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- 過去をなくした少年
- 日時: 2011/01/06 15:55
- 名前: 涼月 ◆eijfi8lIkY (ID: oompVg8u)
こんにちは、こんばんは。
どうも涼月です。
まだまだ未熟です、半熟タマゴです。
クリック有難うございます。
駄文でよければ、是非読んでいって下さいませ。
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- Re: 過去をなくした少年 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/06 17:32
- 名前: 涼月 ◆eijfi8lIkY (ID: oompVg8u)
帰ろうとして顔を上げると僕の席を囲むように、三人の男子生徒が立っていた。
そして三人のうちの中央にいた一人が、
「隼瀬君、前に俺達がニ万円ずつ貸したの覚えてる?あ、覚えてる訳無いか」
一番右にいる生徒が手を差し出してきた。
「合わせて六万。返してよ」
「ほら、財布だせって」
今度は一番左の生徒が机の上に置いてあった僕の通学用の鞄をあさり始めた。それを僕は慌てて阻止する。
この話は恐らく嘘だろう。普通の高校生が六万円も必要とするだろうか。僕が記憶が無いのをいい事に、嘘をついているのだ。
「悪いけど僕は覚えてない。金は思い出したら返すから」
すると彼らは不満を漏らしながらつまらなそうに、この場を去っていった。再び教室に静寂が戻ってくる。
先程まで読んでいた本を鞄に入れ、席を立った。
夕日が教室を赤く染め上げている。喧騒に満ちた昼間の教室とは違い、心地よい静寂が漂っている。まるで別の場所のようでもあった。
校舎から出ると冷たい風が頬をさした。もう冬が間近に迫っていた。
家へ向かう足が鉛のように重く感じる。
僕には居場所が無いのだ。心休まる場所も、正面向き合って話し合えるような仲間も、そして僕を創り上げてきた過去も。何もかもを失ったのだ。
- Re: 過去をなくした少年 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/06 17:33
- 名前: 涼月 ◆eijfi8lIkY (ID: oompVg8u)
読みづらくてゴメンなさい。
- Re: 過去をなくした少 ( No.3 )
- 日時: 2011/01/10 02:01
- 名前: 涼月 ◆PayChu8KJU (ID: bqceJtpc)
受験おわったあああ
近々更新する予定です
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