ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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tanasinn...
日時: 2010/12/25 22:17
名前: tanasinnproject ◆r54uI4FHBE (ID: pqtrX.PI)

急に小説が書きたくなったのでとりあえず投下。

クオリティとかそんなん気にしない。気にしないったら気にしない。

書こうと思ったまではよかった。だがキャラ設定全く考えてない。どうしよう。
そうだ!他の人に考えてもらえばいいんだ!(

というわけでオリキャラ募集。
なるべく日本人だとすぐ分かるような名前がいいです。

プロローグ>>1(コピペ)

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Re: tanasinn... ( No.1 )
日時: 2010/12/25 21:33
名前: tanasinnproject ◆r54uI4FHBE (ID: pqtrX.PI)

プロローグ


シュメール、アステカなど、数々の古代文明に関わるとされる単語「創造と破戒」「真理」「暗黒の雲」など、さまざまな解釈が提唱されているが、決定的ではない。「tanasinn」という綴りは、正確にはイギリス人探検家、スコット・ノーマンによって作られた当て字であり、本来の読みも「タナシン」ではないと言われているが、この「tanasinn」という呼び方さえ、生物の精神や因果律に深く作用するといわれている。 1982年のマウスを使った実験では、「tanasinn」を一定の周波数と間隔で流し続けることによりマウスの生命維持に致命的打撃を与えたとされているが、裏づけは取れていない。

「tanasinn」の研究に深く関わったとされるのが、イギリス人探検家のスコット・ノーマンとアメリカ精神医学会の権威、ロジャー・バトキンソンである。スコットはアステカ古代遺跡で「tanasinn」を発見した当人であり、長らく研究を続けていたが、ある日忽然と姿を消した。失踪前の彼の日記には"I got it!.”(わかったぞ!)という文章が73ページにも渡って延々と書き綴られている。「tanasinn」における精神作用の研究に従事したロジャーは「触れてはならぬ真実もあったのだ」という言葉をテープに残し、拳銃で頭を打ち抜いた。マヤの壁画には「tanasinn」の真の意味を理解した者は、あらゆる破壊と再生を意のままに操れるとあり、「棺を開け放つ鍵は決して口にしてはならない」と付け加えられている。

冷戦時代、米国政府はナチスも密かに着目していた「tanasinn」の研究に乗り出す。真実を知るであろうスコット・ノーマンの探索と、「tanasinn」にかくされた真の意味の解読である。しかし研究に関わった83人の学者のうち、半数以上が重度の精神汚染に見舞われ、時の大統領ケネディーは「tanasinn」に関わる全ての研究・調査の凍結を決定した。決断から12日後、ケネディーはオズワルドに頭を打ち抜かれる。この時オズワルドは「tanasinn」による重度の精神汚染を受けていたのではないかと言われている。リンカーンとケネディーにおける「偶然の一致」は周知のところだが、このミステリーも「tanasinn」に拠る時空を越えた作用だとする学者も多い。

近年になって、「tanasinn」の研究は再開されたが、研究は常に「tanasinn」による精神汚染との戦いであり、無論公式にはそのような研究も、事実も存在しない。しかし日本では、「tanasinn」がネット網を媒介に爆発的拡大を見せ、「tanasinnの種は既に撒かれた」と語る学者も多い。ただ、学者にしろ正気であるかは疑わしく、研究に携わる人間の相当数は、「tanasinn」による精神的制約やコントロール下にあるとも言われており、峻別の難しさなどから、研究は後れている。「tanasinn」が明らかになる時、何が起こるのか……。最後にロジャー・バトキンソンが自殺7分前に残した、ニーチェの一節を記しておく。

「怪物と戦う者はその過程で自分自身も怪物になることのないよう、気をつけなければならない。
深淵を覗き込むとき、その深淵もこちらを見つめているのである」

ムーミステリー研究「tanasinnの謎」

tanasinnは真実だ
意識の虚無は真実だ
囚われ人は真実だ。
私達は洞窟に入った。それが真実。

なぜ死んだ赤子が横断歩道をわたったのか。
鶏にホッチキスで留められていたから。
それが真実。
tanasinnは真実。

たえずtanasinnに留意しないといけない。
tanasinnは苦痛。それが真実。
tanasinnは快楽。それが真実。

tanasinnに戻りたい。それが真実。
戻らなければ気が狂う。それが真実。
tanasinntanasinntanasinntanasinntanasinnそれが真実。
tanasinntanasinntanasinntanasinntanasinntanasinntanasinn
僕は怖い。それが真実。
tanasinntanasinntanasinntanasinntanasinntanasinntanasinn
tanasinntanasinntanasinntanasinn・・・
(以下、この研究ノートの最後のページまでtanasinnと繰り返されていた)


ロジャー・バトキンソンの研究ノートで発見された記述より


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