ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

囚われ少女は欠けている(仮)
日時: 2010/11/29 01:04
名前: 五十鈴深又 (ID: rs/hD2VF)
参照: http://isuzu

初心者ですが、頑張って書いていきたいです♪

えー…ストーリーのジャンルは、シリアス系になっていくかなー。てカンジです。(←)
まぁ、登場人物の名前など上げますw。


[417]
性別・女
後に椎名という名前になる。

[御討桜禾]
性別・男
417に椎名という名前を付けてあげた人物。
自分の名前が大嫌い。

と、まあ二人くらいしかハッキリしてない★www
あとは後々追加してきます!!
では、次から本編でーす。w

Page:1



囚われ少女は欠けている(仮) ( No.1 )
日時: 2010/11/29 01:04
名前: 五十鈴深又 (ID: rs/hD2VF)
参照: http://isuzu


望みを一つだけ叶えてあげるよ。

誰かがそう声をかけてきた。
それは見覚えがあって見覚えのない人物だった。
説明すると、夢の中では見覚えがあり、現実では見覚えのない人物。

あるだろう?一つくらい。
さあ、なんでも言ってごらん?

気持ちの悪い笑顔を顔に貼り付けて近付いてきた。
そしてその問いかけにはこう答えた。

叶えてほしい望みなんてないよ。

と、短く簡潔に。
するとそいつはこう返してきた。

ひひひっ。
嘘つきだね、ウソツキだね?

…気持ち悪いやつ。
くだらないからどこか別のところへ行こう。
そう思ったときだった。

君はこう望んでるよ?
殺してって、つまらないって!
ひひひっ。
わかったよ、わかったよ?
君は日常がダイキライだね、大嫌いだね?
ひひひひひっ!!!

ゼロ距離の状態。
目の前に顔。
あぁ…気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い—!!!

大丈夫だよ、大丈夫だよ?
君の望みは叶えてあげる。
だから日常は壊れるよ、コワレルよ!!
バラバラガラガラグチャグチャ!
ひひひひひひっ!!!!!!!!!!!!
楽しいね?楽しいね!!!
ひひひひひひひひひひひひいひひひいっひいひひひいひhっひひいひひひいhjhdferucnewm!!!!!!!


























—ハジマルヨ、キミノヒニチジョウナニチジョウガ—



◆◆◆

Re: 囚われ少女は欠けている(仮) ( No.2 )
日時: 2010/11/29 14:18
名前: アキ (ID: eOElfXbg)

なんかすごいおもしろそ〜
はじめまして アキです。
ひひひ・・・って笑うとこゾワっとしますね。
続き楽しみです!!更新頑張って下さい。
また読みに来ますね☆
失礼しまーーす♪

Re: 囚われ少女は欠けている(仮) ( No.3 )
日時: 2010/11/29 16:03
名前: 五十鈴深又 (ID: rs/hD2VF)
参照: http://isuzu

>>アキ様

ぬぁあwwwwwwwwっ!!?!?
こ…こんなよくわかんない小説を読んでくださったお方がいたなんてっ!!
感激のあまりベランダから飛び降りれます←

おもしろそうという感想、正直に嬉しかったです★
ありがとうございます!

これからもノタノタ更新してゆきます(>ω<)ノシ

囚われ少女は欠けている(仮) ( No.4 )
日時: 2010/12/04 04:38
名前: 五十鈴深又 (ID: rs/hD2VF)
参照: http://isuzu

「……っ…はっ…はっ…」
—雨。暗い。寒い。
「…ぅっ……はぁっ……っう…」
—走る。走る…走る。
「………」
そこにいるのは少女。
その少女は走っている。
雨の中、狭い路地裏を、何かから逃れるように必死に走っていた。
「………はぁっ…はっ……っ…」
少女は階段を駆け上る。
路地に面していた錆びついた階段を、必死に、必死に。
—…今日は雨だった。
—…階段は錆びていた。
—…錆びた階段は少女の体重に耐えることができなかった。
「……—っ!!?」
崩れた足の踏み場。
少女は……—

——ドシャッ…——

少女は—落ちた。
雨のせいで冷たくなったアスファルトに。
水のたまったアスファルトに。
決して柔らかくはない、アスファルトに。

少女がそこに落ちてすぐに水溜りには鮮血が入り混じり、それはだんだんと色を濃くしていった…—。

◆◆◆

—なんてつまらない世の中だろう…—

討御桜禾はそう呟いた。
呟いたといっても、声に出してではなく心の中で。
つまらない世の中。
これまでに何回思ってきただろう…。何回?いや、何十回、何百回かもしれない。
少なくともここ最近は一日に何回も思っていることだった。
彼は別に今の日常が嫌いなわけではない。むしろ平和に暮らせていいと思っている。
しかし、それはとても退屈だといつからか思いだした。いつだったかなんて、もう覚えてはいない。
それに、いつそんな風に思いだしたのかなんて関係ない。
今そう思っているのだから。
「……どっかに非日常的な何かが転がってねーかなぁ…。ポイ捨てしてあるゴミみたいに」
と、ぼやきつつ桜禾は地面に転がっていた空き缶をおもいっきり蹴り飛ばした。
カーン…カンカン…カッ………。
「…?」
桜禾はふと足を止めた。
…あれ?と、疑問に思ったからだ。
今蹴った空き缶は意外と短い距離で止まってしまった気がした。
桜禾の脚力は別にたいしたものではないが、おもいっきり蹴り飛ばしたのだ。
それが二回ほどはねた程度で止まってしまうのだろうか。と疑問に思ったのだ。
「……げ、路地裏じゃねーか。まさか、不良同士の喧嘩で死んだ奴とかが転がってんじゃねーよな…?」
それだけはマジで勘弁してください。
と、神に祈るように手を組み、ゆっくりと路地裏の中へと入っていく。
別に路地裏に入らずにそのまま通り過ぎてもよかった。よかったのだが、どうしても空き缶が止まってしまった理由を知りたかったのだ。
そこに非日常があるのではないか…と、ほんの少しの期待を胸の端に寄せていたのも確かだった。
一歩…また一歩…。
少しずつ距離が縮まる。
そして路地裏の中ほどまで来たところで、桜禾が蹴り飛ばした空き缶が目に入った。
そしてその空き缶を目にしたとき、桜禾は口を開いた。
「………なんだ…これ…」
開いた口からは、かすれた声が漏れた。
この時、桜禾の目に入ったものは空き缶だけではなかったのだ。
…正しくは、空き缶と、空き缶ではない別の何かが目に入った…というのが正解だった。
「……は、はは。なんだよ、コレ…。何かの冗談、だろ…?」
…それは空き缶よりはるかに大きかった。そして気のせいか、自分と同じ…人間の形をしているように見える。
そしてソレの周りには大きな水溜りができていた。
確かに昨日雨が降っていたから水溜りができていることに不思議はない。
それが、雨水でできた水溜りならば。
しかし桜禾のみた水溜りは、明らかに雨水によるものではなかった。
その水溜りは、赤黒かった。
こんなのは誰がどう見たって雨水にはみえないだろう。
つまり、この水溜りは、そこにあるものから流れ———。
「———っ…ぐっ…」
そこまで考えたところで、吐気が押し寄せてきた。
ダメだ…これ以上考えては。
桜禾はそう自分に言い聞かせた。そうでもしないとこの場にはいられなかった。
「……やっぱりコレは…人間…なのか…?」
吐気を抑え、さらにソレに近付く。
一歩…二歩…。
赤黒い水溜りに足を踏み入れ、三歩…四歩とさらに近付いた。
ここまで近付き、ようやくソレがなんなのかが分かった。
「……なんだよ…なんで…なんなんだよこれは!!?」
目を疑った。自分の目は壊れているんじゃないかと思った。
そこには少女が倒れていたのだ。
不良でもなく、男でもなく、少女。
小柄な少女が、倒れていたのだ。
それも、赤黒い液体の中に…。
「……し、んでる…のか…?」
死んでいる。生きているわけがない。
桜禾は医学に関して知識はないが、これだけの血液が体内から流れ出て生きているというのはありえないということくらいは分かった。
いや、これを見て、彼女は生きている。と言う者はまずいないだろう。
「…………」
彼女との距離は三十センチほどになった。
自分でも知らない間に、桜禾はその少女に手を伸ばしていた。
そして、あと数センチで彼女の頬に指が触れそうになったときだった。

—パシャっ…—

「……っ…!?…な、なんっ…」
桜禾は慌てて彼女から距離をとった。
なぜか。
なぜなら、少女の右腕が動いたからだ。
それも、しっかりとアスファルトに手を付くかたちで。
そこからは早かった。
手を付いたと思えば次は上半身を起こし、足で立った。
目も、しっかりと開いていた。
「……な…なん……だよ…なにが…どう…」
もはや桜禾の頭の中はごちゃごちゃだった。
なにがどうなったのか、わからない。理解、できない。
少女が立ち上がったのとかわり、桜禾は地面に座り込んでしまった。
バシャッ…と、液体の跳ねる音が響いた。
「…………」
「……………」
すでに少女とは目が合っていたが、桜禾はその目をただ見つめ続けることしかできずにいた…—。


◆◆◆

うん、微妙だ(∀)←
また読み返して、おかしなとこがあったら直しますねー。

Re: 囚われ少女は欠けている(仮) ( No.5 )
日時: 2010/12/04 04:41
名前: 五十鈴深又 (ID: rs/hD2VF)
参照: http://isuzu

続き


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。