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- 探偵ミリュウ 第一話
- 日時: 2010/11/07 16:04
- 名前: 紺碧 (ID: zPUN4CtQ)
プロローグ
探偵ミリュウ、かつては天才とまで言われていた探偵。本当は「名探偵ミリュウ」という「名」までついていたが、ある事件で一気に位が下がってしまった。そのせいか、奴も探偵らしい探偵もやめて今は小さい事務所で「人の過去を探ります」という内容で仕事をしている。本名、里井龍地(さとい りゅうじ)。
第一話「初めての客」
暑い真夏の日々が続く2010年。
こんな日々の中、龍地の探偵事務所に一人目の客が来た。
「こんにちは。ミリュウさんはいますか?」
一人の女性がボロアパートにやってきた。
「はい、何でしょうか・・・。」
灰色のパジャマで寝起きの髪。いかにも20代前半のフリーターという感じの男が出てきた。
「あの、依頼をお願いしたいんですけど。」
「ミリュウというのはやめてください。それは若いときのあだ名で勝手に看板にそう書かれただけですよ。あっちゃ〜。着替えてきますからそこの椅子に座っててください。」
「あ、はい・・・。」
そして3分後、龍地が戻ってきた。
「よし、内容を聞こう。」
「え〜と、この人の過去を調べて欲しいいんですけど。」
「へ〜。まともに「過去を調べて欲しい」といいにきたのはあなたが初めてだ。で、この人とあなたの関わりは何ですか?」
アパートに看板があり、それでもあまり目立たないからだれも客も来なく、しかも過去なんて調べて欲しいという人もなかなかいない。
「ってことで、僕も依頼されるのは初めてなんですよ。で、僕的に調べる方法としては、インターネット経由がメインです。ですけどインターネットでも限りがあるので住所を調べて張り込んで聞き出すかコッソリということになります。」
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- Re: 探偵ミリュウ 第一話 ( No.1 )
- 日時: 2010/11/07 15:37
- 名前: 紺碧 (ID: zPUN4CtQ)
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