ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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迷宮交響曲への序曲
日時: 2010/12/29 14:01
名前: 音陽 (ID: SfeMjSqR)
参照: http://ryupan

純 「どうも、はじめまして。早田純です。

   著者が〈迷宮協奏曲〉をブログ上に載せていますが、最近どうもなまけて小説を放置してるんで
   しばらく〈迷宮協奏曲〉は休止しまーす。」

音陽「おーい、誰がなまけてるって?」

純 「やっべ!聞いてたのかよ」

音陽「あのねぇ、ボクも宿題とかいろいろ忙しいんだ!パソコンを立ち上げる時間もないのに…」

秀 「うそつけっ一日中ごろごろしているくせに〜」

菖 「そーだ、そーだ!」

音陽「なんで君たちまで…」

純 「ということで、次回からは俺がブログを更新しまーす」

一同「いぇ〜い!!」

音陽「ああ…純に乗っ取られた…」


というわけで、来年もよろしく?

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Re: 迷宮交響曲への序曲 ( No.1 )
日時: 2010/12/29 14:02
名前: 音陽 (ID: SfeMjSqR)
参照: http://ryupan

おせち料理の買い出しの帰り道。

 朱里亜「純君、一日は初詣に行こうか。」

純   「初詣…ですか?」

朱里亜「そう。去年も行ったでしょ」

純   「ですけど」

純   (うわっ初詣は人がたくさん来るんだよな…)

純   「俺は人ごみが嫌いなんです。やめておきましょう」

朱里亜「それは残念。じゃあ四日にでも行こうか」

純   「はい」

朱里亜「ところで純君、君は新年会の出し物は考えてあるのかな」

純   「ダシモノ?シンネンカイ?」

朱里亜「あれ・・・知らない?二日に行う新年会の出し物を考えておくように

     行ってあったはずだけれど」

純   「そんなの聞いてません!」

朱里亜「じゃあ、今からでも遅くないから考えておくこと」

純   「ったく・・・」

朱里亜「そうだ、新年会に姫乃君達も呼びたまえ」

純   「え、なぜです?」

朱里亜「人数が多いほうが盛り上がるじゃないか!」

純   「ああ、まあ・・・」

朱里亜「よろしくね?」

純   「・・・。」


純は電話機の受話器を取った。

純   「こんにちは。宮川さんのお宅でしょうか?」

姫乃 『早田君?』

純   「ああ、姫乃か。」

姫乃 『久しぶり〜もうすぐお正月だね』

純   「その話なんだけど…」

姫乃 『ねえ、純。会って話そうよ』

純   「えっ・・・」

姫乃 『だって終業式から会ってないでしょ?』

純   「そうだけど」

姫乃 『どこがいいかな…中学校の前は?』

純   「いいんじゃねーか」

姫乃 『じゃあ、すぐ来てね』

純   「ああ。またあとで」


 そして、南本中学校前。

 雪がうっすら積もっているが、降ってはいない。

 姫乃はかわいいワンピースに黒のタイツ。

姫乃  「あ、早田君」

純   「よっ 遅かったか?」

姫乃  「ううん、今来たところ」

純   「寒くないか」

姫乃  「うん。大丈夫」

純   「そっか」

 二人は運動場のフェンスに寄り掛かる。

姫乃  「それでお正月の話って?」

純   「そうそう、今度俺のところで新年会があるらしくて

     姉さんが姫乃も呼べって言ってんだ。」

姫乃  「新年会?面白そう」

純   「お前も来てくれるか?」

姫乃  「うん、行きたい!」

純   「二日だけど、予定は空いてる?」

姫乃  「暇なぐらいだよ。どこにも行かないんだもん」

純   「それじゃあ、二日におれの家」

姫乃  「何時?」

純   「あ、えーと・・・たぶん午後からだろうし1時で。」

姫乃  「わかった。」

 姫乃はフェンスから離れて、純に向き直る。

 後ろで手を組み、にっこりほほ笑んだ。

姫乃  「ねえ・・・」

純   「あ、え?」

姫乃  「・・・これからどこか行かない?」

純   「え」

姫乃  「えーと、公園とか」

 二人の間にしばらく沈黙が流れる。

純   「おぅ、いいぜ。」

 純はにっと笑った。

 いつの間にか、粉雪がさらさらと降り出していた。


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