ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 胡蝶之夢
- 日時: 2010/12/13 21:18
- 名前: オンブズ (ID: aU3st90g)
初めましてオンブズといいます!!
実は今回が初投稿ですww
ですのでどうか生温かい目で見てやってください。
できれば助言してくれるとありがたいです。
最初はグロくないですが、グロありだと思います。l
ふつつか者ですがよろしくおねがいします。
Page:1
- Re: 胡蝶之夢 ( No.1 )
- 日時: 2010/12/13 21:25
- 名前: 爽 (ID: fbqYC.qT)
がんばって下さい!!!!!
- Re: 胡蝶之夢 ( No.2 )
- 日時: 2010/12/13 21:49
- 名前: オンブズ (ID: aU3st90g)
胡蝶之夢というのをしってるか?
ある日男は蝶になる夢を見た。その夢があまりにも楽しすぎて今まで見てきた世界は実は夢で蝶こそが本当の自分なのではないか?と思った・・・・
しかし違う夢は全ての人の奥で繋がっている。
夢・・・
ユメ・・・
ゆめ・・・
夢の世界こそが真の世界
「夢ノ始マリ—桜舞ウ夜ノ歩道橋ニテ—」
安達善治と初めて会ったのは4月15日で僕が高校二年生になったばかりの頃だった。
桜が咲き乱れ、みんながこの始まりの季節に淡い希望
を抱く季節。
そんな季節の4月15日の午後7時の歩道橋。僕はボーっと橋の下でビュンビュンと通り過ぎる車を眺めていた。
「・・・・・・・・・。」ただずっと眺めていた。
「・・・・・死のう。」と思っていた。
「おいおい、少年。何を考えている?」とても低い声でそう聞こえ振り返るとスーツをだらしなく着ている
30ぐらいの男で髪の毛は短め、見透かしたような眼をしていて、うすら笑いを浮かべ立っていた。
「え?」
「いや、だから何を考えてるんだって聞いてんの。」
「・・・別に関係ないでしょ。」
男はゆっくり歩き僕の右隣に立ち手すりにもたれ下を見ていった。
「・・・死のうと思ってたでしょ?」
「違いますよ。」
「いや図星だね。君は死のうとしていた、だろ?」
「・・・何を根拠に言ってるんですか!!」とつい興奮して言ってしまった。
男はニヤニヤしながら
「顔だよ。」
「え?顔?」
「そう、顔。少年の顔はね、いつ死んでもいいやって顔してるんだよ。まるでこの世界のすべてに絶望しているような顔してるんだよ。」
「・・・違います。」顔をみるとさらにニヤニヤしていた。
「そうか。まあ君がそういうんだから、そうなんだろね。ごめんな変なこと言って。」
「少年名前は?」
「あなたみたいなあやしい人間に名前は教えることができません。」
「・・・まぁそういわずに俺は安達善治、少年は?」
「・・・葛原圭吾です。」
「結局教えるんだ。」と笑った。
あんたが教えろって言ったんだろ。
「くずはらけいご、ね。葛原君さっきのお詫びにこれから友達と飯を食いに行くんだけど、一緒に行かない?」
「なんか悪いですよ。」
「いやいや気にすんなって。」
「いえ、結構です。」
安達は少し寂しそうに「そうか。」と言った。
「じゃ、僕はこれで。」と歩道橋の階段にむかった。
「葛原君、君にはきれいごとにしか聞こえないと思うが、世界は広い君が思っている以上にね、君はもっと視野を広げ世界を見たほうがいい、時には客観的に、あるいは主観的にね。じゃまた会おう。」
と手を振って自分と反対方向の階段を下りていった。
最後まで意味不明だな。
自分も階段を降り買い物をして、家に帰った。その途中大きくて見たことのない綺麗な蝶が目の前を通った。今日はいい夢が見れそうだ。
—同時刻—
「安達さん。どうでした彼?」と15〜7歳ぐらいの長髪の少女が男と一緒に歩きながら聞いた。
「ああ問題ないよ。多分今夜にも会えると思うよ。保科君。」
「そうですか。じゃ今日は牛丼食いに行きしょうう!!」
「え・・・また?」
「まだ5日しか食べてないじゃないですか?」と保科と呼ばれた少女がキョトンとした顔で言った。
「なんで君がビックリしてるんだよこっちがビックリするだろ!!」
「なんで怒ってるんですか!!別に牛丼以外にもいろんなのが売ってるじゃないですか!!」
「その前だよ!牛丼を五日間食う前にラーメン食べただろ?その前の日は?」
「は?・・・牛丼ですけど?」何でまだ「それが何か?」みたいな顔してんだ!
「そうだよ二週間連続で牛丼だよ!!!もう俺は牛丼見るだけで食欲が失せるんだよ!!」
「う〜・・・分かりましたよ今日は吉○屋じゃなくてす○屋にしましょう!!」
「やった!!・・・あれ?それ店変わっただけじゃね?」
「ええ、まぁそうですけど?」
「何で疑問形なんだよ?」
「はぁ、いい年して安達さんは我がままだなぁホントに・・・・。」
「ああ、今わかった。ケンカ売ってるんだな?ケンカ売ってんだよな?」
「いえ、違いますよ!!嫌がらせですよ!ホントは牛丼好きじゃないのに!!!」
「何その嫌がらせ!?ていうか好きじゃないのに牛丼を19日間も食べてたのかよ?」
「ええ、玉砕覚悟であなたに嫌がらせを・・・」
「馬鹿な嫌がらせだなおい!!」ホントに馬鹿だろ!
「まぁこの作戦を暴露したんで、今日は寿司でも食べに行きましょうか。」
「ああ、そうだな。それにあと2時間しかねえ。」
夢こそが真実
プロローグ終
- Re: 胡蝶之夢 ( No.3 )
- 日時: 2010/12/13 21:51
- 名前: オンブズ (ID: aU3st90g)
コメントありがとうございます。
駄文で大変申し訳ないですが。
精一杯やらせてもらいますwwww
- Re: 胡蝶之夢 ( No.4 )
- 日時: 2010/12/13 22:59
- 名前: オンブズ (ID: aU3st90g)
第一話「夢中彼岸神社血祭り」
「ただいま〜って誰もいないのか・・・。」靴を脱いで廊下を歩き、リビングに入る。リビングは6畳ほどの広さで扉の左側はダイニングキッチンになっていて、正面はべランダ、さらに右奥の角にTVがある、右側には・・・父と母がいる。
「ただいま、お父さん、お母さん。」そして仏壇に手を合わせた後、いつものように簡単な食事を済ませ食器を片づけていると急に眠気がした。
「あれ?おかしいな、めちゃくちゃ眠い・・・」
・・・・バタンッ
そのまま葛原は倒れるように寝てしまった。
—————・・・・・
「・・・ここどこだ?」
気がつけば知らない住宅街にポツンと立っていた。
「夢か?・・・夢にしてはやけにリアルな気が・・・
とりあえず歩いてみるか。」
しばらく歩いてるとあることに気付いた。
人が誰もいない・・・それどころか人の気配が全くしない。少し怖くなってきたが、歩くのをやめずに歩いていると、目の前に神社が見えた。鳥居の周りが木で埋め尽くされ鳥居の先に高い階段が見えた。鳥居には彼岸神社と書いてあった。
「ひ・・が・・ん?」恐らく彼岸=ひがんと読むんだろう、他に行くとこないし行くか・・・
階段を登りきると祭りみたいに狐のお面やら風車やらが神社の石畳の道にそって飾られていた。そしてお堂には和服を着た女の人がいた。
金髪で肌は透き通るように白く、さらに線が細く儚さが際立っていた。今まで見たことのないぐらい綺麗な女の人だった。
話しかけるのも忘れ見とれていると女がこちらに気づきゆっくり歩いてきた。
「あ、あのここがっどっこかわっ・わかりますか?」
ヤベッ嚙みまくった。
恥ずかしくて顔が赤くなりうつむくと、女はクスクスと笑い、自分の頭をなでた。
「キスしてあげようか?」と耳元で囁かれた。
「え、あっあの・・・」
・・・・・ドシャアァァァァ
「・・・・・・え?」強い風が吹きカラカラと風車がざわつくように音を立てていた。
女は背後から目の前で胴体が真っ二つに斬られた。
- Re: 胡蝶之夢 ( No.5 )
- 日時: 2010/12/14 19:14
- 名前: オンブズ (ID: aU3st90g)
弟二話 「夢中彼岸神社血祭り—其の二—」
・・・ドシャアァァァァ
女は上半身と下半身がゆっくり分かれ下半身から盛大に血が飛び出た。
「へックシ!!」と女の後ろに日本刀を持った男がくしゃみをした。男は軍服を着てその上にマントを
身につけ、体は185ぐらいで髪は長い黒髪、たくましい顔をしていた。
「だ、誰何ですか?あなたは!?何で殺したんですか!?」と叫んだ。
男は無視して日本刀の血を振り払い鞘に戻して、血だらけになった顔ぬぐった。
「聞いてるんですか!?」
「騒ぐな。後で説明してやる」と言いポケットからトランシーバーを取り出してボタンを押しまくっている。
「あ〜くそ!!どうするんだった?」どうやら誰かに連絡したいらしいが苦戦してるらしい。
「村田さん!早すぎですよ!!」後ろから黒い長髪の女が走ってきた。
「保科丁度良かった。今終わったぞ。」
「おお、さすがです!じゃ安達さんに連絡しますね。」
と保科と呼ばれた女がトランシーバーをポケットから出して誰かと連絡を取っていた。
「・・・ッ、だ、誰なんですかあなたたちは?」
怖い・・・あの村田って人完璧に狂ってる。
「安心しろ。もう終わった。あと俺の名は村田一刀斎だ覚えておけ。」
「村田いっとうさい?」
「そうだ、剣聖伊藤一刀斎にちなんでつけられた名前だ。」
「は・・・はぁ。」何か訳がわからなくなってきた。
「危ないところだったな。もうすこ・・・」
村田がしゃべり終える前に黒い影につつまれ神社の隣にある雑木林に吹っ飛んだ。砂埃が舞い、あたりが見えなくなった、視界が戻った先に信じられない光景が映っていた。
何だ?
夢なのか夢を見てんのか俺は?
そこにはさっき村田に斬られたはずの女が元通りの姿で立っていた、が胸にはナイフが突き刺さっていた。
「・・・畜生あの男!!」女は膝をつき、胸に刺さったナイフを抜いた、それと同時にドボドボと胸から血が勢いよく出てうめき声をもらし地面に伏した。
その光景を目の当たりにした、もう一人の保科と呼ばれた女が今の状況を会話相手に説明していた。
「安達さん、まずいですね村田さんが鬼に吹っ飛ばされました。」
「いえ、死んでるかすら分かんないですが・・・でも村田さんが吹っ飛ばされる前にナイフを胸に刺したらしくまた死にました。」
鬼?あの女が?
「分かりました。では」保科はトランシーバーをしまいこっちに来ながら言った。
「葛原さん。死にたくなければ一緒に逃げてください。あとこれを。」と銃を渡してきた。
「あの、これは・・・?ていうか何で俺の名前・・・」
「説明は後で!!早く奴が再生する前に逃げましょう。」
「・・・カハッ」いつの間にかあの女は立ち上がって血を吐いていた。
「まずい、早く逃げましょう!」保科は叫ぶが、葛原は恐怖で一歩も動けづにいた。
「殺す・・・・。」冷たい声で女は言い、信じられないスピードでこちらに向かってきた。
「・・・・死ぬ。」そう思った瞬間ビュッという音と一緒に鋭く光るものが女の頭に突き刺さった。
「に、、、日本刀?」ガサガサという音とともに血だらけになった村田が現れ、倒れて死んだと思われる女に馬乗りになり顔面にナイフでめった刺しにした。
あたり一面は真っ赤になり、女は動かなくなった。
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