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感情の切断<コメント御願いします>
日時: 2011/01/03 19:40
名前: karigyura (ID: WnNKWaJ3)

プロローグ


もう、戻れないのだな。
あの日常に。
ああ、なんと惜しいことだ。



この体尽きようとも、私は探し続けるぞ。
後戻りはできないのだ。



あの時、お前は聞いたな。
「どうしても、行くのですか」



ああ、なんと優しき子よ。
我が憂き目を変わりに受け入れてもなお、あいつを許すというのか。



私はあいつを探さなければならない。
どうしても。




あの残虐な殺人鬼を、生かしておくわけにはいかない。








…そう、思っていたさ。



いつからだろうな。
怒りの矛先を向ける先が違っていた。



なあどうすれば良い?私は何がしたいんだ?



分かっているとも。矛盾していることなんて。



だがどうすればいい?



鬱陶しい感情が付きまとって、とめられない。



これが、人間というものか。
感情に左右されるのが人間だというのか。



…いや、違うはずだ。
違うと私は信じている。



…ああ、でもだめなんだ。



どうしてとめられない…





人を、殺してしまう。

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感情の切断<作品設定> ( No.1 )
日時: 2011/01/03 19:29
名前: karigyura (ID: WnNKWaJ3)

Work setting.<作品設定>


中世ヨーロッパ、北欧北海帝国時代が舞台です。
資料は色々なサイト様からお借りしています。
…ただ、あくまで創作なので、本当の歴史とは違ったり、全然関係ない話とかがいっぱい出てきます。
「あれ?これなんか違う…」なんて思うことは少なくありません。
その辺をふまえてご理解いただけた方のみお読みください。


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