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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- あじさい
- 日時: 2010/11/21 08:53
- 名前: 綺戸葉 (ID: mU8VICoz)
好き勝手なワタシ。
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≪出会い≫
月明かりが揺らめく湖面に幼い女の子の姿が写る。
女の子だけだ。
しかし、隣には青年がいる。
「・・・・・あなたはだあれ?」
青年はびっくりしたようだ。私が首を傾げると青年は苦笑した。
「私はね、ここに住んでるものだよ。君はどうしてこんな所に一人でいるのかな?」
私は俯いた。
「・・わたしね、お母さんとけんかしたの。かえれないの」
声が震えた。青年はなあんだって言う。私は隣をみた。
「大丈夫だよ。お母さんならそんなにおこってないよ。逆に心配しているんじゃないかな?今頃は・・・・。」
青年はそういうと、水面を指差した。私は目で追うとそこには泣きそうな顔の母の姿があった。私は目を見開いた。青年は立ち上がる。
「・・・・・・早く行ってあげな」
それだけ言うと青年は姿を消した。
私は一目散に駈け出していた。母のもとへ。
その後、女の子は青年に礼を言おうと何回か通ったが会うことはなかった。
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