ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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INFINITY〜序章 想像が現実になった日〜 
日時: 2010/12/15 17:04
名前: 流星群+α (ID: U3CBWc3a)

はいどーも。流星群+αと申す者です♪
超能力に憧れて、超能力関係の小説を書くつもりです。((妄想多いかも……
駄作になると思いますが、大目に見てください。

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Re: INFINITY〜序章〜  ( No.1 )
日時: 2010/12/15 16:43
名前: 流星群+α (ID: U3CBWc3a)

──────INFINITY



2012年  超能力者繁栄時代



2010年までは普通の時代だった。
普通の人々が平和に暮らし、普通の人々が自由気ままに生活を送っていた。



だが、2011年 9月1日______



人間に謎の異変が起こり始めた。


━それは、超能力者への覚醒である━


日本、アメリカ、ロシア、中国、挙句の果てには小さな国まで……
超能力者に覚醒した人々は、自身を恐れる者、優越感に浸る者の2つに分かれた。
その日を境に、超能力者による犯罪が各地で多発。
そして世界は史上最悪ともいえる組織を創り上げた。



━世界政府直轄 超能力者専用隔離施設 セプタゴン━



人権、法律、秩序、ルール、全てを無視した最悪の施設刑務所。
無罪だろうが関係ない。
超能力者は誰であろうと牢獄へ誘われる。


今、無限の物語が始まる。


偽りで固められた世界と戦う勇敢な者たちの物語。



勝つのは偽りの世界か________




それとも




正義か________

 

Re: INFINITY〜序章 想像が現実になった日〜  ( No.2 )
日時: 2010/12/15 18:08
名前: 流星群+α (ID: U3CBWc3a)

【〜序章 想像が現実になった日〜 壱】



ウゥーーーーーー   ウゥーーーーーー



どこかの街に鳴り響く警報、街のあちこちで爆音が鳴り響き、一般市民は逃げ回る。ここは東京だった。
だが、我々が知っている東京ではない。空に立ち上る黒い煙、荒れ果てたビルやマンション。炎の柱が道を飲み込み、その光景はこの世の終わりだった。

「逃げろ!!!修真!!!!」

上半身に大きな火傷を負い、右手を失った男性が大通りに現れる。右手を肩から失っており、傷口から大量の血が溢れだしていた。だが、男性はそんな緊急事態を気にせず、違う物に視線を向けていた。

「無理だ……だ、だずげ…………で………」

涙を流しながら、若い青年が男性に向かって走ってくる。その足取りは心配するぐらいフラフラで、いつ倒れても可笑しくはない。青年は、涙を流しながら必死に、男性の元へ向かってくる。
青年は男性の元にたどり着くと、後ろを振り向き息を荒げた。
「もう来た……さっき殺したのに……なんで…………どうして…………」
「くそっ……これはやばいな……」
男性はそう言うと、青年を後ろに突き飛ばして左手を前に出す。戦闘態勢に入ったようだ。
2人の目の前から、今の状況には釣り合わない格好をした蒼い髪の男性が現れる。なぜか、ボロボロのスーツを着ている。男性は微笑すると、そのまま2人に向かって走ってきた。

「修真!!さっさと逃げろ!!!」

「で、でも……師匠…左手だけで………」


「早く行け!!!」


修真と呼ばれた青年は、右手を失った師匠の気迫に押され、その場から走り去って行った。
師匠と呼ばれた男性は、目の前から向かってくる蒼い髪の男に左手を向ける。すると、左手から真っ赤に燃え盛る炎が突如発火し、蒼い髪の男に噴射された。
だが、蒼い髪の男は軽々と避け、師匠の首に回し蹴りを喰らわす。


バキッ


首の骨は簡単に折れ、師匠は地面に倒れた。半目を開き、すでに死んでいた。
「政府に反逆するのが悪い。貴様らの治安は、我々が保証する。だから、あの青年も殺してやろう。」
蒼い髪の男は冷笑し、師匠の遺体を持ちあげると廃化したビルに投げ飛ばした。そして、師匠の遺体は砂煙の中へと消えていった。


          ━━━━━━━━━


ガラスの破片や建物の残骸が散らばる道を、修真は懸命に駆けていた。涙を堪え、必死に、必死に。
「超能力なんて……超能力なんて………」
修真は我慢できず、大量の涙を流しながら雄叫びをあげた。


「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


雄叫びをあげながら道を走り、そのまま炎と煙に包まれた東京の街中で姿を消した。

2011年 10月22日_______


この日、東京で起こった政府と超能力者の戦争。
大勢の民間人が死に、大勢の政府関係者が死に、大勢の超能力者が死んだ。

「平成最期の戦争」

後に、この戦いはそう呼ばれるようになる。
そして、この戦争をきっかけに物語は始まるのだった。
  


時は進み、2012年 秋────────


 


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