのは、僕の腕についた原因不明の傷跡と、彼だけ。
「愛」と「優しさ」は消え去り、僕の心は再び「無」で埋め尽くされる。

空っぽの心で彼女の名前を呟きながら、僕は彼女と出会ってからのことを思い出した。


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