ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- LAVI
- 日時: 2011/01/28 18:12
- 名前: 葵 (ID: i5NaGCNU)
こんちわぁ♪
葵ですっ!!
2作目がんばりますっ!!
やっぱり悪口はやめてね☆
でわ、見て行ってね♪
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- LAVI ( No.1 )
- 日時: 2010/12/20 21:31
- 名前: 葵 (ID: tLdHgI31)
プロローグ
もういいかな
このまま、眠ってしまってもいいかな
そうすればきっと、もう二度と目を覚まさずに、心地良い夢の中にいられる
みんな、いなくなってしまうから
目の前で命が消えていってしまうから
だから、自分もそっちに行きたいんだ
こんな世界に、疲れたんだ
もういいかな
このまま、死んで(ねむって)しまってもいいかな
そうすれば、あの頃に戻れるのかな
お父さんとお母さんに会えるのかな
ねぇ、教えてください、師匠—————
和の文化が栄える京雅国。この国には、数年前から妖怪と呼ばれる存在が現れ始めていた。扉(ゲート)と呼ばれる穴を空けて京雅国に入ってくる妖怪達は、人間の持つ陽気に当てられて己を失い、無差別に人を——時には仲間である妖怪でさえも襲い始めていた。
そんな中、対妖怪用に選りすぐりの人間を集めた組織が作られた。一般的に警察と同じ行動を取る彼らは妖怪警察、別名「狩人」と呼ばれ、やがてその存在も受け入れられて馴染み始めた。
物語は、そんな時代の話————。
- Re: LAVI ( No.2 )
- 日時: 2010/12/20 21:32
- 名前: 葵 (ID: tLdHgI31)
みんなおまたせ〜♪
- Re: LAVI ( No.3 )
- 日時: 2010/12/20 21:33
- 名前: ここりき ◆GJolKKvjNA (ID: Omw3dN6g)
青の祓魔師知ってそうな感じやなぁ……
- Re: LAVI ( No.4 )
- 日時: 2011/01/28 18:13
- 名前: 葵 (ID: i5NaGCNU)
第1章 魔術の闇
あいつとの出会いは、一件の依頼がきっかけだった。
町の外れの古びた家の前に子供が陣取って動かないのだという。妖怪かもしれない、気味が悪いからどうにかしてくれ、と。
そこで、俺の所属する二番隊が様子を見に行くことになった。二番隊は隊長と副隊長の俺を含めて五人で形成されている。己を失っている妖怪はなかなか手強く、妖怪警察には半端な苦労じゃなれない。だから、自然と隊の人数は少なくなる。それが難点の一つだ。
それと、副隊長だから……というだけでなく、俺は妖怪警察では有名だった。自然と厳しくなる入隊試験をクリアするのは最低でも二十歳以上の男だと言われていた。だが、それを覆したのが、俺、藤堂護(とうどうまもる) だ。若干十六歳で入隊試験をクリアして二番隊に配属されたのが一年前。最初はガキだからと俺のことを良く思わない連中もいた。だからその一年の間にそういう奴らにも認められようと、ただひたすらがむしゃらに仕事をこなし、気付けば副隊長という地位にまで上り詰めていた。
今ではすっかり妖怪警察に馴染み———とはいっても俺が未成年だからか子供相手のように接せられるのだが———とにかく俺は立派な狩人の一員として仲間に認められた。
そんな時に、あいつに出会ったんだ。
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