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フタリ屋〜お前は私で、私はお前〜
日時: 2010/10/13 16:43
名前: るの ◆EJ0MB3jlw2 (ID: SCMOcoS4)

  プロローグ


「この手紙が・・・・。」

「死の手紙。まぁ。」

「死の・・?」

「そうよ。あんたも、母親と同じようにの絶え死ぬのね。」

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Re: フタリ屋〜お前は私で、私はお前〜 ( No.1 )
日時: 2010/10/20 06:44
名前: るの ◆EJ0MB3jlw2 (ID: SCMOcoS4)

一話

「はぁ・・・。」
      
私、紅 心(くれない こころ)は

夏休みのプールの帰り。後ろから来る石を避ける。

「バーカ」はき捨てるように耳元で言う。

ついに石がバッグにぶつかり、喜ぶあいつら。

引っ越してきてから、一年がたつ。いじめも一年くらい。

私はプールバッグに付いた砂をはらう。

お母さん・・・。お母さん・・・。

毎日のように言う。言い続けてやる。お母さん。ねぇ、お母さん。

お母さんはげいいん不明の病気で倒れ、一年入院して、死んだ。

あぁ、あの時・・・。

涙がこぼれる。雫が落ちて、後ろから見ていた

あいつらが口に手を当てて笑う。

女子の、村上 春香と渡辺 美月。

家に急いで戻った。

すると封筒が一つ、家の前に置かれていた。

私へだ。

「もうひとりの自分を作る為に・・・丑三つ時に・・・。夢の中で会う!?」

馬鹿げた手紙に笑う。

机においておいた。楽しい手紙ね。もうひとりをくれるなんて。

「クッ・・・ついに手にしたこの手紙は、運命の手紙だということを知らずに死んでいくのね・・・・。」

時の魔女と「白馬」は笑った。


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