ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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リアル ゲーム
日時: 2010/12/31 20:10
名前: 栢世 喰 ◆jOx0pAVPUA (ID: BeoFjUrF)

クリック感謝。

ども、栢世 喰です。
はじめましての人が多いかも。
まぁ、そんな喰の戯言は置いといて、
読者の皆様に幾つか注意を㊦

・喰が嫌い
・荒らしに来ました(´Д`ゝ
・グロ系無理

な方々は読まない方が良いです。

喰の好き勝手駄文ワールドですが、
どうぞお楽しみください。

◆リアル ゲーム◆

プ ロ ロ - グ   >>01

act.01 始マリ  >>03
act.02
act.03

◆お客様◆
★ユマ★

◆お知らせ◆

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Re: リアル ゲーム ( No.1 )
日時: 2010/10/24 12:30
名前: 栢世 喰 ◆jOx0pAVPUA (ID: n1ZeCGPc)

プ ロ ロ - グ

肌寒い風が通り過ぎる。
マフラーの隙間から入り込んだ風が冷たい。
何も変わらぬ、いつもと同じ朝だった。

そのまま学校へ向かって
下駄箱で出会った友人と話しながら教室へ向かう。
これもいつもと変わらぬ風景。

適当に授業聞き流して、教師に怒られて
そして学校での一日が終わる。

その筈だった。

時刻は午前十時、二時間目の生物学。
廊下から突如聞こえた女子生徒の悲鳴、

そして

ドアを開けた先に見たものは



血塗れた男と首のない女子生徒。

さっき教室を出て行ったクラスメートだった。
制服は血で赤黒く染まっている。

今までに見たことのない、そう……



地獄絵図、だった——


Re: リアル ゲーム ( No.2 )
日時: 2010/10/24 12:39
名前: ★ユマ★    ◆FfKRCvpEe. (ID: 6w.ezElv)

 ◆喰s

 プロローグ、おもしろいです!

 この次がドキドキします♪

 がんばってくださいvv

Re: リアル ゲーム ( No.3 )
日時: 2010/11/13 11:38
名前: 栢世 喰 ◆jOx0pAVPUA (ID: tqljeE9b)

act.01 始マリ

——ない。

これは現実じゃない。
そう思いたい。
目の前に広がる現実とは思えないその景色に、
憂原 軌世(ウイハラ キセ)は言葉を失っていた。
軌世だけではない、その場にいた者全員がその景色に目を疑っていた。
教師ですら、目を見開いてその場に硬直している。
そして、
最初に口を開いたのは
女子生徒を殺し、血に塗れた男だった。
「はじめまして、都立第一高校の皆さん」
深く被った帽子のせいで表情は見えないが、楽しそうな声音。
誰もがこの男は狂っている、そう思った。
「驚いて声も出ないようだね。今日私が此処に来た理由は一つだ」
男は口の端を上げて、笑みを浮かべ言った。

「皆さんには、一週間のバトルロワイヤルに挑戦してもらう」

ざわめく周囲。
バトルロワイヤル、一度は小説や漫画で聞いたことのある単語。
現実にはないもの、そう思っていた。
「もちろん逃げ出すなんてことは出来ない。電話回線も全てダウンさせた。警察も呼べない。生き残る術は一つだけ」

「殺せ。自分以外を全て敵と見なせ」

背筋が凍る。
この男は、完全にこの状況を楽しんでいる。
狂っている。
「私達の仲間が随時ゲームの状況を伝えよう」

「……ゲーム?」
軌世が小さく漏らした声は、男の耳に入っていた。
「そう。これはゲームだ。殺し合いの、裏切りの」


「幕は上がった。さあ、始めよう。 リアルゲームを!!」




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