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僕の物語〜終焉〜
日時: 2010/11/21 14:50
名前: ピーナッツ (ID: U3CBWc3a)

僕の最初の友達は━宇宙人だった━

コメントよろしくお願いします。
駄作になると思いますが、末永く温かい目で見守って下さい。


≪CAST≫
【ユウタ】
孤児院で育った捨て子。我儘な人間を恨んでいる。


【Rー05】
人型のエイリアン。額に第3の目がある。
性別は男性。年はとらず、常に容姿は同じ。ジーパンと白シャツ、スニーカーを好んでいる。

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Re: 僕の物語〜終焉〜 ( No.1 )
日時: 2010/11/21 14:43
名前: ピーナッツ (ID: U3CBWc3a)

僕、両親に捨てられた。

理由は知らない。我儘な人間だった。


僕、孤児院で育った。

暗い毎日、偽りの友情が嫌いだ。


僕、出会った。



*****

「あなたは誰?」

「……人間に見つかるとは……」

雪が降る中、僕はマフラーに手袋を身に付け、目の前に立っている男の人を見上げる。
驚くことに、男の人の額に目玉がある。

「わぉ……すごいやぁ……」

「失せろ、さっさと何処か行け。」

男の人は、辺りを警戒しながら僕と目を合わせた。
3つの目が、僕を珍しそうな視線で見つめている。

「…お前、親はいないのか?」

「いないよ。僕は捨てられたんだ。」




「一緒に、来るか?」





「…………………………うん。」





僕と男の人は手を繋いだ。
冬で手袋も何もつけていないのに、男の人の手は温かい。

「僕はユウタ。あなたは?」

「俺はRー05。」

「変な名前……。あーる…ぜろ……ご?」

僕は、初めて‘関心’というものを持った。
そして、僕は決心した。



孤児院を抜け出し、この人の隣にいよう。



「よろしく。アール。」


「……あぁ。」



2人は、雪が積もった道を歩き、そのまま暗闇へと姿を消した。


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