ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ____血の次に薔薇、そして死
- 日時: 2011/01/06 20:04
- 名前: I b 。 (ID: thDYr0mC)
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- Re: 血の次に薔薇、そして死 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/06 17:38
- 名前: I b 。 (ID: thDYr0mC)
1
「ぐぁ… あ゛ぁ…」
突き立てられたナイフが1人の男によって俺の中をぐちゃぐちゃにし、
黄金の龍の絵が刻まれたナイフが薔薇色に染まる。
「苦しいか? ふふふふ…」
「や… めろ…」
「まだ話せるのか。大した餓鬼だな」
「うがっ ぁあああ!!」
「苦しめ! もっと足掻け!」
「あ゛あ゛あああああぁぁ!!!」
苦しい…
苦しくてたまらない…
言葉にならない声が次々と口から飛び出る。
吐血で今までに体験したことがない、
残酷な味がする。
「ノエル・エイリー!!お前は俺の弟を殺した!!死で償え!」
「お…れは… がはっ! お前の… 弟など殺してはいない…」
「殺す!殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!!!!」
男の目は充血し、そして涙が俺の顔面へと落ちる。
「人の… 話を 聞け!!」
「殺す… 殺してやる!」
もうこの男に何を言っても無駄なようだ。
「こんな、… ことをして神が許すと思っている… のか…」
「神など存在しない… 俺の弟はお前と神が殺したのだ!!!!!!」
その瞬間ナイフを伝って俺の腹へと電流のようなモノが流れる。
「ぐぁぁぁ… ああああああああああああああああ!!」
「ノエル・エイリーを龍の生贄にし、我に力を!!!!!」
そう男が叫んだ瞬間だった。
男の残酷な姿は灰に代わった。
神からお許しがこなかったのだ。
- Re: 血の次に薔薇、そして死 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/02 19:52
- 名前: I b 。 (ID: thDYr0mC)
2
意識が朦朧とする…
痛さの感覚がだんだん無くなってきた。
このまま死ぬことが出来たらいいのに…
「派手にやったわねぇ? ノエル」
コツ コツ コツ コツ
俺に近づいてくるヒールの乾いた音。
思うように声が出ない…
「ノーエール」
その女は俺の隣で止まった。
「生きてるー?」
「…」
「おい」
そう言って俺を踏みつけた。
「ぐっ…」
「もう傷塞がってるっつの。死んだふりしたって意味ないからー」
「まだ中が…再生してねんだよ…」
「あっそ。でもさぁ、コレだけの大量の血を流したんだから当然足りてないでしょ?」
「…っせぇ。レマ…先帰ってろ…」
「わけてあげてもいいんだけどなぁー? ほらほら」
ポタ… ポタタ…
「いい加減にしろよ…」
ブワッ!
俺から溢れ出したオーラはエマを襲う。
「あははー 素直じゃないなー?」
「あ゛ー… はぁ はぁ…」
「ダサーイ。素直に欲しいって言えばいいのに。もうあげないから」
「うっせんだよ」
無駄に体力を使った…
「う… うぅ…」
- Re: 血の次に薔薇、そして死 ( No.3 )
- 日時: 2011/01/02 20:18
- 名前: I b 。 (ID: thDYr0mC)
3
世界は三つある。
血に飢え、人を殺し、神に強いられた残酷な世界。
これをデーモンワールドと言う。
平和で、血に染まるなど想像もしない世界。
これをティースワールドと言う。
その世界の狭間にあるのがブラッデリード。
神の申し子であり、世にも不思議な力の持ち主しか入れない、住むことが出来ない世界だ。
そこ居る者は誰もが持っている力がある。
それは〝死者を蘇らせたり、命ある者を殺せる力〟だ。
デーモンワールドに居た者はもともとティースワールドに居た者だ。
つまり、ティースワールドで過ちを犯したものはブラッデリードに俺たち、ラガンと神が罪の重さを判断し、ブラッデリードに送る。
そして何千年の時を経て、またティースワールドに戻るのだ。
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