ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ナゾはいつか解ける。
- 日時: 2011/01/08 00:22
- 名前: 三月あやめ (ID: k8mjuVMN)
- 参照: http://mitukiayame.1111.ne.jp
・・・少しミステリアスな掲示板をつくってみたいなと思い,ここをつくりました。
1番目,私がかきます。
私の名前は園田幸美
ただの優等生です。
私はひとりの時が一番好きです。落ち着くしドジってもだれにもみられないから,一人が一番大好き。
だから有名人になるとか授業中黒板に答え書くときとか・・・
一番大嫌い。
(ガラッ)
私はいつものように教室に入ったらざわめいていた。
「?」
あまりにも気になっていたから隣の祐二くんにきいた。
「ねぇ,なんかいつもとふいんきがちがうんだけど,なにかあったの?」
すると祐二君は
「うん。なんかあったって。」
「なにが?」
「その・・・えっと・・・椅子が入れ替わっていたんだって。あの辺が。ボクと幸美ちゃんだけ,なぜかかわってなかったんだ。」
「へぇ〜。へんなこともあるのね。」
その話を聞いた私はいろいろ考えた。
「うーん・・・誰が・・・ね。」
「ちょっ!ちがうわよ!」
へ?
「私が椅子を入れ替えたとでも?そんなこと私はしませんわ!そもそも,聞きにきた野場さんなんではないの?!」
「俺はちげぇよ!てめーなんだろ!」
「してませんわ。」
「だってお前が居残り最後だったろ!」
「でも私は勉強終わって用があったので帰りましたわ!」
・・・さっきの椅子のことでもめているそうだ。
「・・・・はいはい。わかりました,この件は私が片付けます!」
って私は言った。
「は?園田?お前が?」
「あ!え・・・えと・・・あのっ」(あたふたあたふた)
「なんですの?だれが犯人とでも言うんですか?」
落ち着いて言いましょう。
「では,その椅子がぐちゃぐちゃだったときとおなじように椅子をならべてください。」
で,ならべた。
「たぶんですが・・・私と祐二さんが動いていなかった。なぜなら出席番号が隣だから。そして席も隣だから。
窓側に花河さんの机があります。そこに和田さんの椅子がある。
その後ろの内津さんの机には渡さんの椅子,その後ろの久我さんは連野内さんと順番になってます。それで犯人は・・・」
遅く帰った木川さん,木川さんをせめる野場さん,野場さんの後ろに立っていた葉御状さん,早くきた大塚さん・・・
「犯人は?」
「葉御状さんですね。間違いなく。」
「え?ボク?」
「んなわけないだろ!サオトが犯人じゃねぇ!てめぇどこにそんな証拠あんだよ!」
「・・・野場さんの後ろに立っていたとき,今よりもっと悲しい顔をしてらっしゃったことと・・・葉御状さんの椅子も動いていないこと。」
「あ!ほんとだ!」
「私は昨日,祐二さんと雑談しながら帰っていきました。では椅子が入れ替わっていない私と祐二さんが犯人と言う確立は非常に低い。
では,椅子が入れ替わっていない葉御状さんがしたという確立が非常に
高いです。」
「じゃぁボクがいつしたって言うんだ?」
「ええ。簡単です。」
一度しーんとなった。
「あなたは7時45分にきます。一番はやいのは大塚さんです。大塚さんは遊びに行っている事がいっぱいありますよ。では2番目にはやい葉御状さんだったら,55ふんまでだれもこなかった。だからその10分の間にいれかえた。3番目にきたのは山崎さんですよね?」
「あ,はい。そのとおり55分に来ました。」
「だから葉御状さんということがわかったのです。」
「ええ!てめぇだったのかよ!」
「・・・ちがいます・・・・」
「は?」
「なんですって?!」
「ボクじゃないです!」
「ではその10分,なにをしてました?山崎さん,来たとき,葉御状さんなにやってらっしゃいましたか?」
「えっと・・・ドアに手をつけたとたんに椅子にすわって窓のほうに顔をやっていました。」
「みまちがいじゃない?」
「ぜったい見たんです!」
「違うと僕はいってるんだ!」
「では・・・なんですかね?このメッセージ。」
私はピンと指をさした。黒板の粉に
「椅子」とかいてあった。
「・・・・もうだめか。ごめん,そこまで細かくみてたっだなんておもわなかった。ボクが犯人です。」
「ええええ!どういうことだよサオト!」
「・・・出席番号のときがいちばんよかった。利里香ちゃんが横で。
「へ?わたし?なんでよ?」
「好きだったから。」
「えっ・・・私?」
「隣の席だった。ものすごく優しかった。でも,そのとき意外となりになることはなくて,悲しくて・・・だから椅子だけでもここにいたことをイメージしてみたんだ。そしたらドキドキして,出席番号順のときを思い出した。このままだれにもきづかなければいいのになって思った。
でもその願いはお前のせいでぶっ壊れた!山崎!」
「っ・・・ごめん!」
「やめろ。」
「ちっまたお前か。どけ。」
サオトの手をとめたのはなんと祐二だった。
「お前もそういうこと言うのやめろ。こっちから見たら気持ち悪い。」
「・・・わかった。今日は帰る。」
「・・・。」
「・・・。」
「気分が悪かったから早退したっていっとけ。ぜったいだぞ。じゃぁな。」
「あ・・・あの!」
「?」
「ありがとう!祐二君!止めてくれて!私あのときもうだめだっておもってたの!ありがとう!」
「いえいえ。じゃぁね。」
1ヵ月後・・・
なんと祐二と山崎エリは付き合い始めた。
私も祐二のことすきだったけど,あきらめよう。
そして葉御状さんはなんとその1週間後引っ越していったって。
びっくりした。
ま,その後はなにもなくぼんやりと平和な日がつづきました。
オマケ
「園田!お前黒板に答えかけ。」
「ええっ?!」
END
こんな風に書いてください。ながくても構いません。前編,後編でもおkです!もちろん,1話,2話ということもおkおkです!
ではどぞ!
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