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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 千の鈴
- 日時: 2010/12/02 18:39
- 名前: 四元 (ID: zhJsOmgG)
小説を書いたことがあまりないのでどうなるか分かりませんが、最後までいけたらいいなと思います。
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- Re: 千の鈴 ( No.1 )
- 日時: 2010/12/08 20:36
- 名前: 四元 (ID: zhJsOmgG)
始まりの音
窓もなく闇に沈んだ部屋の真ん中に、顔の高さまであるようなろうそくたてが置かれている。そしてそのろうそくたてを囲むようにして白いローブを着た四人の魔導師がたたずんでいた。胸の前で魔術書を開き、ゆれる炎を期待のこもった目で見つめている。やがてオレンジ色の炎の内側に白い小さな炎が輝きだした。それを見た魔導師の一人が手に持っていた魔術書を閉じるとろうそくにかざし火をつけた。灰になっていく魔術書を魔導師は自分が立っていた場所に置くと満足した顔でその部屋を出ていった。残された魔導師は出ていった者を振り返ることもなく、一心に白い炎を見つめていた。やがて炎が少しずつ大きくなっていき天井に届くほどになると、部屋を出ていった魔導師の向かいに立っていた魔導師が自分の魔術書を火につけた。その魔術書を置くと魔導師も部屋を出ていった。やがて大きくなった炎の熱で蝋がとけ半分の長さまでなったとき、三人目の魔導師が魔術書を燃やし、部屋を出たいった。残った魔導師は他の三人と違い張り詰めた顔をしていて、
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