ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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血まみれ人形ごっこ(オリキャラ募集中!)
日時: 2010/11/02 19:36
名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: OPVNjM8g)

わたしたちは ごしゅじんさまが だぁいすき
ごしゅじんさまも わたしたちが だぁいすき

しょうこをみせてほしい? それならおいで おいでよ
はいりこんだらにげられないよ どうあがいてもにげられないよ

ごしゅじんさまのことが だぁいすきなら いっしょに ごしゅじんさまに

          ころサレヨウ?


クリックありがとう あなたもごしゅじんさまの ざんこくさつじんげきがみたいのね。
しゅやくはわたしたち にんぎょう あなたもしゅやくになる?

ざんこくさつじんげきの しゅやくになりたかったら あなたのことを おしえて。

名前 (かんじなら よみがなが ほしいな)
性別 (おにんぎょうは おんな ごしゅじんさまは おとこ)
性格 (おにんぎょうのせいかくも ごしゅじんさまのせいかくも ひとそれぞれ)
年齢 (おにんぎょうに ねんれいはない ごしゅじんさまに ねんれいはある)
容姿 (かわいいおにんぎょうになるためには かみのいろ かみのながさ ひとみのいろがいる ごしゅじんさまも それはおなじ)
設定 (おしえてほしいのは ごしゅじんさまか おにんぎょうか あと とくべつなことがあったらしりたい)

これくらいおしえてくれればいい もちろん ほかにいろんなことをおしえてくれてもいい。

わたしのぜんまいがきれる…… ごしゅじんさまに かわるね


はい、私がご主人様ですww かなりグロテスクな表現を含むこともあるので、ご注意ください!
えっと、ひらがなばかりで読みにくい文だったと思います(^^;)
オリキャラの第一条件は、あなたの立場が“ご主人様”なら性別を男に。あなたが“お人形”なら性別を女にしてください!

では、どれだけ続くか解りませんが、宜しくお願いします!
……よろしく また あおうね


「血まみれ人形ごっこ」
〜登場人物ノ章〜
イヴ >>1
大樹院 崇志(疾走者様によるオリキャラ)>>2
ラグ(椎名様によるオリキャラ)>>4
柩 >>6
神狩 彌華(Neon様によるオリキャラ)>>7
天使 >>12
乙女 >>14
少女 >>15
白星 光(菫様によるオリキャラ)>>16
黒影 闇(菫様によるオリキャラ)>>16
夜月 彩佳(水練様によるオリキャラ)>>26
サクリファイス>>29

〜物語ノ章〜
壱ノ章「残酷殺人劇」>>11
弐ノ章「人形人間」>>13
参ノ章「人形ノ館」>>19
四ノ章「愛すべき壊れモノ」>>21
伍ノ章「月光血色」>>23
六ノ章「イヴ」>>28
七ノ章「生贄青年」>>30
八ノ章「幸福への道」>>31
九ノ章「救いなき者」>>32
拾ノ章「ジャンク」>>33
拾壱ノ章「愛ヲ」>>34
拾弐ノ章「鏖」>>35
拾参ノ章「Impossibile arrivare al vero segreto se non ci si accorge di tutto l'amore」>>36
あとがき>>37




「イメージソング集」
イヴ 跪いて足をお嘗め>>18
柩  聖少女領域>>20
天使 名なしの森>>22
乙女 戦争と平和>>24
少女 人生美味礼讃>>25

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Re: 血まみれ人形ごっこ(オリキャラ募集中!) ( No.28 )
日時: 2010/10/31 16:08
名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: OPVNjM8g)

六ノ章「イヴ」

「なぁ、俺さイヴについて、ちょっと調べたんだよ」
人間だけが集まる部屋でそう切り出したのは崇志。
「イヴさんのこと?」
ラグが聞き返す。
「イヴさん、何も話してくれないもんね」
ポテトチップスの食べかすを口の周りにつけたままの光。
「……」
何も言わないが興味はありそうな闇。

「それがさ、昔……。1000年ぐらい前だ。イヴって言う王女がいて、そのイヴには婚約者がいたらしい。
 互いに愛し合っていて、結婚に反対する者はいなかった」

ポテトチップスのパリパリいう音もやんで、静寂に包まれる。

「それが、隣国の王子が、イヴ王女が好きだったらしい。
 “イヴ王女を力づくでも手に入れる”って、イヴ王女の国に戦を仕掛けたらしい」

「イヴ王女は、自分ひとりの為に大勢の兵士が傷つくのがいやで、自ら王子の前に出た。
 だが王女は“貴方のような無能の男の妻になるくらいならここで死ぬ”と言った。
 その言葉が王子を逆上させてな。王子は王女の胸に剣を刺した」

「王女を守れなかった悲しみで、王女の婚約者の男はイヴ王女にそっくりの人形を自らの手で作った。
 その人形に、奇跡的に魂が宿った。婚約者の男は喜んだ。
 ……が、イヴ人形に心はなく、婚約者の男を殺し、次々と民も虐殺したらしい」

「なんだ、その人形があのイヴだって言うのか」
口数の少ない闇が、少し驚いたように言う。
「イヴさんに直接聞こうよ!」
「ダメだよ光君。答えてくれるはずない」

「……あいつら ごしゅじんさまのひみつ しった
 いきては かえさない」
ごしゅじんさまは あたらしいにんぎょうを つくっている
“やづき あやか”そうなづけられた にんぎょう。
「……そうね。でも、もう少し様子を見ましょう」

Re: 血まみれ人形ごっこ(オリキャラ募集中!) ( No.29 )
日時: 2010/10/31 16:15
名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: OPVNjM8g)

〜登場人物〜

名前 サクリファイス
性別 男
性格 短気でキレやすいが、優しいところもある。
    でも不器用で、ちょっと乱暴。
年齢 不明(外見は19歳程度)
容姿 美しい黒髪は少し長め。右目を前髪で隠している。紫色の瞳。
    身長186㎝、体重74㎏。かなり美系。
設定 過去の事件で死者となった。今は魂しかないが、少しの時間なら過去の身体を呼び戻すこともできる。
    少なからずイヴとは関わりがある。
一人称 俺
    

Re: 血まみれ人形ごっこ(オリキャラ募集中!) ( No.30 )
日時: 2010/10/31 16:27
名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: OPVNjM8g)

七ノ章「生贄青年」

「……」
「……」
生まれたばかりの人形と目を合わせる。
「出て行って頂戴」
先に口を開いたのはイヴ。
「生まれたばかりの人形に冷たい言葉をかけるのは厳禁だったわ」と、後から思う。
黙って出て行った彩佳の背中を見ながら、ため息をつく。
「……変わった人形ができたわね……。それも私の心の歪み……」
何1000年と生きてきて、やっと忘れかけた過去。
それが今、ただの無力な人間の力で思い出しかける。

『イヴ、イヴ……』
「誰……。今は入ってこないで」
でも、どこか懐かしい声……。
『俺だ。覚えてねぇのかよ』
「ディ……」
そう言ったところで口をふさがれる。
『今は“ディア”じゃねぇ。“サクリファイス”だ』
「“生贄”……素敵な名前ね」
『どこが素敵だよ。なぁ、俺……』
「何……?」

『お前を造ったのが間違いだったのか?
 俺がお前への未練を捨てれば……。お前はこんなに不幸にならなかったのか?』
「馬鹿ね。過去のことを悔んでどうなるの。
 それに、私は不幸ではないわ」
『嘘つくな。俺はお前のことなら何でも解る』
「頼もしいわ……」
『なぁ、こっち向けよ』
まだ俺に背を向けているイヴの肩を強引につかみ、俺の方を向かせる。
「……」
すると、悲しげに眼を伏せた。
『悪ぃ……』
「いいのよ……」
『なぁ、お前はこれから先、どう生きる?』

「私は私のやり方で生きるわ。これから大量の血に身体を汚すかもしれない。
 でも……。私は貴方さえいれば他に何もいらないの」

Re: 血まみれ人形ごっこ(オリキャラ募集中!) ( No.31 )
日時: 2010/11/02 16:40
名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: OPVNjM8g)

八ノ章「幸福への道」

今日は訪問者はおらず、お菓子を食べたり、トランプをしたり、個人個人 己の思うままに過ごしていた。

イヴが“自らの心の歪みが出た作品”と言っていた人形、夜月彩佳は、光が気に入ったらしく、光と過ごしていた。

イヴは、一冊の本を手にしていた。

「イヴ、貴様は罪を重ねすぎた。だが、人形を作り、殺し続ければその罪は消えるだろう。
 しかし、もしも幸福になりたいと願うのなら、貴様と係わりを持った人間、人形をすべて殺せ。
 殺しの地獄からは永遠に救われなくなる。それでも幸福を望むなら」

そう書かれていた。イヴの父が残した書であった。

「お父様、私は幸福になりたいわ」

金色の柄に豪華な宝石が散りばめられた剣を手にし、イヴは向かう。

たかが一つの幸福を手に入れるために、永遠の地獄を背負う覚悟をして。
 

Re: 血まみれ人形ごっこ(オリキャラ募集中!) ( No.32 )
日時: 2010/11/02 16:57
名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: OPVNjM8g)

九ノ章「救いなき者」

剣を持ったイヴが大広間に現れたとき、誰もが動きを止めた。

「皆、私は幸せになりたいの」
「ごしゅじんさま…… だいじょうぶ わたしにはりかいできる。
 だけど わたしたちも ほんきでむかう」
「勝てると思うなよ、木偶人形ども」
最初に戦ったのは柩だった。柩も短剣を手にする。
「身長差のハンデがありすぎる。身長と手足の長さは同じにしてやろう」
すると、人形達の手足、身長が伸びる。

「はっ!」
最初に攻撃を仕掛けたのは柩。だが、その攻撃は軽々と受け止められる。
「その程度か、壊れモノ」
そう言うと、柩の首に剣を刺した。
「……Il giudizio finale sta per essere emesso」
“最後の審判は下されてゆく”

「たぁっ!」
次にかかってきたのは天使。人形達の中でも1、2を争う強さを持つ。
「貴様も壊れモノにすぎない。図に乗るな」
次はその剣で目玉を抉る。
「……Nessuno puo emendarsi dal peccato che scorre nelle vene」
“身体を流れる血の原罪からは 誰も逃れることはできない”

「つっ、次は私です!」
遠慮がちだが、確かに攻撃を仕掛けたのは乙女。
「躊躇があれば私を殺すことなどできない」
剣を横に振ると、乙女の首が飛んで、少女の足元に転がる。
「姉さん!!」
「……Sperare」
“この願いは”

「姉さんの仇!!」
「恨みで己を失ったか?」
姉と同じように、首を斬って殺す。
「……e peccato……?」
“罪ですか?”


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