ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- Prisoner
- 日時: 2010/12/29 12:02
- 名前: ほし (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://ほし◆hosi4
この物語の主人公の少女は
牢獄に住んでいる。
しかし時間帯により、囚人でもあり、囚人でもない。
それは同じ牢獄の中にいる人も一緒。
そんな不透明な俺達でも一つだけ訴えたい事がある。
それは
「俺達は人間なんだ」
*********
まだ素人なので、気長に見てやってください。
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- Re: 囚われて ( No.1 )
- 日時: 2010/12/11 15:45
- 名前: ほし (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://ほし◆hosi4
◆囚人NO.04 仮名<四ツ森チセ>
15歳の中学生。兼ね、囚人。身長は153cm。
一人称は「ぼく」「オレ」と場合によって変わる。
髪型はショートカット。
性格はまさに男であり、アホウである。
しかし、乙女な面もある。
テストが嫌いらしい。
特技は「バク転やバク宙」。それと男装。
◆囚人NO.2 本名(半分仮名)
<クレイグ・アッカー> あだ名(クレイ)
15歳の中学生。兼ね、囚人。身長は171cm。
アメリカと日本のクォーター。
アメリカの血が四分の一である。
一人称は「おれっち」。
髪の色は黒茶。白色人種。出生地は日本。
その後、アメリカで9歳まで住んでいたが、親の教育方針でまた日本に帰ってきた。
そのせいか日本語が標準並みに話せるようになった。英語はまだ話せるらしい。
性格は、ボケているが、勉強面では頭が良い。
チセのアホウよりは一段階マシらしい。
チセと一番仲がいいというより、波長が合う。
特技は「ブレイクダンス」。
街中で一人でやっているとよく警察に声をかけらる。
◆囚人NO.5 仮名<五戸平太(ごのへへいた)>
12歳の中学生。兼ね、囚人。身長は149cm。
一人称は「オレ」。髪型は丸坊主。
牢獄のなかでは一番の常識人。元気ではあるが頭がさえている。
犬と猫が好きらしい。
背が小さく、小2のような顔のため、よく可愛がられる(いじられる)。
チセたちに甘えたいらしいが、普段の大人らしさが失われるために
あまりできないらしい。
特技は「情報収集」。
◆囚人NO.6 仮名<園山六慈(そのやまろくじ)>
16歳の高校生。兼ね、囚人。身長は178cm。
この牢獄の中では最年長である。
一人称は「自分」「兄ちゃん」。髪型は寝ぐせ。
メンバーからは仮名で呼ばれなく特別「マスター」と呼ばれている。
チセ達の中学校によく遊びに(侵入しに)くる。
「六慈」という名前で小学生によくからかわれるが、
最終的にはいつもハイチョーとジョークで仲良くなって帰ってくるらしい。
牢獄の中ではおにいちゃん的な存在である。
普段は牢屋の中でも彫刻を作るなど、
芸術面に長けている。
しかし作っているものは、先生のはげてる頭や
居眠りしている生徒など、意味深な物ばかりが多い。
性格は楽観的ですこし変わっていて親父クサイ。
*ハイチョー・・・ハ●チューと似たものだが口の中でスグ溶ける。
好きなものはハイチョーとジョーク。
特技は「ピッキング」。
- Re: 囚われて ( No.2 )
- 日時: 2010/12/11 00:34
- 名前: ほし (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://ほし◆hosi4
第一部 囚人になった理由
彼らは、ただの囚人ではない。その理由は17年前にさかのぼる。
「昨夜12時頃、××県———で殺人事件がありました——」
今も変わらず、日本は大不況に陥っていた。
夜な夜な事件が起こり、そのたびに一般人や警察官が殺された。
テロや暗殺事件も遂に起こった。
そのことに頭を悩ませた一部の政府はある裏組織に
依頼した。
「このままでは、日本が壊れる。金は出す、
最強の人間を作ってくれ———————」と。
組織は言った。
「研究はもうできている。しかしその実験はリスクが高く、時間がかかる。」
「・・・かまわない」
「材料は生まれてきた赤子だぞ?」
「!?」
「しかも最強になるには投薬してから10年たってやっと効き目が出る。
それでもやるのか?」
「クッ・・・・・・このまま十年たっても落ちるだけだッ!」
「お前もそう思うか。では———————
作ってみせよう。最強の人間を。」
そして彼らは作られた。
なぜ彼らは、牢獄にいるかって?・・それは
彼らが逃げ出さないようにする事と表社会に出さないためでの事だ。
彼らは目覚める以前の記憶を少し覚えているが、大部分は組織に消されている。
いづれも彼らが懐から出るのを恐れている事だ。
しかし、なぜかれらは、通学できるのか。
その秘密はまた次で明かそう。
- Re: 囚われて ( No.3 )
- 日時: 2010/12/29 13:02
- 名前: ほし (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://ほし◆hosi4
第二部 それでも外へは出て行ける
<朝>
「朝だ起きろ!6時だよ!全員しゅーごーーー!」
見張り役の声で囚人達はいつも目覚める。
「・・・ん・・ふあ・・・全員集合でもいっつも集合してんじゃん・・」
この眠そうな声は平太だ。
「おー上手い事言ったなー。平太!今日の給食のプリン、お前にやるよ、」
こいつは「六慈」。メンバーからは、マスターと呼ばれている。
「む、ドリフ、好きなんだよーー。察しろよーー!」
見張りの田中孝介だ。年は・・31かな?女にもう34回振られたらしい。
こいつは、まだ彼らの裏のことを知らない。彼らが
ただの罪を犯した未成年だとしか。
性格は・・・・・いいほうかな。
<食事>
そして、各牢屋の中に食料が運ばれて、食事を行う。
「チセー今日から行く学校ってこっから歩いて・・
・・・ゴクン・・30分だっけ?」
この食べながら話しているのはクレイだ。
「そーだけどさ、お前、自己紹介、
派手にすんなよ?
前なんかクラッカー、パーンってやって・・・。
片付けるのめんどいし、同時に悲しくなるぞ。」
もうみなさんお分かりの通り、少し空気が読める チセだ。
彼らは転校を何度もしている。運動能力を知られると転校を余儀なくされる。
<登校>
ここが一番ミソだ。彼らが登校できるワケ。
「さあ、みんなー。左足だせーー」
と田中が叫ぶ。
ク「はあー、逃げださねーのに、」
左足に何をするかというと、輪をつける。
一見ただのプラスチックに見えるが、
これは機械なのだ。
彼らが逃げ出したときにスイッチをONにすると、彼らが眠りにつくようになっている。
そして牢獄に帰ってくると、また外される。
<自己紹介>
中学校。3−B。
キーンコーンカーンコーン
体育会系の先生が教室の中に入った。
「きりーつ、れい、着セーキ!」
「ゴホン!静粛に。転校生が二人来たぞ!じゃ、
ふたりとも入って!」
と軽快に勧めた。
「「はい」」
「っと、四ツ森チセです。よろしくお願いします!」
(よーし!うまくいった、後は・・・)
「クレイグ・アッカーです。
クレイって呼んでください。」
(あれ?今日は普通に紹介してんじゃん?)
「そしてッ!オレからみんなにプレゼントが あります!」
「!?っ」
そして、いつ用意したのかは不明だが、ラジカセが 出てきた。
(おいいいいいいいいいいいいい!!!!)
そして音楽を流した途端、狭い教室の一角でブレイクダンスをしだした。
「やっやめろクレイ!、みんなに嫌われ
たいのか!!!」
血の気が引いていく思いの中で必死に声をだした。
「いやだ!みんなに俺の思いを伝えるンだ!」
もうだれも止められないかもしれない。
教室の全員は戸惑った顔をしている。
(もうこうなったら、・・・)
チセはダンスをしているクレイの右手をつかみ、
「こんの!KYがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
背負い投げをした。
「いてーよ!何すんだよ!俺の華麗なダンスッ
ぷりを・・」
「みんな困ってるじゃん!もうこの学校でも
終わったよ!くっオレ達のせ・・・」
「ガハはハッはハッはアハはハッはハッは!」
教室が笑いに包まれていた。
「「???」」
「二人とも、すごく面白かったよ!ありがとな! せっかくのところ申し訳ないけど、
席についてくれ。」
(んん?ま、いっか・・・)
チセは安堵のため息をついた。
- Re: 囚われて ( No.4 )
- 日時: 2010/12/27 23:50
- 名前: ほし (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://ほし◆hosi4
<夜>
田中「よーし、お前ら、気をつけて会に行ってこいよー」
そして、囚人らは、夜の街へ放たれる。
田中はただ俺達がザンゲの会に行っていると思っているらしい。
深夜ってのに気にも留めない。
まあ、アホウだからな。
<世直し開始>
俺達は今、だれかの家の屋根の上から暴走族を見下ろしている。
六慈「最近ホント暴走族、ムーチョ増えたよねー」
「うん。あの暴走族、人数が多いし、タチが悪いで評判だよ。」
目を見張って平太はそう言った。
「気絶寸前させる前に、コッチが殺されたらたまったモンじゃないよ」
ため息混じりにチセが言う。
俺らの目的はそういうヤツらを更生する事。
タチが悪ければ、拘束して警察に引き渡す事になっている。
殺すなんて、言語道断。
六慈「じゃ、いつもの作戦でいくかー」
「「「おー」」」
- Re: Prisoner ( No.5 )
- 日時: 2010/12/29 14:40
- 名前: ほし (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://ほし◆hosi4
暴走族の前にクレイが立ちはだかった。
「なんだテメェ・・・・・・・・・」
クレイは無言のまま、突っ立っている。
「おいっ聞ーてんのかっ!くそがっ」
というと、バットでクレイを襲った。
クレイは当然よけた。
そして・・・
「お兄さんたち、ケンカは良くありませーン。ただ痛いだけですYO!」
「はあ?・・・」
チセ「あいつ、なんでカタコトになってんの?・・」
「この中にブレイキンできる人はイマスカ?」
すると暴走族の中から手を挙げる奴がいた。
「どうでス?ケンカで勝負より、ブレイキンで勝負しませんカ?」
すると、暴走族のリーダーがいいだろう、と言ってそいつを前に出した。
「では・・・」
とクレイは言いどこからともなく、ラジカセを出し、スイッチをonにした。
激しい音楽がなるとともに暴走の奴は踊りだした。
次第にアクロバットな動きになってきた。
ポーズを決めると次はクレイ。
クレイは最初のゆったりした動きから、人間離れした技を繰り出した。
狂ったような踊り方は見ていても飽きなかった。
暴走族、クレイと、交代交代にこんなことがダンスで繰り返された。
結果はクレイが勝ったのは同然だった。
(クソ、あいつ・・ガキの癖にっ・・・)
クレイは冷静に
「リーダーサン、ボクが勝ったのでもうこの街で暴れてはイケマセン」
と言った。
「分かった。」
そしてクレイは後ろのほうに方向転換して歩き出した。
「生きて返すわけねーだろ、このガキが!」
とリーダーが言うとともに、暴走族がクレイに襲い掛かった。
六慈「自分の息子に手をだすな!」
合図とともチセたちは暴走族をけり倒していった。
平太「・・・この方法って・・なんかカッコよくない・・」
幻滅しながら、持っていた棒切れで敵を倒していく。
クレイ「つか、息子っ・・てなんだ!」
暴走族を殴り倒しながら喋る。
チセ「シツケーーッ!何度もクンなッ!」
足を振り回して言う。
————数分後————
六慈「おーい、全員確保したか——?」
「「「うーい」」」」
暴走族達は気絶していて、ひもでぎちぎちに縛ってある。
六慈「じゃあ、これから、捕刑隊に連絡するから見張っておいてよ。」
捕刑隊(ほけいたい)とは、まず罪は免れないだろうという(捕まえたばかりの)悪人
をひとまず、預けるところ及び、回収する隊である。
普通の警察に含まれてはいるが、体術を行使するため、分けられている。
捕刑隊は2つの係げ成り立っている。
俺達も捕刑隊だが、捕刑隊1係である。
1係は悪人を捕まえ、更生させる仕事。おもに夜に活動する。
2係は俺達が確保した奴を回収して見張る奴らの事。
昼は、2係も街を巡回する。悪人がいたならば確保する。
捕刑隊1係は俺達、実験体だけしか入れない。
2係は、普通の人間だ。
捕刑隊の全員は俺達1係の実態を知っている。
逆に俺達はあまり知らない。
<回収>
「ごくろーさま、今日もよくやったねー」
この女の人は2係の小坂奈緒子さんである。とても優しく美人で俺達が今一番信用してる人だ。
チセ「ありがとうございます!ヘヘッ」
クレイ「これで全員だ。後はよろしくお願いします。」
小坂「じゃ、気をつけて帰ってね!」
パトカーにぎゅうぎゅうに暴走族は詰められて、捕刑所に行った。
<帰宅>
六慈「ただーいまー」
田中「遅かったなー。ま、早く足出せ!」
そして足から輪が外される。
平太「今日も疲れたよ・・。とくにクレイが・・・」
クレイ「ええ??!」
「うんうん、ほんと朝から晩までよく元気でいれるか不思議で思うよ」
ぐったりしながらチセは言った。
六慈「でも、兄ちゃんはクレイのダンスからムーチョ、小宇宙の神秘が・・・」
熱く語った。
田中「おーい、もう寝ろー!」
囚人達はウトウトと眠りに着いた。
まあ、この子等の一日はこんな物だ。大体は・・。
毎日が一緒ではない。
とりあえず、はしゃぐのが好きな連中って感じだ。
それではまた、明日会おう。
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