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機械仕掛けの帝王.【魔法系小説】
日時: 2010/12/24 15:57
名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: cebg9jtM)
参照: 消えてたOTZ

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[>>0000-]—レス——————————————

[>>0001]—プロロ—グ———————————

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第一章  ━万里は旅人を嘲笑う━

[>>0002] [>>0003] [>>0005] [>>0006] [>>0009] [>>0010]

第二章 ━黒い夕日に光る男の影は天上天下唯我独尊━

[>>0011] [] [] [] [] []


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[>>0004]—登場人物の能力紹介
[>>0007]—黒凪の能力紹介


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Re: 機械仕掛けの帝王. ( No.1 )
日時: 2010/12/21 18:57
名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: cebg9jtM)
参照: 消えてたOTZ

           プロロ—グ                    


あるひ とあるくにのこくおうはこういいました

「すべてをきかいにしてしまえば にんげんはらくできる」
そういってこくおうはじぶんのくにをきかいにしてしまいました。
やがて こくおうはいらだっていました。

「ええい まちがきかいならひともきかいにするのじゃ!」

こういって こくおうはまちのじゅうみんをみんなきかいにしてしまいました。

みんなきかいなのでこくおうとはしゃべってくれません。
こくおうはこどくでこどくで じぶんじしんをきかいにしてしんでしまいましたとさ。

それからなんねんのつきひがたち

 ちょうのうりょく というものがよのなかにたんじょうしました。

ちょうのうりょくをえたにんげんはせかいのしゅうえんをどうやってとめるのでしょうか。

こくおうはたのしみでした。

じぶんをけしてくれる ひとがいるのか と。
ちょうのうりょくで わたしがきえるなら ほんもうだ。
けしてくれけしてくれ

けしてくれけしてくれ

けしてくれけしてくれ

けしてくれけしてくれ

けしてくれけしてくれ

けしてくれけしてくれ

けしてくれけしてくれ

けしてくれけしてく.
けしてくれけして.
けしてくれけし.
けしてくれけ.
けしてくれ.
けしてく.
けして.
けし.
け.
 


やがてせかいはへいわになりました。

しかしこくおうはしんでませんでした。
また あくむがめざめるのです。

Re: 機械仕掛けの帝王. ( No.2 )
日時: 2010/12/21 18:58
名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: cebg9jtM)
参照: 消えてたOTZ







今夜の晩は狐が騒ぐ と呟くのは名も無いとある詩人だった。

第一章  ━万里は旅人を嘲笑う━


機械仕掛けの街  ア—ベント。
何処を見ても機械機械機械 機械ばっかり。
昔の国王が国を機械仕掛けにして国王が死んだという伝説が残ってるが信じ難い。
夢見がちかもしれないので、俺は少しアイツの所にでも顔を出そう。

「…妃はいるか?」
と昼飯を抜いて腹が減っている俺はそう建物のドアを開けて言う。

「…妃ならここに居るわよ 何の用? 鷺谷くぅん?」
妃の女ならではのハスキーボイスが俺…鷺谷の耳を襲う。

「なあ…妃 アーベントに纏わる伝説に興味ないか?」
俺はそう訊くが、反応してくれない。
せっかく俺が興味を示してるんだから反応してくれてもいいんだけどな!

「…伝説? 国王と機械仕掛けの街…?」
妃がやっと反応してくれた 最新のゲームを購入した様な嬉しさに浸る。

「…ああ 不思議じゃねえか? 国王が最初で死んでるのにまた後で国王が登場してる。」
俺はそう言うと妃が呆れた目で見下してくる 不快だ——!

「…まったく… 御伽噺おとぎばなしなんだからそんな深く考える必要は無いでしょ?」
妃にそう注意される 言われてみたらそうだが、諦める訳にはいかないぜ!

「…お前は本当に冷たい奴だなぁ… ああ別に良いさ! 暦羅こよみらに頼んで謎を解読してもらうさ! じゃあな妃!」
俺はそうけたたましく言うと建物から出て行く。

また妃との仲を悪くしちまったなぁ……………

Re: 機械仕掛けの帝王. ( No.3 )
日時: 2010/12/22 17:29
名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: cebg9jtM)

6:14


睡魔が俺を襲う。
昨日、妃と仲を悪くして一日が経った。

こんな朝に暦羅の自宅へお邪魔するのはちょっと迷惑な気がするがまぁいいだろう。

あの御伽噺の謎を探る伝説探求者レジェンドハンターは俺達の事をこう茶化した。


『鼠を食らう猫共と俺達を一緒にしないでほしいね。』

鼠を食らう猫だなんて失礼な奴らだ。
御伽噺の謎を探っているんだから目的は同じじゃないか。
ふざけた奴らめ 今度会ったら俺の超能力でも浴びせてやるか。

危殆制御デンジャーストッパーとやらを、食らわしてやるか。


俺の手で。


そんな事を頭に浮かべつつ俺はコンクリートの道路をゆっくり歩いて暦羅の所にへと向かった。






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