ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- monochromeWorld
- 日時: 2010/11/22 22:28
- 名前: 赴揺 杏茄、 ◆yXm.74CAoU (ID: ywSo4AsD)
こんにちは、初めまして!
赴揺 杏茄(ふよう あんな)っていいます。物凄く変わった名前なのは……なんとなくっていうか、うん←
とりあえず、>>0で皆様にお知らせするようなことはひとつくらいしかないので、さっさと終わらせてしまいたいと思います☆(
えっと、非常に適当な作品です。題名も即興で考えたものです。
なぜならば……(ババババーン バババry←)腕ならしだから、ですね。早く言えば。
ここ最近書いていなかったせいでなぜか全くもってかけなくなってしまったので、とりあえずスランプから抜けよう! みたいな。
話も即興でここにパチパチ打っていくだけですので、脱字誤字その他もろもろひどい有様だと思います\(^0^)/
気が向いたら更新するし、手直しもするし、という感じなので、見てくださる方は気長にお待ち下さい。
ではでは。
- Re: monochromeWorld ( No.1 )
- 日時: 2010/11/22 22:45
- 名前: 赴揺 杏茄、 ◆yXm.74CAoU (ID: ywSo4AsD)
〆プロローグ
「ねえ、何色が好き?」
幼い子特有の、少し高くて耳に痛い声がそう紡いだ。
はっとして後ろを振り返ると、頬を僅かに紅潮させ、後ろで手を握った少女が錆付いたブランコをバックににこにこしていた。
──そうだ、ここは公園なんだ。
今更のように思い出し、暮れかけた夕暮れの空を見上げる。
思わず、というか反射神経というか、次の瞬間には子供を安心させるような笑顔でにっこりと頬の筋肉を動かしていた。一歩進んで、少女と同じくらいの目線に屈み、ガラス玉のように、澄んだ少女の瞳を覗き込む。
「お姉ちゃんはね……モノクロが好き」
「モノクロぉー?」
意味が理解できないのか、コクンと首を傾げて「なにそれ」とぷいと横を向いた。
「一言で言うとね、この世界のこと」
「ふーん……ありがとう」
意味がわからないのだろう、奇妙な顔をして、それでも小さく頭を下げて、少女はブランコの間を縫うようにして、公園の外へと飛び出していった。
少しだけ痛くなった膝を伸ばしながら、ぐうんと背伸びをする。
私にとってこの世界こそ、本当に本当のモノクロだ。
父も母も誰もいない、私をいじめたい神様が作ったであろう世界──。
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