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モノクロライフ
日時: 2010/11/16 20:27
名前: 亜音 (ID: bC.dMz2a)

初めまして、亜音と申します。
この場で小説を書くのは久しぶりですが、読んでいただけると光栄です。



登場人物紹介

柴渡 麗人(しばわたり れいと)♂
殺し屋をする男

龍稀 華連(りゅうき かれん)♀
謎の女。

柴渡 麗羅(しばわたり れいら)♀
麗人の妹


まだ増えるかも・・・です。

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Re: モノクロライフ ( No.32 )
日時: 2010/11/13 20:32
名前: 亜音 (ID: bC.dMz2a)

い、いつのまにやら参照が100突破!

皆様、ありがとうございます!

これからもがんばります♪

Re: モノクロライフ ( No.33 )
日時: 2010/11/13 21:14
名前: 亜音 (ID: bC.dMz2a)

「・・・まあ、そうよね。あなただもの。いいわ、わかった」

ルーチェと呼ばれた女は、少しつまらなそうに言った。

「・・・・・・どうでもいいから、早く何とかしろ・・・」

一方のウルフがしんどそうに言う。

ルーチェは意地悪い顔をした。

「いいのかな・・・?私にそういうことを言っても・・・?あんたの今は誰のおかげであると思ってるのかしら?」

ウルフの言葉がつまる。

ルーチェは相変わらずいやな目でウルフを見続ける。

部屋に沈黙が続いていた。

しばらくして、ルーチェがため息をつき言った。

「ごめん、意地悪しすぎたわね」

暗い部屋に、少しだけぬくもりを感じ取れた。

「いや・・・別に・・・」

少しだけ温かみのある言葉。

ほんの少しの愛、かもしれない。

Re: モノクロライフ ( No.34 )
日時: 2010/11/14 16:14
名前: 美輝 (ID: KLpo2fZJ)

おめでとうございます!!

Re: モノクロライフ ( No.35 )
日時: 2010/11/14 21:52
名前: 亜音 (ID: bC.dMz2a)

「さあ、とりあえず戻りましょうか!」

ルーチェが笑っていった。

「その匂い嫌なんでしょ?服も着替えるべきね」

さっきまでの意地悪い表情が嘘のように、優しい笑顔だった。

それにつられるように、ウルフの方も自然な雰囲気になっていった。

「さ、これを飲みな」

ルーチェが薬のようなものを二錠、鞄の中から取り出した。

白い錠剤で、どこにでもありそうなものだ。

しかし、今のタイミングで取り出すには不適切に思えるものだった。

ウルフは、それを受け取り・・・・・・飲み込んだ。

「・・・ん・・・う・・・くう・・・」

少し苦しそうなウルフの声。

ルーチェは少し心配そうにしながら、見守っている。

「・・・・・・あ・・・・・・くああ・・・」

・・・誰もが目を疑う光景だ。

ついさっきまで20歳前後に見えた男が、謎の薬を飲んだ瞬間、中学生程の少年になってしまったのだから・・・。

Re: モノクロライフ ( No.36 )
日時: 2010/11/16 20:56
名前: 亜音 (ID: bC.dMz2a)

「・・・すっきりした?ウルフ」

「おかげさまで、ね」

ウルフは、顔の構造は変わっていないがずいぶんと幼くなっていた。

「そっれにしても・・・驚きだよねえ、まったく・・・。
まさか、最強で最凶と謳われている殺し屋『ウルフ』が、たったの中学一年だなんて・・・」

「・・・・・・」

殺し屋、『ウルフ』・・・。

この世の<闇>と呼ばれる・・・人を騙し、悪に染まる人間を排除する謎の人物。

その男に狙われた者は・・・必ず、殺される。

殺し方は残虐・残酷で、死体を見ると、つい同情してしまうだろう。

しかも、死体は殺したところに放っておいたまま・・・つまり、どんなところで殺そうと構わないということだ。

しかし・・・まさかそんな残酷な人間が12歳だなんて思うだろうか?


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