ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Zone Press!!
- 日時: 2010/11/24 23:18
- 名前: スサノオ (ID: 4yRqeNGS)
こんにちわ!!
初めまして! スサノオと申します。
えっとこの作品は本来コメディのほうに出してた物なんですが書いてるうちにシリアスのほうが合ってるなあと思い作り直しさせていただいた所存でありますww
重複すいません^^;
内容はバスケットです。
結構重めの話になると思います。現時点では……。
あ、荒らしなら間に合ってますからお戻りいただいて結構ですww
あとバスケが嫌いな方とか作者のことが嫌いな方とか……?
それではスタートです!!
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- Re: Zone Press!! ( No.1 )
- 日時: 2010/11/24 23:22
- 名前: スサノオ (ID: 4yRqeNGS)
登場人物
工藤 禮(くどう れい)
15歳 164cm ポジション(シューティングガード)
本編主人公。シュートに関して天賦の才を持つ。しかしドリブルスキル、ディフェンススキルが著しく欠如しており自らを活かせる相棒が居ないとその才を発揮できない。その才があるにも関わらず高校では部に所属しておらず勧誘されているが入ろうとしない。
中森 竜一(なかもり りゅういち)
15歳 186cm ポジション(センター)
禮のチームメイト。中学から同じチームで禮とレギュラーを張っていたが高校に入って身長に任せたポストプレイだけでは通用しないことを理解しスランプ中。
禮がバスケ部に入ろうとしない理由を知っているようだが何とか禮をバスケ部に入れようとしている。
工藤 俊明(くどう としあき)
現時点で詳細は不明。
- Re: Zone Press!! ( No.2 )
- 日時: 2010/11/25 00:11
- 名前: スサノオ (ID: 4yRqeNGS)
眩しく光る複数のスポットライトが幾重にも重なり影を創った。
「先ほどの女子全国中学校バスケットボール大会は73−65で工専中学の勝利と————」
まだ先ほどの試合の余韻が醒めない会場も静かになり、ついにこの時を迎えた……。
高まる高揚感。少しばかりの緊張が更に禮を高揚させる。
体は既に温まっている。
温まった体が冷えないようにジャージを着て監督の指示を聞く。
そして試合開始直前。選手紹介の時が来た。
「柏陵中学のスターティングメンバーの紹介に移ります。4番、176cm、ポイントガード、工藤 俊明!!」
観客の歓声と共に立ち上がり、ベンチメンバーの差し出された手にハイタッチで応じる俊。コートに入るとマネージャーが俊にボールを渡す。いわゆるデモンストレーションだ。選手一人が呼ばれるとその選手が自分の得意な技なり何なりやって会場を盛り上げる。
俊はレッグスルーから素早いドリブル、ダブルクラッチで観客をわかせた。
相変わらず綺麗だ。思わず見とれてしまう。
しかも早い。技自体はそこまで難しくないがあそこまで綺麗に正確に素早くやれる奴と言ったら全国でも限られるだろう。
「5番、163cm、シューティングガード、工藤 禮!!」
俺はベンチメンバーとハイタッチしてコートに向かう。
同じようにボールを受け取る。
そしてハーフライン手前でボールを構えるといつもの感じでシュートした。
打ち出されたボールは綺麗な弧を描き、バスケット特有の心地良い音と共にネットに吸い込まれた。
俺は、ワッ!!と沸く観客に背を向けた。
先に待っていた俊とハイタッチをしてニコリとはにかむ。
「今日の調子はどう?」
俊はいつものように聞いてくる。
「ん〜。まあまあじゃねーの?5〜6割くらい?」
俺もいつものように返してやった。
この全国の大舞台で冗談を言える奴もそう多くは無いと思う。もちろん5〜6割なんて嘘だ。
今日の為にパーフェクトに仕上げたのだから。
次が竜の番だった。
竜はその身長、身体能力を如何なく発揮し3m10cmのリングにボールを叩き付けた。
一瞬の静寂の後、耳がはち切れんばかりに上がる会場のボルテージ。
俺は…
「やりやがったな……あいつ」
苦笑いだった。
やめとけと言ったのだ、俺は。
相手に警戒されるからと。まあ背が高いし最初から警戒されてるかも知れないけど……。
ほれみろ相手のベンチが急に集まって何やら話し始めたじゃねーか!!
そんな事を気にする様子もなくこちらにやってくる竜。怒る気力さえ起らなかった。
全てのメンバーが呼ばれ、キャプテン同士の握手。
そしてついに迎えたティップオフの瞬間。
審判の手によってボールが高く舞い上がった…。
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