ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Are You OK?〜完結。〜
- 日時: 2011/02/13 00:01
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
初めまして、ポアロンと申します。
ヘタだし面白くないこんな小説を読んで下さる方———貴方は最早神!!ええ、どうか宜しくお願いします。バンバンコメ&アドをください。辛口でも構いませんよっていうかむしろ辛口のが嬉しいです(←Mだとか思わないでくださいね!?)。
※注意※
・荒らし様、大変申し訳ないんですが、ここは君達のようなお子様が遊ぶ場所ではありませんので、そこんところを宜しくお願いしますね
・私が嫌い又は私の書く小説が嫌いという方、別に無理に読まなくていいです。逃げちゃってww悪口とか書かれてもこっちが嫌な気分になっちゃうんで。
・コメなどは大変嬉しいのですが、ここで『友達募集中』だとか、『彼氏(彼女)募集中』とか、あとコピペとか、とりあえずそういうのも、やめてほしいです。ぶっちゃけうざいんで。
うーん、まぁこんなところでしょうか。なんか注意書き長くなってすみません。
あー、あともう1つ。この小説を書こうとしている当の本人がグロいの苦手ということで(じゃあ書くな)あんまシリアスとかにならないと思います。それでもいいよ、という優しい神様方はこのままプロローグを御読み下さい————の前に、キャスト紹介です。
§キャスト(主な登場人物)§
-妖精-
★ハニー・ミッシアム♂
【黒妖精(悪魔)。悪戯が大好きな15歳の少年】
一人称:ボク
サンプルボイス
「ボクは別に何もしてないけどな〜?」
「さてと、キミとももうお別れかな」
「ごめんね、こんな奴で」
★フレイブル・アルクレイド♀
【黒妖精。ハニーの悪戯を、やりすぎないよう見張るツッコミ役の少女。ハニーと同い年で、ツンデレ】
一人称:あたし
サンプルボイス
「べっつに気になってなんてないわよ!!」
「は!?どうしてあたしがあんな奴…!」
「嫌いだって言ったら嫌いなの!」
★ヒミミャ・フールガス♂
【黒妖精。ハニー、フレイブルの執事(というか世話係)をしている。いつもにこにこ笑顔で、何を考えているのかわからない】
一人称:私
サンプルボイス
「さて、私もそろそろ御暇しましょうか」
「いえ、執事ですからこれくらい出来なければ」
「何なりと御命令を」
★エリィ・ブァーン♀
【黒妖精。人をいじり倒すのが大好きな20歳前後の女性。普段は毒舌(辛辣)キャラだが、たまに壊れることがある】
一人称:私
サンプルボイス
「貴方みたいな人っていじめ甲斐があっていいわぁ」
「男は皆滅びればいいのよ」
「考えるだけで寒気するわ」
★ダーク・ブレイク♂
【黒妖精でダークネス・デッドパーソンタウンの王。
キャラ壊れが何か激しい人】
一人称:俺
サンプルボイス
「世界を救えるのは妖精だ」
「俺は信じない、人間の力なんて」
「お前と俺は昔はあんなに仲良かったのにな……」
☆アクロマニュム・パインダー♀
【白妖精(天使)。如何なるときもクールフェイスを崩さない。一部では、『氷の天使』とも呼ばれ、恐れられているらしい】
一人称:わたし
サンプルボイス
「わたしは今を生きれるだけでも幸せ」
「いいえ、許さない」
「じゃあ、何をすればいいの」
☆スベイク・ハニア♂
【白妖精。アクロマニュムのことが好きなのだが、本人曰く片思いらしい。アクロマニュムに近づく者は、何であろうと殺そうとする。そのためか、ヒミミャにはヤンデレと呼ばれている】
一人称:オレ
サンプルボイス
「愛が必要な世界さ」
「アクロ以外どーでもいいし」
「え、めんど」
☆クロス・トメイル♀
【白妖精。優しく、可愛い、皆のアイドル的存在。天然なところが、その可愛さをぐっと引き出している。しかし体が弱く、病弱である】
一人称:私
サンプルボイス
「じゃあね、次はあのお店行こ!」
「うーん、私は別に気にしないよ〜?」
「ええっ、何でそうなるの〜!?」
☆フルル・マーロン♂
【白妖精。片言な喋り方をするが、友達思いの優しい少年】
一人称:俺
「俺に会うのは久し振りだ。よな?」
「好きだって今言う」
「じゃあ声も聞けないってことか」
☆ライト・フローラル♂
【白妖精でハッピータウンの王。
結構国民優先な人。約束は絶対守る派】
一人称:私
サンプルボイス
「私は騙されなどしんぞ」
「ふん、下衆が」
「貴様、正気か!?」
-人間-
・石谷 藍 男
【何処かうざったい喋り方をする。マイペースで変人で、不思議少年】
一人称:俺
サンプルボイス
「えっとね〜、俺今すっごく楽しいよ〜」
「え〜、何で俺ばっか無視するのさ〜?」
「ねぇねぇ、皆で写真撮ろうよ〜」
お客様
・蜜蜂(栞。)様
・かりん様
・神楽 妖様
・涼原夏目様
・紅蓮の流星様
・李厨夢様
・羅樹様
------------------------------------------------
ただの私の我が儘でしか無いのですが、また来て下さい!
目次
プロローグ
>>1
第1話『黒と白の歴史』
>>3
第2話『雷の夜』
>>5
第3話『銃声』
>>6
第4話『コイワズライ』
>>7
第5話『血の誓い』
>>9>>10
第6話『Let's go ningenworld』
>>11
第7話『人間界で』
>>12>>13>>14>>34
第8話『声を聞かせてよ』
>>35>>39>>40>>43>>47>>48>>51>>53>>61>>65
第9話『君の悲鳴で目覚めよう』
>>85
番外編第1話『アクロマニュムの不思議体験〜幼少時代〜』
>>15>>22>>33
どれもぐちゃぐちゃですが。
是非読んで下さると嬉しいです。
用語
言力———→黒妖精が使える言わば魔法の一種。呪文を唱えて話したい人の名前を呼ぶと、離れていても黒い穴を通じて会話ができる
仕事———→コレは小説を読み進めていればいずれ解るので、意味は載せません
人間界———→そのまんまです。人間が住んでる国。
妖精界———→妖精が住む国のこと
白妖精———→天使のこと。ふさふさした羽を生やしている
黒妖精———→悪魔のこと。ギザギザした羽を生やしている。魔法が唯一使える種族
ハッピータウン———→白妖精が住んでいる街のこと。別名「幸せを運ぶ街」。奇麗で可愛いと評判の街。しかしとある歴史が……
ダークネス・デッドパーソンタウン———→黒妖精が住んでいる街のこと。別名は「暗黒の死者の街」。年中真っ暗で、腐敗臭が絶えない
白黒戦争———→白妖精と黒妖精が現在繰り広げている戦争のこと。今のところこの話に深くは出てきていない
通り魔———→簡単に言えば魔物。人間。これも深くは出てきていない
フェアリーライフ———→妖精の命。人間で言えば心臓。これを手に入れた者は神になれると言っても過言ではない
お客様紹介(?)と用語付けたしました〜
はい、ほっといたらいつの間にか参照300突破してた件について。
嬉しいです、有り難う御座いますっ♪
キャスト紹介欄、目次欄を出来るだけ見やすくしました!!
あ、それと名前変えました。緑紫と書いてりょくしと読みます。
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- Re: Are You OK? 参照100突破しました! ( No.39 )
- 日時: 2010/12/18 18:00
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: ※ノイズとポアロンは同一人物です
「あぁ……やっと見つけた、“フェアリーライフ”。これを王に届ければいいのね、面倒臭い。どうしてこんな高価なものをあのブタ野郎に渡さなきゃいけないのかしら、それも私の手で、直接。気持ち悪いから触らないでほしいわ」
それから、呪文———言力を使うエリィ。
『ハニー』
すると、ハニーの様子が現れる。
———あれは白妖精?
———何故はニーが白妖精なんかと一緒にいるのかしら。
そう思いながらも、ハニーに話し掛けるエリィ。
「ハニー、私の仕事は終わったんだけど…。貴方は貴方で、何か用事でも出来たみたいね」
『ご名答。ちょっとコイツと話がしたくてさ。
先帰ってていいよ、エリィ。じゃぁね』
———先帰ってて『いいよ』って何なの、いいよって。
———連れて来てもらった身のくせに、偉そうにしてんじゃないわよ、ガキのくせに。
「あー、帰るの嫌だわ。
それにあっちに帰ったって今、夜だし」
———まぁ、昼でも夜でも変わらないけどね。
———どうせ年中真っ暗なんだから。
☆★
「へー、ニホンって本当面白いところなんだねぇ」
「ああ、俺も人間界では、この国が一番好きだ」
2人の妖精が、のそのそと歩く。他愛も無い会話をしながら。
「あ、そうだ。茶を飲んでいかないか。この店の茶、美味いんだ」
「へー、じゃぁ寄ってこうか。
あんたの正体教えてもらうのにも、丁度いいしね」
☆★
「で、キミ名前は?」
紅茶を飲みながら、白妖精の少年に訊くハニー。
「知らなくてもいいことだ」
緑茶を飲み干しながら言葉を返す白妖精の少年。
「いやいやぁ、折角会ったんだ、これも何かの縁。名前くらいさ、教えてよ」
「クサい台詞吐いてまで俺のこと知りたい?」
一緒にイチゴパフェとチョコパフェを頼みながら言い合う2人(余談ですが、勿論店員さんは2人のことを人間だと思っています)。
「あーもう、何でそんなもったいぶるわけ?名前なんて結局いつかは忘れられるものなんだから、今くらい
教えてくれたっていいだろ!?」
「忘れられるならば教えなくたって変わらない。
それに俺は、一定の奴としか情報交換はしない」
パフェを交換しながらも、情報交換は一切し合おうとしない2人。
「もしかして、そんなに口に出すのが恥ずかしい名前なのかな?じゃぁボクが思う存分笑ってあげるから言いなよ」
「俺はそういうことを平気でする奴は嫌いだ」
支払いをしながら言い合って、言い合いながら店を出て行く2人。
「ボクさぁ、そろそろ帰るよ」
言い合いも落ち着いて、2人でゲームをやっている途中。不意にハニーが立ち上がる。
「ならば、俺も帰ろう。
白妖精はあっちに戻る時、色々面倒だからな。一緒に帰らせてもらってもいいか」
「え、何ソレ。バイトは?」
「バイトなんてしていない」
———ずっとだまされてたのかよ。
「まぁいいや。
じゃ、どーぞ」
2人の足元にミニブラックホールのような穴が空く。
「あと言い忘れたんだけど…
ボクの名前は、ハニー・ミッシアムっていうんだ、宜しくね」
「奇遇だな、俺も今言おうとしていたところだ。
俺はな、フルル・マーロンだ」
ボクはキミ達の住んでる日本、結構好きだよ。だからキミたちもボク(らの国)を好きになってね☆
byハニー
- Re: Are You OK? ( No.40 )
- 日時: 2010/12/19 16:45
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: ポアロン・ポーちゃん・ポアetc.あだ名で呼んでくれる人感激!
ダークネス・デッドパーソンタウンとある屋敷
「あーもう、何なのよ!?ハニーの馬鹿!!何でいないのよ」
イライラ混じりにソファのクッションを殴るフレイブル。
その部屋———フレイブルの部屋は、部屋、と呼ぶには少し大きすぎる。全体的に壁、床共に茶色で、小窓に付くカーテンはお城に有りそうなものを思わせる程。何より全てが高級品っぽいのだ。
「ハニーを探してるなんて、可愛いお悩みね、フレイブル」
「!?」
声のしたほうを振り向く。
ピンク色の艶がある、腰までの髪を揺らして、赤い何かが染み付いた黒い短いドレスを着ている女が現れた。
「エリィじゃない!久し振りね。……ていうか…その服、どうしたの?」
「服?あぁ、人間界の…そう、アメリカでね、仕事こなしてて」
———あぁ、血か。
———アレ?でも、おかしいわね。
———王が、エリィに仕事を渡すなんて。
「ねぇエリィ」
1つだけ、気になることがある、という感じでエリィに訊くフレイブル。
「王がエリィに渡す程危険な仕事って何?」
“王”という言葉が出てきて一瞬体を震わせるエリィ。しかしきちんと答えてくれる。
「別に危険ってものじゃないわよ。
ただそうね…しいて言うなら、
グロッキー
かしらね」
☆★
———あぁもう、どうすればいいんだろう?
———何をしたらいいんだ?
———誰に訊けばいいんだ?
———アクロを手に入れる為には、どうすればいいんだよ。
———オレは彼女を独り占めしたいけど
———彼女の苦しむ姿とか、悲しむ姿とか、見たくない。
———いっそのこと、嫌いになれたら、なんて
———思ってなくも、無い
ベッドに寝転がりながら考え事する夜の11時。スベイクはただただ考えていた。
彼女が、アクロマニュムがどうすれば自分を見てくれるかと。
どうすれば自分の気持ちを受け取ってくれるのだろうかと。
複雑な気持ちが交差して、
いっそのことアクロマニュムを消してしまえばいいんじゃないかとも、思ってしまうようになるほど。
発 狂 し て い た 。
もういっその事、壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して壊して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して壊して愛して壊して愛して壊して壊して壊して壊して愛して愛して壊して愛して壊して壊して--------------------------------------
「本当の“愛”」って、何?100文字以内で教えてよ
byスベイク
- Re: Are You OK? ( No.41 )
- 日時: 2010/12/19 19:14
- 名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: EWuSebNO)
気まぐれで来てみました。適当に流し読みしたら気付かれないうちに退散するつもりでした。
・・・はいはいお気に入りお気に入り。
という訳で紅蓮の流星はその世界観に惹かれてまだ全部読み切ってないのにコメントしちまった次第で。
でも読破しますとも。ええ読破しますとも。
これからも更新頑張ってください、応援しています。
- Re: Are You OK? ( No.42 )
- 日時: 2010/12/19 19:37
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: 気軽に呼びタメOKよ←
いやああぁぁぁああああぁぁxっぁぁぁxっぁっぁあ←落ち着け!とりま落ち着け!!
いやいや落ち着いてられるかっ!!!!
ま、まさかあの紅蓮の流星様がこんなクソ駄文を読んでくださって、しかもコメまでしてくれるって、えぇぇええぇぇぇぇ!!!!?
夢……だろ?
——————しばらくお待ちください——————
痛いです、ほっぺたつねってきましたが、夢ではなかったようです。じんじんします。
ま、マジで!!?本当に!?信じられん!!←そろそろ落ち着け
こここここ更新、ですか!?ははははい、亀さんで宜しければ精一杯頑張ってこの身を貴方様に御捧致しましょう…!!←やべぇ、こいつ収集つかねぇぞ
おおおおおおおおおおお応援して下さってありがとう御座いますうぁああああぁぁぁ!!
いつもは涙なんか認めない私だけど今日は認めます!!枕の一部がべしょべしょです、涙の所為です。
あぁ、本当に有り難うごじゃいむす(←言えてない!)紅蓮の流星様あああぁぁ!!!
最後に、こんな駄文でよければ頑張って執筆致しますので、またどうか、愛を…じゃなくて、またどうか、来て下さいっ!!!←「コレ、読んで下さいっ!!!」と言ってラブレターを渡し走り去る少女のように言ってみる。
ああぁぁ、嬉しすぎるー♪
- Re: Are You OK? ( No.43 )
- 日時: 2010/12/20 19:01
- 名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: 熱っぽい…←
夜中。
眠れない、眠りたくない。
月夜の明るい夜。
撃たれたところがよく痛む。
———きっと今でも戦争は続いてて…
———私よりも重い、辛い激痛で苦しんでいる人がいるんだ。
アクロマニュムとスベイクが部屋から立ち去って約10分。
眠れないのを機に、今までの出来事を、自分の頭で自分なりに思い出す。
———何で戦争なんて起こるんだろう。
———妖精同士なんだから、仲良くすればいいのに。
ベッドの中でうずくまって、今もまだ続いているであろう、白黒戦争について考える。
1人だが。
———戦争は嫌い。
———だって、みんなの命を奪うから。
———信頼を壊すから。
———無駄な血を流して、何が楽しいの?
———皆皆、バカだよ。
———仲間を失いたくないのなら、しなければいい。
———信頼を無くしたくないなら、仲良くすればいい。
「なんでこんなに不平和なの………?」
☆★
「おやエリィではないですか。お久し振りですね」
豪華な個室で怪しいことを行っている男と、その部屋を開いた瞬間後悔の色を見せる女。
ヒミミャ・フルーガスと、エリィ・ブァーン。
エリィは着替えてきたのだろうか、さっきとは正反対の、真っ白な、純白のドレスを身に纏っていた。
ヒミミャは相変わらず執事服である。
「ちょっとあんた……何気持ち悪いことしてるのかしら?」
表情を曇らせて質問するエリィ。
「気持ち悪いことって……。ただの解剖じゃないですか。
人間の体内を色々と調べてるんですよ。ほら、見てください、これ。心臓っていって、私達には無いものがあるんですよ」
「フェアリーライフと同じだけどね」
「それはまた違うのではないでしょうか」
そう言いながらまたヒミミャは人間の遺体(?)に向き直り、メスで切ったり目玉を押し潰してみたりと、半分子供のようなことをやっている。
「あぁそうだ、エリィ」
と、突然手を止めエリィの方へ向かってくるヒミミャ。
「なぁに?気持ち悪いから半径2m以内に近付かないで頂戴ね」
にっこりしながらキツく言うエリィ。
「これ、エリィに渡しそびれていたものなんですが…受け取ってくれますか?
——————婚約指輪」
☆★
「あー、いてててて……。って、アレ?此処ってもしかして…ハッピータウン?」
「みたいだねー。
いや〜、すごいすごい。これがちまたで噂の妖精界かぁ〜」
「!?」
妖精界・ハッピータウン夜11時25分。
ハニーはフルルという少年とニホンから去り、妖精界に戻ってきたところだった。
誰にも見つかることのない、暗い路地裏で。
なのに。
なのに。
「誰だよキミはぁ!!?」
「ん〜?俺の名前はぁ、石谷 藍っていうんだぁ〜。人間だよ!」
———んなの匂いで分かるっつのボケ!!
「で、藍…だっけ?何で此処にいるの?」
「真っ黒な穴に引きずり込まれちゃったから!!」
「嘘吐け、自分から飛び込んだんだろが!!」
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。
男なんて今直ぐ私の前から消え去って頂戴!!!
byエリィ
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