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善と悪の境界線
日時: 2010/10/17 15:52
名前: 零 ◆n8NP3JvnJg (ID: Z7dY/o0y)

初めまして又はこんにちは、零と申します^^

題名にそんなに関連性はありません。
多分死神が出てきてどうこう、っていうだけの話だと思われます^p^

更新スピード凄く遅いですorz
土曜日にテスト週間に入ったばかりだというのに俺は何をやっているんだ……!((

文才はありません。
ストーリー構成能力はもっとありません。
ついでに零は中二病です^p^

荒らしの方はとりあえずブラウザバック、お勧めします。
荒らして面白い事はありません^p^

これでもいいという方は、スクロール宜しくお願いします!
どうぞ^^

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Re: 善と悪の境界線 ( No.1 )
日時: 2010/10/17 15:59
名前: 零 ◆n8NP3JvnJg (ID: Z7dY/o0y)

——カチ、コチ、カチ……

時計が、鳴る。
時を、告げる。

静かに。
確実に。

——ボーン……ボーン……

鳴る、鈍く。

時計が告げるのは——

午前、5時。


「……終わった、今日も」

Re: 善と悪の境界線 ( No.2 )
日時: 2010/10/17 17:42
名前: 零 ◆n8NP3JvnJg (ID: Z7dY/o0y)

「よッ、セシル」

セシルが働いている喫茶店への扉を開くと——待ち伏せしていたかのように、喫茶店の店主であるアデルが右手を顔の横で振っていた。

「……お早う。アデル」

笑顔を作るのは得意ではないが最大限自然に、笑顔で返す。
アデルはおう、と一言言ってから眩しい金髪を揺らして店の奥に入って行く。
それに、セシルもついて行く。いつも店の奥でアデルの指示を聞いて、仕事を開始する。

「あーえっと、じゃあまず机拭いてくれる? 布巾はいつもの所にあるから」
「……はい」

決して不愛想に聞こえないように、そう答えて。
窓の近くに干してある清潔そうな布巾を手に取り、水で濡らして営業をする部屋に赴く。

この喫茶店はアデルの意向で、カウンター主体の店だ。だが少ないながらも机もある。そう広くない店内の隅に、三つの机とそれに沿うように四つずつ椅子が並んでいる。

その机とカウンターを丁寧に拭いてから、水で洗って布巾を元の場所に直す。

そこに、再度アデルが現れて。

「……他、やる事は?」

軽く首を傾げて聞くと、アデルは微笑して。

「もう殆ど用意終わらせたからさ、じゃあとりあえず椅子の位置とか直したら開店しようかな。じゃ、直しに行こうか」

アデルがそう言い店の方に歩をすすめる。
それについて行き、カウンター席と机の椅子を直して。

「……あ、そういや……セシル、着替えてないじゃん。いや別にそのままでも良いけどさ」
「……着替えて、来る。ごめん」

着替える、といってもエプロンをつけるだけの話で。
普段からベストを着ているのでそれで問題ない、とアデルが言っていたのでべストにエプロン、という奇妙な格好で接客をしている。

「あァ、良いよ。いつもの所に置いてあるだろうからさ」
「……うん」

アデルの方に一度頭を下げ、店の奥に歩を進めた。


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