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- 夢の世界にサヨウナラ
- 日時: 2010/11/08 16:46
- 名前: ぴらふ! (ID: /yMGlo86)
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きっとこの声が一つになるとき
私たちの世界は、幸せに包まれて
平和になっているんだ
差し込んだ希望の光を消してしまわぬように
心にずっと 体にずっと とどめておこう。
また輪になって笑える日々を 夢見て
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はじめまして。ぷらふです。名前の由来はピラフが好きだからd(ry
初心者です・・・!!!よろしくお願いします!!
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- Re: 夢の世界にサヨウナラ ( No.1 )
- 日時: 2010/11/12 22:36
- 名前: ぴらふ! (ID: 8S3KaQGB)
第一話
狂った世界に常識など存在しない。
私たちは今この瞬間死ぬかもしれない状況の中にいる。
だからこそ人は生きる。
笑う。平和を、幸せを願い続ける。
後悔をしないように。
*
黒く、重い雲が空を覆っていた。
やがて雨が降り出し、コンクリートの地面にしみこんでいく。
草木に雨粒があたる音。頬をかすめる冷たい風。
「う・・・・・。」
全身が痛い。焼けるように熱い。
右手を少し動かしてみる。
それから、左手、右足、左足、順番に動かしていく。
そして、ゆっくりと起き上がった。
猛烈な痛みに顔をしかめるが、少し安心する。
ギリギリ、五体満足。
しかし、その身体に負う傷は想像以上だった。
服はズタズタ、擦り傷だらけ。
コンクリートに、自分の血と思われるものがべったりとついている。
唯一傷が少ないところといえば顔ぐらいだろうか。
少年は、不思議な空間にいる。
空は夜のように暗い雲が覆っている。しかし、地上波というと。
ただひたすらコンクリートの地面が続いている。
建物も人も、何もない。そこには、少年しかいない。
地平線の向こうまで、何も______
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イチホ
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