ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

貴方に生を、僕に死を     完結。 皆様本当に有り難う!!
日時: 2011/01/20 18:42
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)

私のこと知ってるひとはどうもこんにつわ。駄文ですが、どうか見てやってください。初めてのひとも、こんにつわ。駄文しか書けないポアロンです。えぇ、ごめんなさいね、駄文しか書けないんですよよよ。
さ、注意書きいこうか!↓


                           !注意書き!
!荒らしや悪口はやめてください
!みたら出来るだけコメ・アドお願いします
!私が嫌い、または私の書く小説が嫌いな人は、見ないでください
!自殺願望者がヒロインなお話です。多少グロいですが、恋物語も入るかなぁ、と思いますので、そういうのが苦手な人も見ないでください




とにかく守って欲しいのはこんだけです。
↓登場人物紹介です。最初は少ないですが、増えていくと思います。


                           !登場人物紹介!
名前:加藤 祐樹(カトウ ユウキ)
性別:♂
年齢:15歳・高校1年生
一人称:僕
二人称:「君」、「○○さん」、「○○君」
性格:誰にでも優しいが、引込み思案なところも。2重人格であり、裏の性格はとても冷酷。
容姿:黒髪短髪。身長は並より少し小さい。15歳。目の色は黒。普段着はよくパーカーにジーパンという格好をしている。
その他:特に無し。
サンプルボイス
「僕でよければ力になるよ」
「じゃあ死ねば」


名前:丘実 茉梨(オカミ マリ)
性別:♀
年齢:15歳・高校1年生
一人称:わたし
二人称:「あなた」
性格:何処かズレている少女。自殺願望者。無口で、不思議なオーラがいつも漂っている。
容姿:茶髪長髪。身長は並より小さい。15歳。目の色は茶色。私服はジャージ、又は学校の体操服。外に出るときも、よっぽどのことが無い限りこの服装。
その他:ナイフは絶対所持。
サンプルボイス
「特に無いって言ったら皆怒る…?」




名前:伊谷 唯(イタニ ユイ)
性別:♂
年齢:10歳・小学4年生
一人称:オレ
二人称:(大抵の人には)「アニキ」、「アネキ」
性格:何でもを知り尽くしたかのような口調の少年。見た目は小学生、頭脳はそれ以下。色んな人と付き合い、沢山の情報を持つ少年。普段はヘラヘラしている。
容姿:多分小学生。身長は150センチ。童顔で、喋らなければ女の子と間違われ易い。白い無地のTシャツに、デニムズボンを穿くような格好をよくする。茶髪で、頭丸い(Drrr!!の正臣みたいな感じです。わかんない人はググってみよう)。目はぱっちりしていて、少し茶色っぽい。
その他:いつでも自転車と一緒。
サンプルボイス
「オレはアニキたちよりは常識人なつもりっすよ」
「アニキもアネキも、まだまだっすね」




名前:丘実 由梨(オカミ ユリ)
性別:女
年齢:9歳・小学4年生
一人称:ワタシ
二人称:お前
性格:姉(茉梨)Loveっ子。茉梨が自分以外の人間と話すのを嫌がる。簡単に言うとヤンデレっ子。
容姿:地面に付きそうで付かない長い髪の持ち主。黒髪である。目は濁った赤色。よく着る服はパジャマor病院のやつ。
その他:茉梨以外は大っ嫌い。茉梨の真似をして包帯を巻いたりしているが、怪我はしていない。
サンプルボイス
「茉梨しか。愛せ、な。い」
「ワタシは茉梨が好きで好きで好きで好きで好き。なの」



名前:古町 雨流(コマチ ウル)
性別:女
年齢:15歳・高校1年生
一人称:あたし
二人称:きみ・〜君/ちゃん
性格:おっとりしていて笑顔が可愛い。大人っぽい印象を抱かれがちだがまだ高校生。そして人と同じことをするのは嫌いという、若干のへそ曲がりちゃん。
容姿:腰まである黒髪をサイドテールで結っている。目は茶色が混ざった黒。季節感を全くと言っていいほど気にしないので、冬でも花柄ワンピース。寒いのには慣れてるらしい。
その他:身長170cmで高い。隠れヤンデレ。
サンプルボイス
「もう、探したよ〜」
「引き千切りたいほどアイシテル……」




名前:伊谷 憂呼(イタニ ユウコ)
性別:女
年齢:24歳
一人称:アタシ
二人称:あなた、お前
性格:若干黒いが根は優しい
容姿:秘書のようなスーツ姿。髪は黒髪で、おだんご(?)にしてある。目は黒。眼鏡を掛けている。身長は173㎝
その他:唯の姉
サンプルボイス
「アタシを的にまわしたら厄介だよ」
「ドライブ?いいよ別に」


オリキャラ投稿してくれた方々とオリキャラのプロフ



ヴィオラ様>>6
水練様  >>7
浅葱様  >>11

となっております。



お客様(※オリキャラ投稿してくれた方々はお客様には入りません)

夜兎_〆様
かりん様
螢様(元蜜蜂様)
涼原夏目様
夢樹様
遮菜様
風菜様
まる様
羅螺様
ミホ様
ゆn様
ぴえろ様
桜音.*°様
魑魅魍魎様
楓様
です。↑に名前が載ってない人とかいたら言って下さい。載せときますんで(まぁ、そんなにお客様なんて
来ないと思いますけどね)。

はいお客様15人突破ァァァっ!!
皆様本当に有り難う御座います。
もしよければ違う小説にもコメしてやってくだ(((
                          
    
   目次
1話-死にたがりのラプソディ-
>>1>>2

2話-心の中のグラフィティ-
>>5>>10>>12>>13>>19>>24>>35>>38

3話-狂いっぱなしのシスターズ-
>>40>>41>>42>>67>>76>>78>>80>>91

3話「祐樹の白昼夢」編
>>47>>51>>53>>55>>60

4話-ハートにしまった思い-
>>103>>136

エピローグ
>>137

イメージソング集
>>139



やったよ神様!!←
え、いきなり頭ぶこわれたんじゃないかって? いやだってさ!!参照600突破だよ!?んむむむぁー、嬉しすぎるにも程があるんだけどやっぱ嬉しいからにへへーってなる←もう頭おかしい

ひえええええええっ!!!
新年スタート切ろうとしたら返信100でしたぁ!!
本当に嬉しいです、有り難う御座います!!
これも皆様のおかげです、本っ当に有り難う御座いますうあああああああああああ←



はいそして。
完結しましたぁ--------------------------------!!
今まで応援&コメして下さった皆様、有り難う御座います。
無事完結出来た作品はこれが初めてなので、とても嬉しいです。本当に有り難う御座いました。
次作、そして他の作品共に、応援して頂きたいな、と思っております。これからも宜しくお願いします。





えーっとですね、完結しましたけども何か名残惜しいということで、人気キャラ投票開始します←笑

ちなみに期間は2011年1月10日〜2011年1月17日までの1週間でっす★

---------------キャラ投票用紙---------------

好きなキャラの名前は?【】←1人だけです
そのキャラの好きなところは?【】←無記入でもおkですが、書いてくれたら次のキャラの参考にするかもしれません
この小説を読んでの感想を教えて下さい【】
最後に作者にメッセージお願いします!!【】

---------------有り難う御座いました-------------


是非宜しくお願いします(ぺこり

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36



Re: 貴方に生を、僕に死を〜コメ・アド下さい、宜しくお願いします〜 ( No.37 )
日時: 2010/12/03 18:07
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)

はい、テスト終わったからこれからまた更新できるよ。頑張ります

Re: 貴方に生を、僕に死を〜コメ・アド下さい、宜しくお願いします〜 ( No.38 )
日時: 2010/12/03 18:38
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)



とある廃墟。

「此処に茉梨さんがいるの?」
「えぇ、いますよ」
その答えを聞いて安心し、廃墟に入り込もうとする祐樹。
「あぁアニキ、待ってくだせェ。
オレが合図するまでは、入ってこないで下さいね」
「?うん」
よく解らないがこくりと頷く祐樹。

『ギギギギィィィ……』「誰だッ!」「名を名乗れェ!」
   「俺達のアジトに入ってくるたぁ、どこのドブネズミだ」
       「殺せ」「殺せ」「殺せ」「殺せ」
「ヒヒャハハァァァァ!!」
  「血祭りぃ!」
      「ひゃっふー」

よく解らないが、変な連中が中にいるということだけは確認できる。
ちらりと中を覗く祐樹。
高校生くらいの不良チームだった。

———あんな人たちに、唯君が敵うわけがない。
———やっぱり助けに行かなくちゃ。

そう思って近くにある鉄パイプを握り締めた祐樹だったが————それは不良チームの叫び声で、びっくりして落としてしまった。

「ぐぽぉ」「ぐぎゃあぁぁ」「がはっ」「ぐあああぁ」

いや違う。
風のように祐樹の傍を一瞬で走り抜けていく少女に、びっくりしたのだろうか、祐樹は。




                           ♪




「茉梨ッ!!!」
不良チームを目にも留まらぬ速さで倒した少女が叫んだ。
「茉梨茉梨茉梨茉梨茉梨茉梨茉梨茉梨茉梨まりまりまりまりまり」

———歪な愛。
一瞬で解った。
少女の表情、言葉、声、格好。
全てが狂おしい。おぞましい。

「茉梨。何故ワタシから、逃げる。の」
可愛く首を傾げながら———しかし、包丁を持って刺すぞと言わんばかりに。途切れ途切れの喋り方で、少女は茉梨に問い掛ける。
「茉梨は茉梨は茉梨は茉梨は茉梨は。ワタシ。の、もの」


「茉梨は、ワタシ、の、もの。誰にも。渡さ、ない」


心の落書きは、いつしか消えないものになっているのだろう。
そう、心の落書きとは、狂った性格。





                           2話 -心の中のグラフィティ-閉幕

Re: 貴方に生を、僕に死を〜コメ・アド下さい、宜しくお願いします〜 ( No.39 )
日時: 2010/12/11 18:31
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)

久し振りです。←誰も読んでくれてねーよwww
うん、わかってるけど書きます、3話。

Re: 貴方に生を、僕に死を〜コメ・アド下さい、宜しくお願いします〜 ( No.40 )
日時: 2010/12/11 19:23
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)

                       3話-狂いっぱなしのシスターズ-開幕




とりあえず一件落着ということで、祐樹は唯と別れ、2人の狂った女の子の前を若干他人のように歩く。

「ねぇ、君…えっと、茉梨さんの妹さん—————」

『名前は?』
そう訊こうと思った瞬間、祐樹に刃が向けられた。

「馴れ馴れしい。茉梨の。ことを、名前で呼ば、ないで。『茉梨』って、呼ん、でいいのは。ワタシだけ」

そう言ってから茉梨の妹はいったん間を置いてから

「それで。何?」
「あ、えっと…君の名前は?」
「教える必要性が感じられない。だから。教え、ない」

……結局は遠まわしに『茉梨にしか名前を呼んでもらいたくない』と言っているのだろう。

———うーん…呼びにくい…。
———名前を教えてもらわないと喋るに喋れないし…
———それに、茉梨さんの名前を呼ぶなって言われてもなぁ…

「そ…そっか…じゃぁ仕方無いね。
ところで妹さん、君包帯ぐるぐる巻きだけど、怪我でもしてるの?それに、パジャマで薄い格好だし、裸足だし…」
「五月蝿い、お前に心配される。筋合いは、無い。気持ち悪いか、ら。喋り掛けないで」
「由梨」

突然茉梨が口を開く。

「かくまってもらえる身でそんなこと言うのは良くない。彼を悪く言うなら、帰りなさい」
「ッ……!!
茉梨のバカバカバカバカバカバカぁっ!!
どうして!?何でワタシにはお説教ばかりなの!?何でコイツの心配ばっかするの!?茉梨はワタシのこと嫌いなの!?」
「違う。好きだから、説教するの。
わたしは彼もあなたもどちらも好きなの。分かって」
「……茉梨、ワタシは茉梨のこと大大大大だぁ———————い好き、だよ」
「知ってる」

———嗚呼良いな、兄弟っていうのは。
———たとえ歪んでいても、羨ましい。
———いや駄目だ、“無いものねだり”は。
———“無いものねだり”って言うか…
———“無くし物ねだり”かな。


                           


祐樹宅

「えと、じゃぁとりあえずどうぞ…」
「お邪魔しまーす」
「……」
一言言って入る茉梨と無言で入る由梨。

とりあえずリビングに入り、電気を付けながら言う祐樹。

「じゃぁ、ご飯作るから2人でお風呂でも入ってきて良いよ」
「分かった。有り難う」
「………茉梨、待って」

———やっぱり仲良いっていいな。
———僕は本当はあの2人の間にいたら迷惑なんじゃないのかな。

そう思いながらも、コンビニへと出かける祐樹だった。

Re: 貴方に生を、僕に死を〜コメ・アド下さい、宜しくお願いします〜 ( No.41 )
日時: 2010/12/12 16:12
名前: ポアロン (ID: rb3ZQ5pX)




『いらっしゃいませー』
コンビニに入ると、やる気の無さそうな若い店員さんが、祐樹に挨拶をする。
かるく頭を下げて、パンやおにぎりがあるところへと向かう祐樹。
2人とも何が好きなのかは知らないが、とりあえず食パン1袋とおにぎりをランダムに3つ買って、早足で家へと向かう。
———また自殺行為してなきゃいいんだけどな。
———でも、妹さんもいるんだし、大丈夫…かな?
そう思いながら、滑りそうな雪道を用心深く歩く。

『チリンチリン』

———?
———こんな時期に自転車?
———まさか……

「唯君?」
今日知り合ったばかりの少年の名を口にする。

「あり?アニキ、よく気付きましたねー」
「うん、だって唯君いつも自転車乗ってるんだもん。駄目だよ、雪の降ってる日は自転車なんて乗っちゃ。学校で教えてもらわなかった?」
そんな当たり前な質問をしたにも関わらず、唯は真顔で訊き返した。
     、、、、、、、、
「アニキ、学校ってなんすか?」

「………は?
あ、あの唯君、そういうボケは…」
「ボケじゃないっすよ、アニキ。学校って、何をする場所なんすか?」

———常識が無い。

彼は一体どのように育てられてきたのだろうか。
何処で。どのように。誰に。

「あの、唯君—————」
「アニキ、そろそろ夜ご飯の時間ですぜ?早く帰らないとあの2人、また何かやってるかもしれませんよ。
じゃぁアニキ、ここらで失礼」
「え、あ、あぁ…。夜道には気をつけてね…!」




                           ♪




「ただいまぁ…ってそうだ、2人とも大丈夫かな?」
そう呟いてリビングを覗くと、異様な光景が祐樹の目に映った。

「あの……茉梨さんそのワンピース、一体何処から…?」
「これ?あなたの家を発掘してたら出てきた。で、ぴったりだったからそのまま着てる」
「発掘って…僕の家を古い偉人が住んでいた所みたいに言わなくても…。
ところで、妹さんは?」
「ここに、いる」
「うわっ」

すぐ背後に、ナイフを持って立っている由梨。丁度廊下の電気が付いていない所為もあって、凄くホラーだ。

「その袋の中」
『何が入っている』と言わんばかりの目で、祐樹を見つめる。勿論、ナイフの切っ先も祐樹を見つめている。

「あ、あぁ、今出すよ」
そう言って、近くにあったテーブルの上に買ってきたものを出す祐樹。

「好きなの食べていいよ」
そう言う前に、もう由梨はおにぎりを掴み取っていた。
「茉梨さんもどうぞ」
「ジャムは?」
「え?あぁ、冷蔵庫の中にあるよ。今取ってきてあげる」
「ん」

そんな平穏な午後8時半だった。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36