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- 赤い地平線
- 日時: 2010/12/20 01:34
- 名前: K.Ar (ID: 99568qQj)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n5206p/
世界最高峰の人工知能スーパーコンピュータ「遥」の下した警告「首都消滅」。彼女の助言を元に戦う公安102課。「102文書」「聖黒薔薇十字団」謎が謎を呼ぶミステリーSF。とくとご覧あれ。
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- Re: 赤い地平線 ( No.1 )
- 日時: 2010/12/20 02:15
- 名前: K.Ar (ID: 99568qQj)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n5206p/
プロローグ
木原教授は、ここ20年ほど新世代、後の代5世代コンピューターの開発に人力していた。
現在のコンピュータは、演算を行うだけの代4世代だが、代5世代コンピューターは、推論を得意とする。
これといった用途は別にして興味のある対象であった。
第5世代コンピュータを設計する上で欠かせないのがニューロンモデルというアルゴリズムである。1943年ウォーレン・マカロックとウォルター・ピッツが生体ニューロンの数理モデルとして提唱したものだ。ニューロン素子同士をシナプスを通して結合させニューラルネットワークを形成させるというものである。更に1958年フランク・ローゼンブラットの発表したパーセプトロンとの組み合わせで更なるネットワークを組む。しかし、そのネットワークをいかにうまく形成させるのかが大きな命題だった。
ニューラルネットワークを形成するには経験をつませることである。これが問題で、例えばオセロを教える場合、どこから間違えていいるのか、時系列に経験をつませるのが難しい。いったいどこから間違いなのか、どこがダメなのか。代5世代コンピュータ同士でオセロを行ない経験をつますという考えはすぐにダメだと解った。時系列にフィードバックできないのだ。
しかし幸今のコンピュータはかなり賢くなっているので、学ぶ代5世代コンピュータとそれに教える代4世代コンピュータという構図が生まれた。
木原教授が取り組んでいるのが、将棋である。将来的には囲碁にも着手したいと考えていた。
ソフトをネットワークで繋ぎ、後はただひたすら正解と不正解を判定してもらいフィードバックさせる。それを何千何万回と行う。
だが未だ良い成果は上がっていなかった。フィードバックに問題があるのか、代4世代コンピュータの教師としての素質の問題なのか。
時は1982年。代4世代のコンピュータは黎明期を迎えようとしていたが、代5世代はまだ時間がかかるだろうと思われていた。
- Re: 赤い地平線 ( No.2 )
- 日時: 2010/12/20 02:55
- 名前: K.Ar (ID: 99568qQj)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n5206p/
本編は、参照URL にて、お楽しみ下さい。
- Re: 赤い地平線 ( No.3 )
- 日時: 2010/12/21 22:25
- 名前: K.Ar (ID: 99568qQj)
- 参照: http://ncode.syosetu.com/n5206p/
第3章突入しました。
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