ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 黒薔薇アリス。
- 日時: 2010/11/14 18:37
- 名前: 雛月 りん (ID: tH3mbyH6)
初めまして、雛月 りんです。
こちらのサイトへの投稿は2回目ですが、
1回目は、没ってしまいました……。
まだまだ、未熟な上、下手ですが、暖かい眼で
見守ってくださると、喜びます^^
+./ 注 意 ! /.+
● 流血表現、殺人表現など、グロテスクな表現が
撒き散らされています。
ある程度、グロテスクについていける方でないと
危ないかもしれません。
● コメント・アドバイスは、命の源です。
いつでも受け付けています。
● コメント・アドバイスでも、辛口すぎる・暴言・
悪口などは、受け付けません。しゃっとあうと!
以上の3つを守っていただけると、嬉しいです。
それでは、この作品が少しでも皆様に楽しんで
いただけるよう、努めてまいりますので
よろしくお願いします。
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- Re: 黒薔薇アリス。 ( No.1 )
- 日時: 2010/11/12 17:14
- 名前: 雛月 りん (ID: tH3mbyH6)
+——プロローグ。
『真っ白なアリス』
ひょっこりと、『白いソレ』は現れるという。
『白いソレ』は毎晩、色々な教会に現れて、
何かを待つとか。
何をまっているのかと訊ねれば、『白いソレ』は
可愛らしい、無垢な笑顔を浮かべて、
「お迎えだよ」
と。
『白いソレ』が待つのは、真っ黒で彼女と
正反対の者。
「いつか、迎えに来てくれるの。悪い子のわたしを」
- Re: 黒薔薇アリス。 ( No.2 )
- 日時: 2010/11/12 17:13
- 名前: 雛月 りん (ID: tH3mbyH6)
+——1話
『天使=殺人少女』
1人の殺人者が、世の中を騒がせていた。
教会での、殺人事件。
黒薔薇を抱えた、まだ生温かい人間が色々な方法で
殺害されている、今日この頃。
教会には、『天使』が現れるという噂が、
どこからか、流れていた。
仏教が盛んな聖園姫町の教会に、毎日その『天使』
は現れ、何かを待っている。
そんな噂が流れたため、殺人の容疑は真っ直ぐに、
その『天使』に向けられた。
しかし、警察が『天使』を取調べをしようとしても、何百もある教会を探すには無理があった。
なにしろ、聖園姫町は、住民が少ないため100人もの警察官が居ないからだ。
警察は、混乱していた。色々。
その『天使』は、13歳の少女だとも知らずに。
- Re: 黒薔薇アリス。 ( No.3 )
- 日時: 2010/11/12 17:40
- 名前: 雛月 りん (ID: tH3mbyH6)
♪
「お、お願いッ! 天使さま……ッ! 殺さないでぇっ!」
怯えて、震える体を小さく丸めて座り込む女性。
また、殺人がおきようとしていた。
深夜の教会。
明日と今日の境目。
小さなひとつだけの蝋燭が、純白な白い服に身を包んだ天使のような少女の姿を、不気味に照らしていた。
その手には、白い可愛らしい手袋をした細い手に絡む、鉈。
それを、涙が溜まった大きな眼を見開いて、女性は見る。
少女は、口元をゆるませて、ゆっくりと女性に近づく。
「あたしは、天使なんかじゃない。真っ白な、そう。
アリス。さぁ、選びなさい。1から10までの好きな数字。それで、あなたの運命が変わる」
淡々とした口調で、少女は言う。
その声は、幼いのにひどく透明だった。
恐怖で、声さえも思うように出ない女性は、大きく体を震わせて、下を俯いたまま、白い少女に怯えていた。
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