ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- NOIR
- 日時: 2010/11/22 11:58
- 名前: 鮎雅 (ID: UcmONG3e)
こうしてお会いできましたことを光栄に思います。
初めまして、鮎雅輝夜です。
将来の夢はライトノベル小説家。
現在ハウツー本を手に右往左往している日々を
送っております。
では、なんか長ったらしく挨拶するのも面倒なので、
次から物語が始まります。
どうか楽しんで、そして黒に染まりませんよう・・・。
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- Re: NOIR ( No.1 )
- 日時: 2010/11/22 12:12
- 名前: 鮎雅 (ID: UcmONG3e)
プロローグ
これはすべての始まりだと言えよう。
どんなに時を巡っても、これだけは変わらない。
それは絶対の定め。
いつも立ち上がるのは、真紅の薔薇。
・・・しかし、ここからは変わるのだ。
時空の歯車の噛み合わせは永遠ではない。
永遠とは矛盾であり、誰もその矛盾を解すことは出来ない。
似たものはあっても、どれ一つとして同じものは無い。
それは神の悪戯か、それともそれが運命とでも言うのだろうか。
すべての輪はこの場所に繋がり
巡り廻りそして・・・
哀しき歴史を繰り返す
時空の旅人は憂いた。
どうして、こうも人は過ちを繰り返すのか
どうして、こうも人は気付かないのか。
『大切な事に気づけない。それは本当に哀しい事デスネ。』
そう言って、彼は顔を歪めて笑った。
・・・それは、何故?
『いつか、気がつきマスヨ』
だから、僕は歴史を繰り返そう。
そういう僕も過ちを繰り返す一人である。
そして、気付かない一人である。
だけれど、繰り返すうちに新しい真実を掴める事を願っている。
時空の旅人の憂いが消える事を祈って。
鬼であった彼の眠りが安らかなものになりますよう。
僕はこの歴史を全てを体験し、そして綴ろう。
誰かがその答えを解いてくれる事を信じて 。
これはとある国の一つの歴史書
そう、“数ある中の一つ”なのだ。
そして人は新たな歴史を歩みだす。
立ち上がったのは、毒の石楠花。
悪魔の双璧は、これを吉と見るのか凶と見るのか。
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