ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 蒼天のヘキレキっ!
- 日時: 2010/12/12 00:35
- 名前: Aguと遮犬 (ID: XvkJzdpR)
このスレはAguという偉大なお方と遮犬とかいうふざけた堕犬の合作創作小説でございます
題名は紅蓮の流星さんに考えてもらいましたーいい仕事をしてくれてありがとうございますw(殴
ヘキレキは漢字に直すと「霹靂」になりますw意味は衝撃的な、とかそういう意味らしぃですぜw
と、いうことで…戦場下で繰り広げられる少年少女たちの学園ストーリーですよーっとw by遮犬
〜目次〜
ぷろろ〜ぐっ!…>>1
第1話
♯1>>2 ♯2>>5 ♯3>>6 ♯4>>9 ♯5>>12
- Re: 蒼天のヘキレキっ! ( No.3 )
- 日時: 2010/10/16 07:47
- 名前: 友桃 ◆NsLg9LxcnY (ID: fNW8Dqgc)
ここでは初めまして、友桃です^^
さすが、の一言ですww
文章は読みやすくて情景?が浮かぶし、登場人物も個性が出てて覚えやすいし……
なにより展開がおもしろいっww ってまだ1話ですが、それでも十分面白いんです^^!! なんていうか、物語にひきこまれるかんじww
この先どういうストーリーになるのか本当に楽しみです♪
更新待ってます(^^)/ww
- Re: 蒼天のヘキレキっ! ( No.4 )
- 日時: 2010/10/16 12:26
- 名前: 遮犬 (ID: cLZL9WsW)
バグかどうかはわからないが何故か「1」から「3」に下がってしまってるwwそれもかねて
図々しいながら、自分がコメ返すことにいたしますw偉大なお方、Agu殿、すみませぬw
>>友桃さん
あ、ここでは初めましてww
あぁwAguさんはすごいですよねぇwうむうむw納得b(ぇ
自分が足を引っ張っている感があるのですけれどもw引っ張らない程度に頑張りたいと思いまするw
コメントありがとうございました><;
- Re: 蒼天のヘキレキっ! ( No.5 )
- 日時: 2010/10/27 20:19
- 名前: Agu (ID: gzQIXahG)
むかつく女からとんでもない奴。俺の早瀬 渚に対する印象はそう変化した。あんな任務を受けたきた上に、しかも堂々と俺に見せ付けてきたんだぜ?
早瀬があの依頼を受けてきたすぐ後に、俺こと新見 陽は担当教師に対して任務の解除を願い出た。
「無理です、マジで無理です」
「なんとかなるって、 警察の協力は得られてるし、いざとなればSATも駆けつけてくれるから」
そんなこんなで教師に説得されてしまった。クソッタレ。
俺達を死地に追い込んでそんなに楽しいか!
もう、全力で泣きたい気分だった……
そして現在、俺は青空澄み渡るこの屋上で黄昏ている。
ああ、いつ見ても空は綺麗だよ、パトラッシュ。
「俺、死んだな……」
テロ部隊の撃滅なんて、まともにやり合える任務じゃないだろう……
そうだ、警察に任せて後は後退しよう。うん、それがいい。
「ねえ!」
不意に、鈴の音を転がすような可愛らしい声が聞こえる。
誰かは分かっていた。いや、分かりきっていた。
「何だよ———早瀬 渚……」
俺は空に上げていた顔を声の方向へ向けながら、返答する。
いたのはやはり、黒髪に真ん中のほうに長い黒髪を束ねている美少女だった。
「アンタ!教師に任務……」
「ああ、そうだよ。あんな高難易度任務を俺達でこなせるわけ無いだろう。精々撃たれてまくって逃げ帰ってくるのがオチさ」
「ッ……!この臆病者のヘタレ!」
「いくらでも言え。悪いが、こんな無謀ことをして、屍を晒さない程度には、俺は命が惜しいんでな」
「このッ、うう……!」
早瀬はライオンみたいな呻き声をあげる。そして一呼吸後に奴はとんでもない事を静かに告げた。
「……勝負よ。ヘタレ……アンタのその臆病風が染み込んだ腐った根性を叩きなおしてあげるわ!」
「え、え?……勝負?」
*
- Re: 蒼天のヘキレキっ! ( No.6 )
- 日時: 2010/10/27 20:19
- 名前: Agu (ID: gzQIXahG)
俺は早瀬に連行されて、演習場にやってきた。
ここでは訓練や模擬戦闘が実施されており、襲撃科の連中や、純粋に戦闘訓練がしたい奴に良く利用されている。
恐らくここに連れてきた以上、早瀬が言う勝負とは“模擬戦闘”のことだろう。
クソッタレ、今日は本当にツイてないぜ……
専用のロッカールームで、攻撃があたって致命傷になるのを防ぐ為の、重量感がある野戦用ボディーアーマーを着込むと、その後、物々しいヘルメットを被った。
そうして訓練用の特殊ライフルを両手に持つ。
準備完了だ。
俺はさっそく戦闘フィールドに出て、周りを見渡した。
……中々の広さだ。聞く所によると、敷地は東京ドームを三個重ね合わせたものよりも大きいらしい。
少し遠くには廃墟と化した建物や人工的に作られた丘、草原などがある。
全体的に開けている地形だ、良く見れば良い具合の狙撃地点もあり、スナイパーには絶好の交戦ポイントだろう。
さて、俺は勝負するはずの“相手”に焦点を合わす。
多少、離れた地点に早瀬はいる。俺と同じ様なボディーアーマーを着用して、両手に藍色の布に包まれた“長物”を抱えていた。
その様は直立不動、まるでかの閻魔大王のように堂々と佇んでいる。
やる気は満々のようだな……
俺達はお互いに視線を交えた。相手の表情からは何も読み取れない。
そして、試合開始を告げるサイレンが鳴り響く———
先制を決めるべく、俺はバックステップで後退しながらも、ライフルを連射する。
放たれたペイント弾、早瀬はスタントマン顔負けのアクロバティックで、それをひらりと避けた。
まだ、予想内だ。
俺は近くにあった障害物に身を隠すと、反射的にまた身を乗り出す。
そうして立っている早瀬に照準をセットし、引き金を引いた!
ババンッという鋭い銃声とともに、実弾ほどではないが確かな反動が伝わってくる。
ペイント弾は吸い込まれるようにして早瀬に向かっていったが、奴は上手い具合にその場に伏せて難を逃れた。
俺はそのまま引き金を引き続ける———襲来するペイント弾は、伏せている早瀬の周りを赤く汚しつくすだけで当たりはしない……
一旦、障害物に身を戻す。
何度も身を乗り出して攻撃したが、早瀬からの反撃は皆無だった。
少なくとも遠距離、中距離ともに対応できる武器ではない……
対応していたならサッサと反撃しているはずだ。もちろん手の内を晒したくないという可能性もあるにはあるが……
まだ、ほんの少ししか早瀬のことを知らない、が、アイツは少なくとも冷静に、理性的に判断するタイプではないだろう。
屋上の一件からでもそれは伺いしれる。
つまりは可能性として高いのは前者———反撃したくても反撃できないということだ。
そうとなれば、話は早い。
早瀬とは常に開けた地形で勝負を挑み、狙撃、撤退を繰り返す。一撃離脱戦法、ヒット・アンド・アウェイ。
俺は数秒の内に脳をフル回転させると、しゃがみ込み、片目をそっと障害物の端から出した。
早瀬は伏せながら、着実に進んで来ているようだ……どうやら多少の分別は付くらしいな。
たまにこちらに向かって疾走してくる奴がいるが、そんなのはただのアクション映画を見過ぎのアホとしか言えない。
たとえ、ジクザグに走ってこようが、兎のように跳ねてこようが、訓練されたライフル使いなら一掃射でお終いにできる。
こういう野戦での基本は「プローン(伏せ)からラッシング(突進)」
素早く立ち上がり、そして伏せる。移動中は走り、低姿勢を保ち、常に遮蔽物を利用することを頭に入れる。
だが早瀬にはこちらとの中間にその遮蔽物が無い。その上、武器は接近戦用。援護してくれる味方もいない。
地形的にも開けている——射程距離が長いライフルを使用している俺には、このうえなく有利だ。
どうやらこの勝負……お前に相当分が悪いようだぜ、早瀬 渚?
俺は腰だめにライフルを構えると、横に跳ねた!
見えるのは、今まさにこちらに「プローン(伏せ)からラッシング(突進)」のラッシングを行おうと、膝立ち状態の早瀬。
躊躇うものか———俺は引き金を容赦なく引く!
ペイント弾が銃身から連射され、動こうにも動けない早瀬に命中する———はずだった。
不意に、早瀬の前方に何か青を深めたような、そんな色調の物が現れる。
仄かな風の流れ、翻るそれは——そう、“長物”を包んでいた布だ!それを掴む小さな白い手……
ペイント弾は全弾その布に当たり、早瀬にはヒットしなかった。
そうしてその白い手によって布が取り払われる———出てきたのは美しい光沢を持つ刃……
刀身が人工的な光に照らされ、さながら幻想的でもあるそれは、一般的には“太刀”と分類されるもの——
その光景に見入っている俺に、早瀬は挑発的な表情を浮かべる。
「ヘタレ!——認めてあげるわ、アンタは強い。でも———私の方がもっと強い!」
ッ……上等だぜ、早瀬。そこまで舐めてかかられちゃあ、こっちとしても黙れない。
俺の実力は全て“アイツ”との特訓によって得たものだ———それがこんなお遊びで計れるものか。
俺は自然と“アイツ”が良く口にしていた一節を怒鳴り返していた。
「大した度胸だ、身の程知らず!——Io fracasso la fiducia!!(その自信を、打ち砕いてやる)」
- Re: 蒼天のヘキレキっ! ( No.7 )
- 日時: 2010/10/27 21:22
- 名前: 月鈴 (ID: 2bmr/VpX)
こんにちは。
最強のお2人の合作とだけあって、面白いですね・・・!
遮犬さんの文は、読みやすくて日常感が・・・渚のキャラがすごく楽しめます♪
Aguさんの文は、お得意の軍関係の引用がおありで。
すらすらとシーンが流れて、面白いです!
お2人の間で違和感がないところが流石ですね・・・。
友桃さんと同じく、更新を楽しみにしております☆
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