ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- shake、 ≪オリキャラ募集しまーす≫
- 日時: 2010/11/26 20:08
- 名前: ヒナノⅢ (ID: T3UB3n3H)
- 参照: くりっくありがとうございます^^
┏━━━━はじめましてのごあいさつ━━━━┓
この小説は人間の欲とかをかいた、
怖ーい小説にしようと思ってます!!
更新は遅れるかもしれませんがヨロシクお願いします!
追:あと、イメージソングですが、この小説を作る時によく聞いてる曲です。
西野カナさんの「Beautiful」です!勝手に決めたんですけど、
もったいないくらいとってもカッコいい曲です。
みなさんもぜひ聞いてみてください!
Prologue、
親が早いうちに離婚して
私は父親についていった。
父親は仕事もしないでさっさとどこかに消えた。
でもその方が良かった。
もう帰ってこなくていい、死んでも悲しくない。
でもお金ももうすぐ底をつく。
家のなかでも外でも私たったひとり。
学校にも相談相手など1人もいない。
そんな孤独のなかで、ケータイが鳴った。
サイト【Shake】
簡単なことをするだけで、大金が稼げるらしい。
1つのミッションにつき20万円ぐらい。
以前の私なら怪しんで絶対にしないだろう。
でも今は違う。私は邪悪な道をひたすら歩いた。
regularcast、
◆三浦 梨香 miura rika ♀
◆愛原 結衣 aihara yui ♀
※regularは話にたくさん絡んでくる人物です(o^ω^o)
脇役、
※あとからバンバン入れていくので、乞うご期待!!!笑
————————shake、本編——————
●第一章 >>01 episode1 「別れ」
>>02 episode2 「不気味なピエロ」
>>04 episode3 「shake」
>>06 episode4 「悪夢のはじまり」
>>13 episode5 「良心」
>>14 episode6 「お仕事」
>>24 episode7 「男」
※ここに書いているものが全てとは限りません。ここの更新は少し遅れています。
- Re: shake、 ( No.1 )
- 日時: 2010/11/21 12:04
- 名前: ヒナノⅢ (ID: ADUOsQyB)
- 参照: episode1 「別れ」
私は窓に頬を押しあてた。ひんやり冷たくて、それがなんとも心地よい。
バスが揺れるたび、体に振動が伝わる。
中学3年生 三浦 梨香。
今までの私の人生は平凡で、何もない人生だった。
こんなことが起こるまでは———
梨香「ただいまぁー」
ガチャッ
父「——だから言ってるだろ!」
梨香「・・・!!」
母「——なによ!会社くびになったくせに!」
なに??
何が起こってるの・・・??
父「梨香・・・」
母「梨香!」
ママはやっと気付くと、飛んできて私を抱きしめた。
母「梨花…もうパパと別れるから」
梨香「えっなに…もうわからない…」
梨香「パパっ!!!どうゆこと!!」
『ウソ』って言って・・・
父「・・・全部本当の事だよ」
母「あんたはあの人についていって!!」
梨香「ママ!?」
母「もうママって呼ばないで」
「待ってッ・・・」
ガタッ「キャア」
なにもない床で私は躓いた。
足は震えて、涙があふれ出した。
これからもこんなことが起こったら
今までの平凡な人生にひびが入って、こんなところで躓いてしまうの??
*
チクッタクッ…チクッタクッ…
梨香「パパ。なにがあったの…??」
父「もう疲れたんだよ。お前もだろ」
梨香「〜〜…」
父「あとくびになった。会社」
梨香「・・・っ!!」
私は怒りがこみ上げた。
なんで私がこんな目に・・・??
何もしてないのに・・・大人の勝手で一気に不幸になって。
梨香「もう耐えられない!!!」
父「・・・」
ガチャ
父「待て」
梨香「なに!?もう関係ないでしょ!?離して!!!」
父「俺が先に出るよ」
梨香「は?」
パパは深刻な顔をして、ドアノブを握った。
父「じゃあな」
梨香「・・・」
これで終わった———…
不幸不幸不幸の連続で、魂が抜けるように沈んだ。
梨香「これでよかったんだ・・・」
——————————————————
次の日思ったより冷静に物事が進んだ。
両親が頑丈にしまっていた貯金箱や通帳も見つけ出し、
私は使い放題と一人うきうきしていた。
自分ひとりで料理や家事をするのは大変だったが、
もしかしたら前の生活より楽しいかもしれないと思った。
—次の日—
「ただいまー—…」
シーン・・・
梨香(あ、そうだ。誰もいなかったんだっけ)
かばんを肩からおろし、私服に着替えた。
梨香「のんびりするか」
私は脱ぎっぱなしの制服を見た。
梨香(ママに怒られる)
梨香「!!」
そういやママもいないんだ
梨香「・・・」
時計の音が心に染みた。
これからもずーっとずーっと、ひとり。
死ぬ前もひとり。
お金もいつか無くなって、
私にはなんのとりえもなくなって…
『チャララーチャラーラーラーチャーラララララー』
その時、ケータイの音が響いた
——————————————shake——————
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