ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 心 のある ヒューマノイド
- 日時: 2010/11/05 21:52
- 名前: メルー (ID: 3VupkIjK)
はじめまして & こんにちわ
反省せずに新しく立てては続かないメルーです…
今回も衝動的ですが案が浮かんだので書きます。
読んだ方はアドバイス&感想下さい。
*メルー の目標*
5話まで頑張る
*応援して下さい*
☆お客様☆
・翔 さん
★ありがとうございます★
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- Re: 心 のある ヒューマノイド ( No.2 )
- 日時: 2010/11/05 21:57
- 名前: メルー (ID: 3VupkIjK)
【語句説明】 ※ロボット三原則は実際とは少し違います
ヒューマノイド:人型ロボットの総称
アンドロイド:ヒューマノイドの中でも男性の形をした物
ガイノイド:ヒューマノイドの中でも女性の形をした物
心:意思
ロボット三原則:下の三つ
Ⅰ・人間に危害を加えてはならない
Ⅱ・人間の命令には絶対服従
Ⅲ・ⅠとⅡに反さない範囲で自己の防衛をする
【登場キャラ】
☆波咲 隆 なみざき たかし ♂ 16歳 高1
容姿:黒髪 黒の瞳
☆27号 ♀
容姿:銀の長髪 青の瞳
- Re: 心 のある ヒューマノイド ( No.3 )
- 日時: 2010/11/04 18:42
- 名前: メルー (ID: /0hTj/fO)
【1話】
『今日の天気予報をお知らせします。』
俺は学校に出発する前にニュース番組で天気予報をチェックする。
言っとくが 別にお天気お姉さんが目当てじゃないぞ。
純粋に天気が知りたいだけだ。
『今日は全国的に晴れるでしょう。』
俺は窓の外を見た。
春の終わりが近く また 夏の到来 が近いのを知らせる様に太陽の光が地面一杯に降り注いでいる。
「今日は良い日になりそうだ。」
俺は一人で呟く。
何故 一人なのかって?
答えは単純。
両親とも忙しくて家にほとんどいないんだ。
父さんはヒューマノイドの研究で研究所。
母さんは有名なデザイナーとしてパリにいる。
小さい頃はもちろん寂しかった。
だが、友達と慣れのお蔭で今は寂しいとは思わない。
俺は学校に行く為にテレビの電源を消そうとするが……
『臨時ニュースです。昨夜 波咲さんの研究所のヒューマノイドが一体 逃走したとの事です。』
—— 波咲 ——
俺はその単語に体の動きが止まる。
波咲は俺の苗字でもある。
つまり 今言った研究所は父さんの研究所の事。
ニュースは続く。
『情報ではこのヒューマノイドには戦闘用のプログラムが組み込まれているらしいです。見つけた方はすぐに警察の方に連絡をして下さい。 それでは今日のニュースを終わります。』
ニュースが終わり次の番組が始まる。
俺はすぐにテレビを消した。
今から父さんに電話して詳しい話を聞いてみよう
俺は一瞬 そう考えたがすぐに諦めた。
聞いた所で教えてくれる事もなさそうだし、第一 聞いた所でどうする?
俺がそのヒューマノイドと接触して闘う訳でもないし。
俺は考えを改めながら玄関で靴を履く。
そして そのまま
「行って来ます。」
一人で呟いて家を出て学校へ向かった。
- Re: 心 のある ヒューマノイド ( No.4 )
- 日時: 2010/11/04 22:03
- 名前: 翔 (ID: tgcfolY3)
メルーさんの作品面白いです!!
更新がんばってください
- Re: 心 のある ヒューマノイド ( No.5 )
- 日時: 2010/11/05 21:49
- 名前: メルー (ID: 3VupkIjK)
翔 さん
初コメありがとうございます!
目標が達成出来るよう頑張るので応援お願いします!
- Re: 心 のある ヒューマノイド ( No.6 )
- 日時: 2010/11/07 13:14
- 名前: メルー (ID: QBu8QfZi)
【2話】
終礼を告げるチャイムが鳴り、今日といういつもと何も変わらない日が終わった。
この時間から、生徒はみんな部活動や帰宅等のそれぞれのじかんになる。
もっとも 俺は部活には入っていないから帰宅する以外にやる事は無かったりする。
部活に向かう友達に別れの挨拶を言い、俺は一人で1年用の玄関に向かった。
言っておくが寂しくはないぞ。
俺は一人でいることに慣れているからな。
そのまま 上履きを靴に変えて俺は玄関から校門に向かい家に帰ろうとしたが、そこで見知った奴を見かけた。
そいつは青く長い髪をポニーテールにして、こいつもまた一人でいた。
名前は 椿 音 。
名前も苗字も漢字一文字という珍しい名前の持ち主。
まぁ、実際は俺の幼稚園から幼馴染だったりする。
昔はよく一緒に遊んだが、学年が上がると共に遊ぶ事も減り、同じ高校に入った今ではクラスが違う事もあり話す事なんて滅多に無い。
だから 俺は普通に目の前を通ろうとしたが、
「ちょ、ちょっと!」
そんな 俺の腕を音が掴んで引き止める。
「何?」
俺は驚いたが、顔には出さないようにして尋ねた。
「何って…幼馴染がこうして一人で立っているのを黙っていく事無いでしょ?」
「いや、だって特に言う事なんて無いし…」
「バカッ!」
バカって……ヒデェ…
「さよなら とか、何してるの? とか、誰か待ってるの? とか沢山あるでしょ!?」
「分かった分かった……じゃぁ、さよなら。これで良い?」
「!!もうアンタなんか知らない!勝手に帰れば!!」
音は フンッ と鼻を鳴らして怒ってしまった。
言えって言ったから言ってやったのにそれで怒るなんて理不尽にも程があるぞ。
と言ってやりたかったが、更に怒られては困るので俺は気にせずに帰った。
後ろから、ため息と同時に『…鈍感…」という呟きもあったが気にせずに帰った。
歩いて15分くらい。
家に着いた。
二階建てで白を基調としたデザイン。
まわりは少し高めの塀で囲まれていてプライバシーもしっかり保護。
……必要無いけどな。
俺はそんなことを考えながら入り口を開けて、玄関に向かうのだが……そこには思いもしない客人がいた。
玄関の前には銀色の髪を夕日に映えさせながら、白い布に身を包む女性が倒れていた。
唯一布に包まれていない顔は布に負けないぐらい白かった。
—— それが 俺 と 27号 の出会い ——
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