ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 殺戮方程式†私が嫌いな貴方へ†
- 日時: 2010/12/13 21:54
- 名前: 加奈品 幸 (ID: 9RKOH.vJ)
なんだかんだ言って、下手糞のクズヤロウな訳ですが
それなりに頑張るのでどうぞ宜しくお願いします。
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- Re: 殺戮方程式†私が嫌いな貴方へ† ( No.1 )
- 日時: 2010/12/13 21:57
- 名前: 加奈品 幸 (ID: 9RKOH.vJ)
ポポポポ・・・・・・・・・
鳴り止まない御経と一拍一拍均一に刻む木魚の音。
(・・・理不尽だ。なぜ私がアンタのお葬式なんかに出なければならないの?)
コソコソと誰かが後ろで話している。
「何で優汰、死んだんだろう・・・。」
Aが言った。
「そんなの、誰かが殺したに決まってるでしょう。」
Bが言った。
(・・・ふふ。殺されたのならもっと惨たらしい殺し方をすれば良かったのに。)
棺の前では母親が泣きじゃくり叫んでいる。
「どうして〜!優君がどうして殺されなくちゃならないのよ!!どうして〜!!」
「・・・。」
皆無言である。
皆無表情である。
笑いたくはならないのだろうか。
いい年こいたオバサンが息子の死を悲しんでいるのだ。
しかも、大声で息子の名前を叫び
『演じているのだ』
息子と役付けされた原園 優汰は殺された。
そしてあの女は母親役である。
『悲しみを演じなければならないのだ。』
「・・・ふぅ。」
溜息をついて後ろを向くとAとBがビクリと体を震わせた。
「・・・今はお葬式ですよ?この神聖な場所で原園君のお母さんは、あんなにも悲しんでいらっしゃるのに御喋りなどしてはいけませんよ。」
言えるはずが無い。こんな言葉。
「二人もちゃんと園原君の死を悔やみましょう・・・・。」
言った。そしてAとBはたいぎそうにダラシナク崩した足を元に戻して手を合わせて言った。
「バイバイ。優汰。」
そう・・・。
「私が嫌いな園原君へ『さようなら』。」
きっと誰もが見れば怯えてしまうだろう。
私の今少し狂ったような笑み。
嘲笑のような少し引きつったような。
何とも言えない私の彼への最後のプレゼント。
- Re: 殺戮方程式†私が嫌いな貴方へ† ( No.2 )
- 日時: 2010/12/13 22:07
- 名前: 加奈品 幸 (ID: 9RKOH.vJ)
描き始めから凄く残酷なのですがここで、キャラ紹介しようと思います。
(主)源本 佐織みやもと さおり
成績優秀だが友人関係は余り上手くいっていない。
(賛同者)
Ⅰ志賀 一生しが いっせい
Ⅱ木戸 愛きど まな
Ⅲ惟 清ただ きよし
(自殺した生徒)
原園 優汰はらその ゆうた
雄太の母親は沙織ちゃんの本母親です。
(その他)
源本 千歩みやもと ちほ
岸田 大樹きしだ だいき
他にもいっぱい出てくると思います!
- Re: 殺戮方程式†私が嫌いな貴方へ† ( No.3 )
- 日時: 2010/12/17 21:05
- 名前: 加奈品 幸 (ID: 9RKOH.vJ)
翌朝私はいつもどうりに学校に登校した。
昨夜のことも有ったからだろうがクラスメートの視線が痛い。
私のクラスは窓側から縦に五、横に八の四十人の生徒がいる。私は窓側の一番最初の列の最後の席。
つまり五番目だ。
私の席にはよく木戸 愛が座って他のクラスメートとお喋りを楽しんでいる。
私は毎日そのムードを壊さないように机に鞄を放置して屋上に上がる。
(・・・はぁ。今日もいた。)
今日もいたというのは昨日もいたと言う事。そして一昨日もずっとずーといるのだ。
「あ、また来たんだ源本。」
こいつの名前は志賀 一生。
「何か文句が有りますか?」
私は皮肉しか言えない。
「お〜。でた、源本のツンデレ口調。」
よく私はこの人に『ツンデレ』と言われるが意味が分からない。
「それよりさぁー。昨日さぁ、原園死んじゃったじゃん?」
「それが何か?」
(ばれたのだろうか。でも私が殺した訳ではない。)
志賀はギョッとしている。
「はは。もしだけどさぁ、『俺が殺したんだよぉー』つったらどうする?」
呆れた。
「通報します。」
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