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- Last winner
- 日時: 2011/01/05 22:25
- 名前: 音羽 ◆UL20W5qJWs (ID: unSI7YxP)
※誹謗中傷、荒らしなどといった行為はお止めください
※たまに、武器の名前が出てくると思いますがわからなかった場合ぐぐっちゃって下さい。URL貼り付ける場合もあるかもしれませんが
※実在の人物、地名とは全く関係のない風呂場で考え付いたフィクションです
※どうぞ、温かい目で見守ってやってください
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- Re: Last winner ( No.1 )
- 日時: 2011/01/05 22:37
- 名前: 音羽 ◆UL20W5qJWs (ID: unSI7YxP)
第一章 すべての始まり
1話 渡航
春の風とともに桜の花弁が船に向かって吹いてくる
俺、佐伯 良祐は、鹿児島県日和島というところに向かう船に乗っていた。
4月から高校生として晴れて入学できたのである。
本当なら出身の東京の高校に行きたかったのだが、
異常なまでの進学実績、就職実績に親が目をつけ押し付けといっていいほど
強制的に入学させたのである。
しかも、俺の知らないところで推薦が行われていたという始末である。
オマケに全寮制
当然、東京を離れなければいけなくなるわけである。
学校説明会も行った事もなければ視察に行ったわけでもないので
どんな場所か全く知らないわけである。
唯一知っているのは高校名が「日和島高校」ということだけ。
まぁ、砂漠のど真ん中に一人で放り出されたものである。
しかし、これは比喩ではなく現実のものとなった。
- Re: Last winner ( No.2 )
- 日時: 2011/01/05 22:45
- 名前: 音羽 ◆UL20W5qJWs (ID: unSI7YxP)
2話 到着
鹿児島から船で3時間、その島は見た目上大きかった。
「この島は全部日和島高校のもんなんよ」
俺を乗せてくれた漁師のおっさんは、そう説明してくれた。
まぁ、この高校なければ確かになにもないただの無人島としてしか機能しなかったであろう。
島に見えるのは大きな山とその中腹に見える2つの寮棟、校舎らしきものだけである。
そして、そんな島に船は接岸した。
漁師は最後に俺にこんな一言を少し強張った表情で言った
「まぁ、せいぜい生き残ってきなっせ」
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