ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- CLIME CHOICE
- 日時: 2010/10/31 09:32
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
- 参照: http://www.dejavu.jp/~webmaster/upbbs/users/test/img/1286535744.jpg
はい、どうもこんにちはwww
またお前か、と思った人は今すぐ大爆発し(ry
というわけで、新作です。
もうコメディには手をつけません。ここではシリアス一本でやってきます!!
さて今回はマジでダークな作品に挑みたいと思います。
内容的には短編になるのかなー
ま、やっていきながら徐々に方針決めたいと思いますwww
では、はじめます。
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- Re: CLIME CHOICE ( No.1 )
- 日時: 2010/10/31 09:35
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
- 参照: http://www.dejavu.jp/~webmaster/upbbs/users/test/img/1286535744.jpg
プロローグ
あなたはご存知だろうか。
日本で犯罪を犯したものがどうなるかを。
駐車違反は罰金を取られ、殺人は死刑になる。
まさか、そんな風に考えているのだろうか。
だとしたら、あなたは重大な勘違いをされている。
何? では一体どうなるのか?
そんなにこの国の闇を見たいというのか?
……いいだろう、ではとくと、闇をご堪能あれ…
- Re: CLIME CHOICE ( No.2 )
- 日時: 2010/10/31 09:47
- 名前: 金平糖 ◆dv3C2P69LE (ID: jM89U6Tv)
キャーッ!いち様よー!キャーッ!素敵ー!キャーッ!握手してー!キャーッキャーッ!
プロローグからしてもう面白そうですね!頑張ってください!
- Re: CLIME CHOICE ( No.3 )
- 日時: 2010/10/31 10:37
- 名前: スサノオ (ID: 4yRqeNGS)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
うお!!
いち様の新作だっ!!
プロローグからして格がちがいまするww
金平糖さんの次に俺にも握手しt(ry
楽しみにしてます!!
- Re: CLIME CHOICE ( No.4 )
- 日時: 2010/10/31 10:47
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
- 参照: http://www.dejavu.jp/~webmaster/upbbs/users/test/img/1286535744.jpg
EX—1 「運任せ刑法」
知っての通り、この日本と言う国には他の国と同じく法律が存在する。いわば生きていくうえのルールだ。
これを破ると、しかるべき処置を受けることはあなたもご存知だろう。
だが、日本が他のどの国にもない特別な方法で処罰を与えるということは知っていただろうか?
一部のものしか知らないその法律を「運任せ刑法」という。
一体どういうものなのか、少し見学していこうか。
さて、ここは特別裁判所と呼ばれる施設だ。
まもなく、ここに4人の犯罪者たちが集められる。
少し時間があるから、4人について詳しく説明しよう。
まずは1人目。佐藤和也、22歳男性。犯した罪は強制わいせつ罪。
次に。槙原洋子、31歳女性。犯した罪は詐欺罪。
3人目は井上恭介、18歳男性。犯した罪は窃盗罪。
最後に田代麻里、21歳女性、犯した罪は殺人罪。
………おっと、彼らが到着したようだ。もっと詳しい情報はおいおいということで。
ここからは自動実況機械に任せるとするか。
部屋に入れられてから30分が立ったが、4人の中で口を開いたものはいなかった。
時々咳払いがする以外に音がなかった部屋の静寂が破られたのはさらに10分が経過した頃だった。
不意に、ドアが開いた。
4人が驚いてドアを見ると、そこには制服を着た男がいた。
「今から裁判を始める」
男は短くそういったが、4人には全く意味が分からない。
「裁判って…ここですんのか?」
強制わいせつ罪を犯した佐藤が真っ先に口を開いた。
「裁判官は? 弁護士は?」
続いて詐欺罪の槙原が男に問いかけた。
が、男は何も答えない。
答える代わりに、何かを放ってきた。
カタンと音を立てる。
近くにいた窃盗罪の井上が拾ってみると、それはどこにでもありそうなトランプだった。
「……これで何をするの?」
殺人罪の田代が言った。
「今からこれでポーカーをやってもらう。それでお前達の処罰を決めるんだ」
『は?』
4人の声が同時に響く。
「詳しいルールは紙に書いているから読め。こちらでモニターしているから不正行為などは一切認めない。なお刑は終わったら即座に実行する。以上だ」
そういうと制服の男は紙を一枚地面に置くと、部屋から立ち去った。
質問するまもなく裁判を始められた4人は、仕方なく紙を読み始める。
紙には、次のようなことが記載されていた。
『これから行うポーカーについて、ルールを記載する。
まずポーカーはカード5枚の「役」を作るゲームだ。決められた役の強弱によって勝敗を決する。
役とは決められたカードの組み合わせのことである。
強弱については、強い順に、ファイブカード、ロイヤルストレートフラッシュ、ストレートフラッシュ、フォーカード、フルハウス、フラッシュ、ストレート、スリーカード、ツーペア、ワンペアである。
カードの組み合わせの説明については図を参考にすること。
また、カードが気に入らなかった場合、1回に限りカードのチェンジを認める。不要なカードを捨て、捨てた枚数と同じカードを山札からひくこと。
勝負はポイント制とする。
1位の者のみが1ポイント獲得し、10ポイント獲得したものから勝ち抜けとなる。
なお、今回あなた方に与えられた処罰は、懲役2年、懲役10年、終身刑、死刑の4つだ。
勝ったものから好きな刑を選ぶこと。
以上 』
一通り読み終えた4人は未だにわけが分からないといった顔をしている。
「こんなことで刑が決まるのかよ…!!」
「信じられない! 何考えているの!?」
口々に文句が発せられるが、だからといって状況が変わるわけでもない。
最初に腹をくくったのは、詐欺罪の槙原だった。
「しょうがないでしょ、私達は理不尽な目にあってもしょうがないことをした。だったら早くポーカーやって勝敗決めましょ?」
その言葉に、残る3人も次々と心を動かされた。
結局、紙を読んでからわずか5分後に最初のゲームが始まった。
4人に5枚ずつカードが配られ、ゲームがスタートする。
「じゃあ、私からね。カードを2枚換えるわ」
槙原が手札から2枚を裏返してその場に置き、山札から2枚抜き出した。
「俺は……換えなくていいわ」
井上は交換なしで挑むことにした。
「私は1枚」
田代は一枚を交換した。
「俺は3枚」
佐藤もカードを交換し、オープンの段階へと進んだ。
『せーのっ!!』
一斉にカードがオープンされる。
「よっしゃ!!」
叫んだのはカードを交換しなかった井上だった。
結果は、槙原がワンペア、井上がフルハウス、田代がツーカード、佐藤が役なしだった。
これで井上に1ポイントが入り、あと9ポイントで井上は勝ち抜けとなる…
だがまだ彼らは知らない。自らの人生をかけたこのゲームの恐ろしさを…
獲得ポイント数
佐藤 0pt
槙原 0pt
井上 1pt
田代 0pt
- Re: CLIME CHOICE ( No.5 )
- 日時: 2010/10/31 10:50
- 名前: いち ◆ovUOluMwX2 (ID: PmZsycN0)
- 参照: http://www.dejavu.jp/~webmaster/upbbs/users/test/img/1286535744.jpg
金平糖s、スサノオs
早速のコメありがとうございます!!
頑張りまする!!
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