ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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紅の世界—狂花
日時: 2010/11/13 18:41
名前: 魅華月 (ID: SiB1Ygca)

こんにちわ。魅華月みかづきです。

初投稿だし、初心者だし、小学生の私が、シリアス・ダークに挑戦します!

暖かい目でみてくだせい!
おかしい所があったら教えてくだされば有難いです。

流血注意。

色々間違えてるかも。それでも良い方は、どうぞ!

では 始めます。

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Re: 紅の世界—狂花 ( No.1 )
日時: 2010/11/13 19:11
名前: 魅華月 (ID: SiB1Ygca)

16になったら一度でも血を浴びなくてはならない。

20になったら親を捨てなくてはならない—。

それが この琥珀村の掟だった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しかしあの日ある革命の手でこの村の掟は変わった。

この狂った村の掟を、
あの狂った紅色の革命家が・・・・。

【寒い】

この村に 綾音と言う村娘がいた。

17才の赤い髪、黒い目をした普通の少女だった。


しかし16才の時 人を刺せず、村人からは裏切った、

臆病者と 馬鹿にされ、家を追い出され 家族を殺さ
れて、一人寂しく外で寝ていた。


寒い—。
毎晩 そう言い、泣いていた。

ある日 綾音に村長から手紙が届いた。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アヤネ。

コンドノ マンゲツノトキ、
ヒトノチヲアビロ。

ソウスレバイエモカエス。

ムラノイチイントシテヤル。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
綾音は手紙を読み 怒りを覚えた。

『家より 家族を返せ。』
そういいたかった。

そこで綾音は考えた。

—二度と 誰もこんな悲しい目にあわせたくない。
そうする方法が 一つある—


村長がいなくなれば 村の掟は変わる。

人ごろしの命令も はたせるある方法。

『村長を殺せば—』

手紙を握り締め、決心した。
村をかえよう。


否定する者も、すべていなくなれば、
私も 優しい子も、平和に 自由になる。

母、父も子を失くさずにすむ。

綾音の顔を 紅い月が奇妙に照らした。
表情はまるで 悪魔のように—。

Re: 紅の世界—狂花 ( No.2 )
日時: 2010/11/13 21:32
名前: 魅華月 (ID: SiB1Ygca)

【これが私の使命と思う】

綾音はもうすぐ犯罪者となる自分に怯えている。

満月はもうすぐそこ。手紙と凶器の斧はすでに用意をしている。

村の人は こんな私をどう思うか。

許さない人も 私は殺さなければ。

この事は 他の人々にばれないようにしなくては。

綾音はそっと凶器と手紙をバックに詰め込んだ。

〜実行当日〜

この日はとても いい天気だった。
今夜 満月がよく見えそうだ。

今夜月の光に当たっているときは 私はもう真っ赤の殺人鬼になっているだろう。

何人 殺せばいいんだろう。

どのくらい汚れればいいんだろう。

どのくらいで許してくれるんだろう。

疑問は出てきた。山程・・・

今日で 私の良心ともサヨナラしなくちゃ。

心の準備をして、緊張をもみほぐした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
夜、いつもより月は奇妙に 紅く光っていた。
血で汚れても 分からないほど周りは真っ赤に染まっていた。

今宵、私が人を殺すことを知っていても、
村長が殺されることは 誰も知らない。

それどころか みとめぬ人も殺す事など知る術もない。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
村長の家はここからしばらく歩く。

一歩一歩と、足を踏み込む度に、緊張とともに、
もうじき掟は終わり、開放されると言う安心感もあった。

Re: 紅の世界—狂花 ( No.3 )
日時: 2010/11/14 15:56
名前: 魅華月 (ID: SiB1Ygca)

紅い世界で 綾音は立っていた。

薄暗く 奇妙に光は地面を照らしていた。

【紅の匂い】

村長は家の中でお酒を飲み、一緒にいる仲間と笑っていた。


あの仲間たちにばれたらまずい。

帰るまでまとうか

それとも全員—・・・。


しばらく考えていると 仲間はぼちぼちと帰りだした

チャンスはいましかない。

勢いよく 家の扉をこじあけ 中に進入。


思い切りナイフを突きつけた。







村長は逝った。

紅の液体を落とし、
私を悪魔を見る目で睨みつけて・・・。


何もかも紅くなった私を 紅い月は隠すように周りを紅く染めていた。


明日には村長が殺されたことがばれて、私はきっと、
殺されてしまうかもしれない。

理解者が独りもいなかったら

私は全員を殺さなければならないのか—?


後悔。

その言葉が頭を過ぎる。

怖くなってしまった。

何もかも紅い この世界が。


自分の良心に押しつぶされ、

もう 自分も死んでしまおうか。などと考える。

しかし 私は革命を起こそうと殺した。
今頃なんだ。

生きて、革命で世の中が変わるのを見るというのも、私の使命なのだろうか。

そういう考えが膨らむ。

死ぬのは止すが、明日 朝早くに町に逃げよう。
水で血を流し、偽名を使い、

事が落ち着くまで・・・。

綾音は急いで、血にまみれた服を洗い、自分の体も
洗った。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
翌日、当然のように村は大騒ぎになった。


『村長が殺された!』

『村はどうなる!?掟も決まりも守りもかき消されるのか!!』

ガヤガヤ ワイワイと賑わった。
しかし綾音が犯人と一発で分かった。

綾音は 現場に指輪を落としてしまっていた。

全員綾音をさがすが

綾音はすでに村をあとにしていた。。


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