ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 死神の教科書
- 日時: 2010/10/15 20:20
- 名前: 羅輝 (ID: yMEKkBnD)
こんにちはっ
羅輝ですっ
ホラーで書いてみようと思うのですが
実は僕自身怖いの苦手なんで途中で挫折する可能性はあるんですが、
温かく見守ってください☆
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- Re: 死神の教科書 ( No.2 )
- 日時: 2010/10/16 20:51
- 名前: 羅輝 (ID: yMEKkBnD)
〜プロローグ〜
いつだって神はいなかった。
幽霊だっていなかった。
霊感がある人なんて、
それらしくしとけばどんな嘘だってつける。
心霊写真だって今の時代
加工すればどうにでもなる。
妖怪もいない。
人間の勝手な想像だから。
見たことがないものを信じろったって
無理じゃないか?
だから、神も仏もいないんだ。
心の奥からイイ子なんて言うのもいないんだ。
俺が見たことがないものは、
この世に存在しないんだ。
って言うより、そんなのいるなんてありえないから。
なーんて思っていた。
俺が神になるまで。
現実の世界から、遠ざかってしまうまで
俺は気がつかなかった。
- Re: 死神の教科書 ( No.3 )
- 日時: 2010/10/16 22:54
- 名前: ワタアメ ◆l7RO86Kdhc (ID: CbmxSfx3)
良さげなプロローグですね。
私好みな文章です。
更新頑張ってください(´∀`)
- Re: 死神の教科書 ( No.4 )
- 日時: 2010/10/18 20:52
- 名前: 羅輝 (ID: yMEKkBnD)
第一章 「鏡」
放課後ってなんでこんなにうるさいんだろう?
って俺もうるさくしてる一人なんだけど。
「今日のもっさんもウケたなぁ〜」
「俺笑いすぎてう○こでそう」
「うわっやめろよ?!」
中学生の俺たちにとっては
どんな話だって面白いネタだった。
友人 天木圭人と飯島里利
そして俺、相沢俊希
小学校の時から仲が良くて、ずっと一緒にいた。
「あれっそう言えば今日圭人塾じゃね?」
「あぁ!!忘れてたっサンキュー俊!じゃぁな!!」
「「ばいばーい」」
圭人は高校受験のために
中学に入ったころから塾に行っている
「大変だねぇ圭くん」
「里利もちょっとは勉強しろよ」
俺たち三人の成績は全く違う。
宿題や提出物だけやって平均点95点の俺。
塾とか通信学習とかやって平均点70点の圭人。
宿題や提出物だけやって平均点50点の里利。
「じゃあまた明日。」
「おうっじゃあな」
さて1人。
暇だし帰ろっかなぁ〜
何だ?あの店
「全身鏡500円」
いくら何でも安すぎだろ。
面白そうだし買ってみるか。
いや、でも、いらねーし
・・・
「ありがとうございましたー」
買ってしまった...
てかこれ おもっ
仕方ない。買ってしまったんだから。
ベットの横にでも置こうかな…
ガサガサ...
ふーん。悪くはないか…
「こらっ俊希また無駄遣いして!」
また怒られる
無駄遣いとか、
勉強してないだとか、
そのたいろいろうちの母親はうるさい。
「全身鏡なんて必要もないのに。」
確かに。
「そんな金あるなら参考書でも買ったらどうなの?!」
そんな金あるなら漫画まとめ買いしてるっての。
「500円、500円だよこれ。」
「500円だからって使わないもの買わないの!」
確かに。
「まァいいじゃん。」
「分かったわよ。買ってしまったものはどうにもできないものね。」
バタンッ
母親が出て行った。
いちいちうるさいが諦めは早い。
だからちょっと言えばすぐ出ていく。
にしても、どうしよう。
別にほしかったわけじゃないし。
俺の顔ウケるwww
あれ?
ん?
えぇ?!
さっきからずっと、表情が変わってない。
俺が笑っても、驚いても。
なんで?
うわっ口動いてる。
俺喋ってないのに。
何か伝えようとしてるみたいな動き方。
『俺を助けてくれ』
はぁ?
『俺の手を引っ張るだけでイイ』
まァやるだけやってみるか。
ふわっ
何だこの風
気持ち悪い...
「うわぁぁぁ」
「あちゃーしまった。」
あ・・・俺だ。
「大丈夫か?俊希」
「ここは?」
「鏡の中の世界。」
鏡の中の世界だと?
「ふっふざけんなよ?!知るか!!」
「知るかって言われても現にそうなってるわけだし」
「俺は…意地でも現実に戻ってやる」
絶対にここから出てやるんだ。
こんなやつと一緒にいてらんねー
そう思いながら、俺は鏡の中の世界を無我夢中で走っていた。
- Re: 死神の教科書 ( No.5 )
- 日時: 2010/10/17 14:08
- 名前: 羅輝 (ID: yMEKkBnD)
←鬼孤⇒さん>遅くなってごめんなさい。
更新したのでぜひ読んでください。
わたあめさん>ありがとうございます!!
更新頑張りますっ
- Re: 死神の教科書 ( No.6 )
- 日時: 2010/10/21 21:23
- 名前: 羅輝 (ID: yMEKkBnD)
第2章 「非現実」
「おにごっこしてる暇はなぁーいの。」
「うわぁっ!!!」
さっきまでいなかったのに。
っていうか俺陸上大会最高記録出したのに。
ハンデをつけて速攻で追いつかれた俺って...
「俊希ってバカだなwww」
「何だと?!」
いきなりバカにされてしまった。
何と言うか、
悔しいというか、、、
ムカつく?
「普通考えてわかんね?ここからは出れない。」
なんでだよ!っていいたかったが、
いってしまっては負けだ。
だって分からないと認めてしまう。
バカだと認めてしまうことになるから。
「何年もかけて俺がここからでれねーのにお前が出れるかって。」
あっ…
そっか。
こいつ出れないから俺頼ったんじゃん。
「こら君たちそこでなにしてるですか?!」
ほわほわしたかわいい女の子だ
小学生くらいのこ
「見かけぬ顔だな。双子か?」
金髪さらさらの髪につりめさっきのことは対照的だ。
見た目は高校生くらい。
「アッこいつは—…」
「はいっ双子です。」
俺の声を塗りつぶすようにやつの声がかかる。
「なっ」
ツンっ
「あっそうなんすよ。ちょっと迷ってしまって...」
何でおれがこいつなんかと双子なんだよ。
と思いながら、話を合わせた方がイイ気がして合わす。
「他の世界のものか?」
「世界ってここは日本でしょ?」
「そうですっRH706世界のネ☆」
RH706聞いたこともない。
他の世界ってここは鏡の中だろ?
「どちらか名前を教えろ、世界を調べてやる。」
そんなこと出来るんだぁ…
「言葉のなまり方からして...ロウ地方のものだろう。」
「はやく名前を言うですっ」
ブツブツ言う姉さんを見ていると、
幼い少女の顔が目の前にあった。
「あっうん。俺は相沢俊希。」
広辞苑の様な本が出てきた。
電子式。
「漢字はこれか?」
「うん。」
本が一気に薄くなった
ハリー○ッターくらいの厚さ
「特徴は...ぶつぶつ...」
また薄くなった
レストランのメニューの様に
「これか。」
最後かいちまいの紙になった。
「お前の出身地はQW004日本、東京都だな。」
「へぇ…」
「すごーい俊希君っすっごい田舎から来たんだぁ。」
田舎…なんだ。
「他の世界のものは帰ってもらう規則だ。」
「二人とも短い間だったけどばいばーい。」
あれ?
意外とあっさり帰れるんだ。
何が帰れないだよ。www
「おくるぞ。・・・帰!!!」
いってー
「おい、帰れたのか?」
「・・・そうみたい・・・」
本当は怒ってやりたかった。
ひやひやさせてんじゃねーって。
でもなんでだろう。
ほっとしたっていうか...
笑ってしまったんだ。
そして怒るネタに使おうと思っていた言葉は、
「ひやひやさせんじゃねーよ」と
微笑みながら行ってしまったんだ。
だってこの時はまだ知らないから。
こいつと一緒に帰ってきてしまったせいで、
『RH706』の世界は大変なことになっていたこと。
これから俺たちが神に追われることも、
この時はまだ知らなかったから。
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