ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ドロップ
- 日時: 2010/11/25 16:08
- 名前: サジュ (ID: lJTa6URm)
こんにちは。
初心者のサジュと申します。
ぐだぐだのファンタジーになると思いますが、見てくれるとうれしいです。
荒らしとか、勘弁してくださいっ!
このお話は、サジュの大好きなドロップを題材にしようと思います。がんばって書きます。もちろん、更新は遅いです。一ヶ月遅れたりして・・・。でも、放置はしません。約束します!
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- Re: ドロップ ( No.1 )
- 日時: 2010/11/25 16:11
- 名前: サジュ (ID: lJTa6URm)
プロローグ
欠けたキャンディどこにいくの?
売り物にはなれないよ。
何々、簡単。
かけらを探すのさ。
- Re: ドロップ ( No.2 )
- 日時: 2010/11/25 16:19
- 名前: サジュ (ID: lJTa6URm)
1話 part.1
「まい、どこに行くの。」
「んん・・・。
あ、お母さん。
レナんち。」
「そう。」
玄関の扉を閉めて、マイは息をつく。
小室 真生。
これが彼女の名前。
真っすぐ生きる。
これで真生。
まったく、都合のいい名だ。
と、マイは思っている。
「さて・・。」
マイは、今日の目的を思い出した。
- Re: ドロップ ( No.3 )
- 日時: 2010/12/22 16:13
- 名前: サジュ (ID: lJTa6URm)
一話 part2
まずは、この世界について説明しておこう。
ここは、現代魔法科学が発達した今から数百年後の日本。魔法の存在が実際に認められ、それを元に発展した社会である。
マイは、この世界に住む14歳の少女である。
「今日は、レナに会いに行って・・・。
昨日のこと、謝らなきゃ。」
マイは、今は親友のレナとけんか中。
なにしろ、レナ・・・本名は、近江麗伊菜(オウミレイナ)というのだが、彼女はおせっかいすぎる。何でもマイのことに口出しするし、おまけに気が強すぎる。けんかなんて、しょっちゅうなのだが・・・。昨日も、マイの調理実習中、おせっかいすぎた。そして、マイもキレてしまったのだが・・・。
「大丈夫。いつもみたいに、レナなら許してくれる。」
マイはひとり、つぶやいた。
大通りに出た。車が行きかい、人も行きかう。百年前は、さびれてしまった商店街の跡地だったらしい。今は、ここらで一番にぎやかな場所だ。レナの家は、この通りを過ぎたあたりの住宅街だ。
信号だ。赤のランプ。
「マイっ!!」
マイは顔をあげる。
横断歩道の向こう側・・・。
「レナ!!」
笑顔で手を振る親友。マイの心も明るくなる。
良かった!!許してくれたんだ・・・。
信号が青になる。
レナが走ってくる。
キキーッ
ドンッ
信号無視の大型トラックが、横断歩道にいる人たちをすべて、まきこんだ。
「え・・・。
嘘でしょ・・・。」
「きゃあああっ!」
「救急車だ、早く!」
何も、聞こえない・・・。
レナ・・・。
呆然と立つ、マイの心はただ、親友をおもうばかりであった・・・。
- Re: ドロップ ( No.4 )
- 日時: 2010/12/24 17:19
- 名前: サジュ ◆4mFyDWIRow (ID: lJTa6URm)
トリップつけてみました。
2話 part1
レナ・・・。
君が居たから、私は笑えた。
君が居たから、私は親友というものを知れた。
けれど・・・
お別れなんて、ひどいよ。
仲直り、してないのに・・・。
真っ黒な服を着た人々が行きかう。
マイも制服を着て、その中に居た。
「信号無視ですって・・・。」
「怖いわあ。
まだ犯人捕まってないんですって・・・。
警察がみたときは無人のトラックだったんですって・・・。」
マイは、ぼうっとして座る。
思い出すのは、あの時のレナの笑顔だけ。
「マイちゃん。
気分、どう?」
はっと顔をあげると、そこにはレナの姉のレイカが居た。
「疲れたでしょう。
一緒にお茶でもどう?」
マイのことを気遣ってくれているのだろう。
大人っぽい、優しい笑みを浮かべながら言った。
「はい・・。」
マイはレイカの言葉に、無表情に答えた。
レナの部屋で、二人は座った。
「・・・マイちゃん。
泣いちゃって、いいのよ?」
レイナは言う。
「レナは・・・親友だったの。
ひっこみじあんな私を、親友って言ってくれた。
親友って、一番仲良しな友達でしょ?
うれしかったんだよ・・・。
すごく。
・・・・・ずっと、一緒だと、思ってた。
なのに・・・。」
もうだめ・・・。
こらえていた涙が、どっと溢れ出した。
「マイちゃん・・・。」
レイナは、強く、やさしく、マイを抱きしめた。
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