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神と死神の女
日時: 2010/10/09 16:57
名前: 空乃 蒋 (ID: rtUefBQN)


クリック有難うございます、そしてこのジャンルでは初めまして、空乃 蒋と申します。

前回はコメディ・ライト小説で書いてたんですが、流れてしまい探すのが困難(というより探すのがめんどい)になったのでこっちでやり直すことにしました。


飽きずにがんばりたいです…。

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Re: 神と死神の女 ( No.1 )
日時: 2010/10/09 17:27
名前: 空乃 蒋 (ID: rtUefBQN)


 0. 死神が召喚された日





「—————創造神・クヌムよ…!何故我らを拒むのですかっ…!クヌム!我々は万物と自然の力を手に入れ、生活は前とは比べ物にならないほどに充実した!だが我々はこれだけでは満足できない、クヌムよ、どうか我ら人間を救済してくれ…!」

「クヌムよ、生贄が必要とならいくらでも用意しよう!贄は女か?男か?好きな方を選ぶといい!存分に選べ!我らは貴方のためならどんなことでもする!」

「殺しもする!盗みもする!誘拐もする!望むなら戦争だってします!だからどうかっ、どうか私たちの前に姿を見せて下さいクヌム様…っ!!」

…創造神の一人・クヌムを信仰する宗教集団の国、〝ベアーネス〟ではクヌム召喚の儀式が行われていた。
人は創造神から自然・食料・万物・身体・命を与えられ、人間は充実した暮らしを送っていた。
だがクヌム信者たちは充分すぎる名誉・富・生活を持っていても満足はしなかった。何を思ったか創造神クヌムを召喚しまた救済してもらおうと考えたのだ。

…人は欲深い。何か物を与えるとすぐ調子にのって物をねだってくる。…人間は愚かで、脆弱な生き物。
人の手助けなしでは一人で何もできない無能の塊。
助けを求める者がいても、まわりの人が助けないから自分も助けない。
誰かがいじめられているのを見つけても、誰も行こうとしないから自分も行かない。
人間は他人と同じ立場になったときのことを考えてないから、無様に死んでゆくのだ。
そんな無能達に私たち神は呆れている。…いや、絶望すらしている。
我々はこんな風に人間を作ったわけでもないし、まさかこんなに欲深き者共とは思いもしなかった。

汚れし人間共に制裁という名の地獄を、救済の代わりに送ろう。
そしてその醜き欲望を浄化するがよい…!!

「おおっ、おっ、ク…ヌム様っ!!ついに我らの声を聞いて下さりましたか……っ」

私———クヌムは信者の前に君臨した。制裁を下すために。
まずはこの儀式の主謀者らしき人物のまわりにいる取り巻きを殺すとしよう。

Re: 神と死神の女 ( No.2 )
日時: 2010/10/09 18:03
名前: 空乃 蒋 (ID: rtUefBQN)



取り巻きの一人…こいつは〝A〟と言うことにする。Aを私は腕で捕まえ、空中へ運ぶ。

「うっ、あっぎゃぁぁあああ!!」

Aの悲鳴が空に響く。さて、まずはどこをいたぶろうか?まだまだ人はいるし、さっさと殺すか?
…いや、それでは面白くない。
私は腕から数本の小さな触手を生やし、Aに絡みつかせる。Aの顔は驚きと恐怖の感情が入り混じっているせいでぐちゃぐちゃだ。ハハ、実に滑稽!

「ぉ…お許しをっ、お許しくださっ……クヌム様っ…!」

Aは涙声で私を見ながら解放を訴える。こんなことで私が解放するとでも?馬鹿だ、実に愚かっ、脆弱め!!神を侮るな…!
私は怒りを込めてAの左腕を捻り潰した。Aの絶叫が国中に響き渡る。単に握り潰すじゃなく、捻った方が痛みが愕然と違う。

捻り潰した腕の血が私の掌にこびりつく。Aはもうやめてくれという顔をしていた。
だが私はそれを無視して、足を千切る作業に取り掛かる。…どうやらAはつぎにされることが分かったらしく、抵抗し始める。無駄だというのに。

下にいる民衆共を見ると、皆悲鳴をあげて逃げ始めていた。…逃がしはしない。貴様らもAの後に盛大な粛清を受けるのだからな…!
私は大地から壁を作成し、逃げ場をすべて無くす。ふふ、表情が笑える。

一気に引き千切るのもなんなので、ゆっくり引き千切ることにした。……ブチッブチッと皮膚が千切れる。同時に骨も、血管も強烈な音を立てながら千切れていく。楽しいな。
血が噴き出す。鮮血で、空に飛び散り美しく下に落ちていく。

Aが悲鳴を上げないと思ったら、気絶していた。…なんだつまらん…。腹を開けるか。
足をゆっくり千切りながら、他の触手で腹を一直線に華麗にさばく。

「あぎゃぁぁあああっ!!ぎぃいいっ…!!!」

おう、起きた。そうそう…その悲鳴が聞きたかったんだよ、A。さぁもっと悲鳴を聞かせろ。

腹をさばき、内蔵やら肝臓やら腹に詰まってる臓器を触手に喰わせる。こんなちっぽけな臓器でも僅かだが栄養分にはなる。
臓器を食わせていると、足がブチッと完全に千切れた。早いな…結構ゆっくりやってたんだが…。

「あぎぃぃっ…がっ、ごっ、あっがっ………っ!」

そろそろ死ぬか?…このまま死ぬのを見るのもいいが下の奴らもいたぶりたいし終わらすか。
私はAの首を千切った。

さぁて、下の奴らはそういたぶろうか?一気に握り潰す?触手で四肢を引き千切る?首を刃で綺麗に切り落とす?それとも数人持ち帰って永遠の拷問を受けさす?うぅん…思いつかん…。ぬぅ。


もういいや、全部潰すか。


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