ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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退屈な魔王様の華麗なる遊戯。(コメが欲しi(黙れ
日時: 2011/01/02 07:51
名前: 我ら6人兄弟ここに集結 ◆RFSU0i/7cg (ID: OeXJRIuY)

この世にはとても退屈な魔王様が存在しました。そんな魔王様が貴方に送る、華麗なる遊戯。
誰が生き残ろうが運命、誰が死のうが運命。魔王様の言いつけは

             絶 対 です───。


初めまして! 我ら6人兄弟がリレー風に小説を書いて行く予定です! まずは自己紹介から……。

群衆恐怖症:長男の群衆恐怖症デモフォビアです。
死恐怖症:次男の死恐怖症タナトフォビアで〜す^^
孤独恐怖症:三男の孤独恐怖症モノフォビアです!

血液嗜好症:長女の血液嗜好症ヘマトフィリアです。
死体愛好症:次女の死体愛好症ネクロフィリアです^^
暗闇嗜好症:三女の暗闇嗜好症スコトフィリアです!

こんなダメダメな兄弟が送る、狂気に染められた人々の物語……。
俺ら男は、妹たち大先生に教わりつつ頑張っております(←俺らかっこ悪ィ(笑)
下手くそなのが来たら「あ、男衆だな」と思って下さい(笑)
名前は変えますが、トリップは変えません(←どうでもいい

なお、今書いている妹たちの小説は「これに尽力しよう」と言う兄弟たちの約束で一時更新停止です。

ジャンルは、魔術とか魔法とか? あと、結構グロくなるかも……(気をつけます
一番頑張りたいのがセクシーな(??)色っぽい(???)妖艶な(????)狂気です(説明できてねぇ

では、こんなダメ兄弟にお付き合い下さる皆様、宜しくお願い致します。


   「退屈な魔王様の華麗なる遊戯」
       (担当は自己紹介順)
登場人物>>01

序章「魔を自在に操ればやがて尊い存在となるだろう」
>>02 >>03 >>04 >>05 >>09

壱章「現に愛が私を救うのなら、時に愛は私を裏切るでしょう」
>>10



  
   〜お客様〜
・涼原夏目様

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Re: 退屈な魔王様の華麗なる遊戯。 ( No.1 )
日時: 2010/12/31 23:25
名前: 群衆恐怖症 ◆RFSU0i/7cg (ID: OeXJRIuY)

〜登場人物〜

ロク・ジャスティス (男)
・17歳。普通の男。魔王様に見初められて魔術を勉強中。得意とする属性は風。
 金髪碧眼で普通にかっこいい。モテない。明るく馬鹿で元気に生きている。

オウガ・レノワール (男)
・18歳。炎属性の魔力を操る事が出来る。まだまだ未熟な方。
 赤毛緑眼で長身。普段は明るいが戦闘中は冷静。キレるとやけにクール。

モリア・フォガレイ (男)
・20歳。地属性の魔力を自在に操れるが、本気はなかなか出さない。
 茶髪灰眼でモデル並みのスタイルの良さ。かなりモテる。面倒くさがりやでクール。

??? (男)
・年齢不明。無属性を操り、完全無敵の存在。誰も彼の名前を知らず「魔王」と呼ばれる。
 黒髪黒眼で、肌は青紫色。顔立ちは人間だが体付きは妖怪。禍々しい声色で、魔王という呼び名が相応しい。




マリナ・レノワール (女)
・16歳。オウガの遠縁。光属性の魔力を操る事が出来る。回復系魔法が得意。
 赤毛碧眼で小さい愛くるしい顔立ち。皆のアイドル的なキャラだが気苦労も多い。ちょっと天然。

レイ・セイナーレ (女)
・年齢不明(外見18歳程度)。アンドロイド。氷属性の魔力を自在に操れる。かなり強い。
 青髪碧眼の美少女。常に敬語で冷静。彼女にとって「命令」は絶対。生きる意義を見つけていない。

アミュラ・ホウセン (女)
・年齢不明(外見は19歳程度)。魔王の愛人。闇属性の魔力を操れば無敵。だが、光には弱い。
 紫髪桃眼の妖艶な美女。狂気に満ちた高笑いが印象的。触れてはならない存在とされている。

アリスト・アリス (女)
・23歳。魔王の正妻。愛人がいる事もすでに知っている。闇と炎を操れる。
 黒髪茶眼の美女。根は優しいが、魔王の妻であるため残酷に振舞おうとする。

??? (女)
・魔王とワケ有り関係の“一人の女性”と表記される謎の女性。

また増える可能性アリです。

Re: 退屈な魔王様の華麗なる遊戯。 ( No.2 )
日時: 2010/12/31 09:50
名前: 死恐怖症 ◆RFSU0i/7cg (ID: OeXJRIuY)

序章「魔を自在に操ればやがて尊い存在となるだろう」


俺はロク・ジャスティス。今まで普通に、普通の学校に通っていた普通の青年だ。
でも昨日、差出人不明の手紙が届き、内容も「シェムハザ」と書かれただけの手紙。
だが、この時代に生きている人間であれば、誰もが理解できる。その一言で。

己の自由を捨て、魔王に身も魂を捧げ尽くし、魔王の手篭めとして魔王の意のままに生きて行く。
報われない人生を送る「魔術師」となる。シェムハザと言う悪魔は実際に存在したらしい。
そして、彼が最も得意としたものが魔法。語源はそれにあると言われている。

今日、俺の両親は泣いて俺を見送った。どれだけ涙を流そうとも「魔王」は逆らえない存在。
寮での生活になり、一生両親とは会えない。普通の人間として生きていた時に知り合った皆と会えない。

道中、皆の事を想いながら俺は行く。決して涙は流さない。


そして、迫力満点の門に少しビビりながらも(すっげーリアルに龍が彫ってある)その門に手をかけた……。


Re: 退屈な魔王様の華麗なる遊戯。 ( No.3 )
日時: 2010/12/31 10:24
名前: 孤独恐怖症 ◆RFSU0i/7cg (ID: OeXJRIuY)

門を開けば、そこには何やら不気味に動く包帯男。俺に向かって歩いてくる。
3体だが、俺はその場から動けなくなるほどの魔力を感じた。


「(このままじゃヤバい……)」

そんなことは重々承知だった。でも、動けない。足が動かない。
包帯男たちはニヤリと不気味な笑みを浮かべながら俺に近づく。

包帯男がナイフを持って俺に斬りかかる。ホントにヤバいと思った。


ナイフが俺の心臓を目掛けて降りてくる。俺はその場に座り込んで手を前に出すことしかできない。
「ギィアアアァァァァ!!!!!!」
耳を劈く悲鳴。でも、俺から出た声ではない。不審に思った俺は、その包帯男を見てみる。

何と、俺はバリアのようなものに身を守られ、包帯男はそのバリアに吸い込まれ溶けて行く。

「あ、れ……?」

俺は何かした記憶はない。しかも、魔術なんて使えない。じゃあ、何で?
誰かが守ってくれたとか? でも、周りには誰もいない。

「へぇ、潜在能力ってヤツだ」
茶色い髪をポニーテールにした優男風の男が俺に近づく。男から見てもすげー色気。

「俺はモリア・フォガレイ。お前を迎えに来た。お前は?」
背の高い優男は俺を見下ろしてクスクス笑ってる。未だ立てない俺を笑っている。
「ロ、ロク・ジャスティス……」
自分の名前すらどもって、すげーかっこ悪ぃ。


「じゃ、行きますか。皆さんお待ちかねだ」

Re: 退屈な魔王様の華麗なる遊戯。 ( No.4 )
日時: 2010/12/31 22:47
名前: 血液嗜好症 ◆RFSU0i/7cg (ID: OeXJRIuY)

俺が入学するクラスは「ルキフゲ・ロフォカレ」と言う何とも覚えにくい名前の一流クラスらしい。

てっきり俺は「先生」なんて存在があるのかと思ったけど、そんなのないらしい。全てクラスメイトに教えてもらうらしい。
で、これがそのクラスメイト。まぁ、悪い奴らではなさそうで安心した。

「俺はオウガ・レノワール。宜しくな」
と、握手を求めてきた赤毛の背が高い奴。18歳らしい。
「私はマリナ・レノワール。オウガの遠縁なの」
と人懐っこい笑顔で握手を求めるのはマリナ。16歳。
「レイ・セイナーレです」
と、少し無愛想な彼女はアンドロイドらしい。なんかもう信じらない。どうにでもなれ! って感じだ。
「俺はロク・ジャスティス。宜しく」
一人一人に握手で応じ、少し面倒だったがこれから嫌でも一生一緒にいる仲だ。好印象を与えておいた方がいい。


「で、まずはこの“シェムハザ”の注意だ」
と切り出してきたのはオウガ。何やら最初から重たくなりそうだ。


「このシェムハザで最も触れてはならない存在は、魔王に身も心も売り飛ばした“七つの大罪”だ」

七つの大罪……。何か聞いたことあるぞ。感情や欲望で人を罪に導く可能性があるとか何とか……。
面倒で全部覚えてないないけど、何となく頭の片隅に残る話だった。

「特に色欲を司る者。アミュラ・ホウセンには気をつけろ」
色欲。甘い色香で人を惑わせるとか、そんな系だろう。生憎、女に魅力を感じない、少し不健康な身体だ。


「アイツは、魔王の愛人だ。それ以前に、尋常じゃねぇ魔力の持ち主だ。深く関わるなよ」

Re: 退屈な魔王様の華麗なる遊戯。 ( No.5 )
日時: 2010/12/31 23:23
名前: 死体愛好症 ◆RFSU0i/7cg (ID: OeXJRIuY)

うわうわ、愛人とか。ドロドロ昼ドラ風の関係かよ。
でも、その「アミュラ・ホウセン」と言う奴には近づいてはならない事は嫌でも理解した。

「さ、魔法の特訓しよう? そうしなきゃ、私たちの信用だって落ちちゃうし」
と、ふわふわのショートヘアーを揺らして微笑んだマリナ。癒される奴がいてよかった……。
「失礼します」
と、レイの冷たい掌が俺の額に当てられる。まるで熱を測られているようだが、何の意味があるのか。
「彼の属性は風と判明しました」
と、一仕事終えたような爽やかなな声色。ゾクセイって、何?

「属性。相手と戦う事によって、相手との相性を示すもの。大事だから覚えろよ?」
と、無知な俺に呆れ気味のモリア。
黒板があるわけじゃなし、ノートを取るわけでもないのですぐに忘れてしまいそうだ。

「属性の相対は炎と氷、地と風、闇と光、無です。炎と氷が争えば、お互いに受けるダメージは大きい」
難しい呪文めいたこと言われても解んねぇって。覚えられる自信0。
「でも、与えるダメージも大きい。無は、どの属性にも大ダメージを与えながらも
 どの属性でも受けるダメージは低い」
解りやすいように、ゆっくり話してくれる。でも俺は解ってねぇ。

「言わば、無は完全無敵。魔術師誰もが目指す境地」
じゃあ、このクラスの皆も、無を操れるように頑張ってるのか?
「今まで無の境地にたどりついたのは我らが誇る魔王様と、あと一人の女性」
俺に手紙をよこした魔王と、その一人の女性が最強になれたってわけか。でも、一人の女性って……。


「その“一人の女性”にも触れちゃならない。その女性も魔王とワケ有りってこった」

何か、このシェムハザって、すげぇ女の情念とか、男の欲望とか。割と男女のいざこざが多いのか?

そんなのごめんだ。アダムとイブが知識の実を口にしなければ、愛なんて知らずに済んだだろうに……。


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