ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ブラッディ・レイン〜届かない叫び〜
- 日時: 2010/11/07 23:35
- 名前: Alisia ◆08dfVNzaPg (ID: D1V3wC8j)
初めまして、Alisia(アリシア)と言います。
観覧有難う御座います。
初心者です。
まず最初に、お願いがあります。
1、荒らしや中傷コメントはしないで下さい。
基本中の基本、暗黙のルールです。
必要最低限のことだと思いますので、よろしくお願いします。
2、批評(中傷を含む場合)は出来るだけ避けて下さい。
ある程度の批評は個人的にもお願いしたいと思います。が、出来るだけ中傷コメントを含む批評は避けていただきたく思います。
3、グロ表現があると思います。苦手な方はスルーしてください。
4、また、更新は気まぐれ更新になります。
「気まぐれ更新になんか付き合ってらんねぇよ!!」という方はお勧めいたしません。
初投稿になりますので、至らない点があると思いますが、宜しくお願いします。
また、お気軽にコメントしてくれると嬉しいです。
でも、必要最低限のことはお守りください。
これから宜しく御願致します。
現在登場中のキャラクター
主人公 ヴィルレイト・ヴィダルカ
金髪(地毛)碧眼の少年。
偽りの平和に疑問を感じている。
意外と無口で無表情が多い。背は高めの175。
カヲルに続いて頭がいい。
友人・アイカ
茶髪で緑色の瞳。童顔。背ちっちゃい。
バカと言われるほどのバカ。
友人・カヲル
銀髪で蒼い瞳。背も高めの170。
メンバーの中でまともな方。
暴走したアイカをなだめられる唯一の人間。
ヴィルとは親友で、相談役。
メンバーの中で一番頭がいい。
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- Re: ブラッディ・レイン〜届かない叫び〜 ( No.2 )
- 日時: 2010/11/06 12:50
- 名前: Alisia ◆08dfVNzaPg (ID: D1V3wC8j)
プロローグ
死という概念は何があっても覆されない。
たとえ、それに抗おうとする者が居たとしても。
不老不死の願等、届くはずが無いのに。
一章 大都市
町は雑音に溢れている。
耳を塞いだとしても、その音は絶え間なく響く。
平和が一番素晴らしい。
そういったのは誰だったか。
「・・・・ああ、嫌な日だ」
ふと、無意識に声が漏れる。
思わず口を押さえ、天を仰ぐ。
目に沁みるほど痛い太陽の光。
それは、何かの話にも似ていた。
—————大都市、アズール。
変わらない日常の中、それは変わり始めていた。
少年はふと思った。
退屈しない日々が、何よりも望んでいることだ。と。
「ヴィル、どうした?」
前を歩く少年がふと、声をかけてきた。
ヘッドホン越しに聞こえる声は小さかった。
柔らかな笑みを浮かべ、少年は応えた。
「何でもないよ」
大都市アズールが出来たのは、少し前のことだ。
日本が第三次世界大戦に敗れ、大帝国に降伏したこと
がきっかけだった。
大帝国、ヴィサンドラは日本を支配下に置くために、
トウキョウを大都市にすることを決定した。
そのお陰なのか、日本は世界でも上位の地位を得ることが出来た。
偽りの平和、そう嘆く人も居た。
偽りの平和に意味はあるのか。
少年はずっと考えていた。
遠くで聞こえる友人の声。
それも、偽りの平和で手に入れたもの。
——————偽りの平和。
平和という檻の中で飼い成らされた人々。
「・・・・・嫌な夢だ」
一章 end.
- Re: ブラッディ・レイン〜届かない叫び〜 ( No.3 )
- 日時: 2010/11/06 13:17
- 名前: Alisia ◆08dfVNzaPg (ID: D1V3wC8j)
何だか調子がいい(何故)ので、二章もいきます。
二章 ヴィサンドラの宝(前)
「ヴィルヴィルヴィール!」
交差点で、ようやく追いついた友人の一人が抱きついてくる。
「気色悪い、早く退け」
「やんだ酷ーい!カヲルー!ヴィルレイトがいぢめる
おー!」
友人達との下校途中。
一緒に居る友人は五人居る。
抱きついてきたのが、ムードメーカー的な役割をする
アイカ。アイカって言う名前で女と判断する人も少な
くない。
だが、れっきとした野郎だ。
そのアイカをなだめているのが、カヲル。
カヲルはグループの中で一番頭がいい。
それで、アイカに抱きつかれたのが主人公、ヴィルレ
イト・ヴィダルカ。
彼らは全員、アズールの私立校バールディライト校の
高等部に所属している。
もう、夏は過ぎ、肌寒くなってきた秋。
友人も出来始め、青春を謳歌(しているつもりは無い)している。
「なぁなぁ!ヴィル!ヴィサンドラの宝って知ってるか!?」
アイカがカヲルに抱きついたまま、聞いてきた。
思わず、「はぁ?」と聞き返す。
「カヲル、どういうこと・・・?」
一番まともなカヲルに聞くと、苦笑しつつ応えた。
「歴史の授業でヴィサンドラについて学んだろう?」
「ああ・・・そういえば」
「それで、ヴィサンドラには国宝があるって話をした
ら、俺たちでとりに行くぞっ・・・・て」
呆れた。本当に呆れた。
一学生である自分達が国宝を手に入れて何をするんだ
と思った。
「国宝で何するんだ」
「売って大もうけ!」
「バカだろ。てか、バカじゃないの」
ヴィルが連続して言った。
「そもそも、国宝なんて持ってたら怪しまれるって」
カヲルが苦笑しながら言う。
アイカはぶすっ、と頬を膨らませた。
「何だよなんだよぉっ!カヲルまで!」
流石に呆れたのか、カヲルもフォローしない。
さらに、アイカの頬が膨らむ。
「もういいっ!一人で探しに行くぷー!」
くるり、と踵を返し、アイカは反対方向へ進む。
カヲルはぽかん、とした後に呟いた。
「・・・・本気だったんだ」
続く
- Re: ブラッディ・レイン〜届かない叫び〜 ( No.4 )
- 日時: 2010/11/07 23:23
- 名前: Alisia ◆08dfVNzaPg (ID: D1V3wC8j)
第二章の中盤と中盤のとあるやり取り
遺跡めいた施設の中。
多くの人が集まっていた。
その人たちはよく見ると、全員、白衣を着ている。
集まっている人々の中心地には、カプセルがあった。
カプセルは大きく、人ひとりはゆうに入られるぐらいだ。
「これが・・・」
白衣の一人が呟く。
カプセルの中のものに向かって。
「ああ、そうだ。これがヴィサンドラ最終兵器」
厳しい目をしたまま、一人は頷く。
カプセルの中。
その〝もの″が動く気配は無かった。
あるやり取り end.
- Re: ブラッディ・レイン〜届かない叫び〜 ( No.5 )
- 日時: 2010/11/07 23:53
- 名前: Alice ◆wke.gc9kKg (ID: D1V3wC8j)
わー面白いですね!!!
ちょっと 今 掲示板の人に呼びかけてみました♪
読者、増えると良いですね
- Re: ブラッディ・レイン〜届かない叫び〜 ( No.6 )
- 日時: 2010/11/07 23:57
- 名前: Alisia ◆08dfVNzaPg (ID: D1V3wC8j)
有難う御座います!!
励みになります・・・。
本当に、有難う御座います!
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