ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- マンホール下の秘密基地
- 日時: 2010/11/28 09:50
- 名前: 極光 (ID: TKFXVRMf)
クリック有難う御座います。
極光(オーロラ
と申すものです。
ヨータとして知っている人もいるかもしれません。
元ヨータです。
内容はこの現代の地球と機械大国との戦争物になると思います。
タメ、呼び捨てOKですのでどうか温かい目で見守ってくださいまし。
〜極光〜
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- Re: マンホール下の秘密基地 ( No.1 )
- 日時: 2010/11/28 12:14
- 名前: 極光 (ID: 0q4eYj7U)
つくしの芽が出始めた冬の終わりごろ、片山明元はいつも七時三十分ごろセットしている目覚まし時計ではなく自分の家の倉庫にあるネジや、ギアをごそごそと誰かが探っている音で目覚めた。
「なんだろう」
明元はそう言って、寒かったのか、タンスの横にあるクローゼットの中のパーカーを一枚はおり寝室のカーテンを開いた。
窓を開け倉庫の方を覗くと、一人の男が大きな袋に倉庫の物を次々に放り込んでいた。
「おい、なぁにやってんだ。泥棒さん。」
明元が窓からわざとらしく言うと、男は‘ヤベッ’という様に急いで袋の口を閉じようとしたが、袋に物を入れすぎてしまい、なかなか口を閉じる事が出来なかった。
明元が今のうちに、という様に急いで玄関に駆けていった。
明元が玄関に着き、靴を履いて出ると、男の袋の口もやっと閉まった。
男は袋を担ぎ、履いていたジーンズの片ポケットから携帯電話を取り出し、逃げながらも誰かに電話をした。
「もしもし、紅葉ぃ。入口開けてぇ。」
紅葉と言われる、電話の相手は、十m後ろから追いかけている明元にも聞こえるほどの大声で
「OK」
と、言った。
男は携帯を切り、再びポケットに入れた。その瞬間、目の前にある、マンホールが自動的に開いた。
「マンホールってあぁやって、開くっけ?」
明元は不思議に思いながらも男を追いかけ続けた。だが驚くのはまだ早かった。
男は無理やり、マンホールの中に袋を押し込み、自分もスルッとマンホールの中に入って行った。
- Re: マンホール下の秘密基地 ( No.2 )
- 日時: 2010/11/29 20:41
- 名前: 極光 (ID: y7oLAcgH)
「えっ?」
明元はしばらくマンホールの前に呆然と立っていた。
「行く・・・べき?」
しばらくマンホールの穴を見つめながら自分と戦っていた。
「行こう。うん。行こう・・・」
明元は大きく息を吸ってマンホールの中に飛び込んだ。
- Re: マンホール下の秘密基地 ( No.3 )
- 日時: 2010/12/04 19:00
- 名前: 極光 (ID: ZEtdBFlK)
‘ボテッ’
「痛えぇぇぇ」
明元は思い切り尻もちをついた。立つ力が出ないほどの痛みだった。
目を瞑って俯いていると自分の上で声が聞こえた。
「まさか、ここまで追って来るとは…。ほら目ぇ開けて立ってみろ。」
誰かに言われた通り、閉じていた目を開いてなんとか自分の足で立った。
「スゲー」
目の前には巨大な工場の様に様々な機械が動いていた。
明元は今まで、マンホールの下には下水道が流れていると思っていた…
「どう、びっくりした?」
声の方を振り向いて見るとそこには見覚えのある顔とそれとよく似た女が立っていた。
「あぁすごく。ってお前あの泥棒じゃねぇか。」
「まぁまぁ落ち着いて。この事は内緒な。これが俺等の壮大な秘密基地。」
「というか。お前誰?」
二人は少々黙り、明元の方にそっと寄ると言った。
「俺は 桜 こいつは 紅葉 。」
明元にはなぜか懐かしい響きな感じがした
産まれるずぅと前に聞いた事がある様な
そんな感じ
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