ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 聖なる邪
- 日時: 2011/01/21 17:28
- 名前: 楓(合作) (ID: 3lmdTyLL)
クリック有難う御座います!
はじめましての方もそうでない方もこんにちは、楓、と申します。
今回シリダクで合作をさせていただきます。
◆今回力のない私に協力してくださる方々◆
Neonさん
読まれることに先立ちまして利用規約がいくつかあります。
①荒らしてやんよ!というかた今すぐプラウザバックしてくだs((
②意味のない批判をされる方今すぐ電源ボタンの長押しを。
それではそれでは、
お楽しみください。
プロローグ >>1
あの日とはじまり >>2 >>3
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- Re: 聖なる邪 ( No.1 )
- 日時: 2011/01/10 15:18
- 名前: 楓(合作) (ID: 3lmdTyLL)
プロローグ
私達が住む、ずーっとずっと先のお話。そう、M2011年の出来事。
この年から調度2011年前、人類が遥か昔から研究してきた、「カガク」という学問を
「魔法」という学問がこえた。
当時「魔法」という学問は単なる子供だましとされていたのだが、「カガク」をこえた「魔法」は
それまで使われていた、ADという記号をM(マジック)に変えてしまった。
そしてM100年ごろ、集落や民族によって魔法の属性が異なるということが発見された。
それから2000年ほどたったM2011年の今も、様々な民族を巻き込んだ
第三次魔法戦争が世界中で起きている。
話は変わってM1996年。小さなこの国には様々な少数民族が生活していた。
彼らは第三次魔法戦争には殆ど参加せずに、ひっそりと暮らしていた。
そのなかの最も少数な民族、聖族と邪族との
間にジャック・マクシミリアン・オラールという子が生まれた。
この子は聖族と邪族、双方の属性を持つ、いわゆるハーフであった。
聖族と邪族は、真逆の属性であるが故に、犬猿の中にあったため、
2つの民族のハーフは1996年間になかったはじめてのことである。
このころ第三次魔法戦争が世界中に広がり、世界の状況は深刻化していった。
世界中の木が枯れ、湖が枯れ、かつて地球温暖化だとかが叫ばれていた世の中などは
比べ物にならない程荒れ果てていた。
そしてついに今まで殆ど参加していなかったジャックの国にも、戦いの火が回ってきた。
- Re: 聖なる邪 ( No.2 )
- 日時: 2011/01/20 21:09
- 名前: Neon ◆kaIJiHXrg2 (ID: xiz6dVQF)
- 参照: 続き了解しました
何が起こったのかなど分からない。 なんたって、奴らはいきなりやってきた。
一番最初の第一声が、
「火事だ!」
だったのに、いまや敵部族の攻撃と分かって村中総動員で迎え撃っている。
俺のいた村は、聖族の村だ。 争いごとなど好まないここは、今来ている敵部族ほど武器も無く、力もない。 それに対し、相手は相当強く、攻撃的だ。
母は、まだ小さな俺に隠れて居ろ。 それだけ言い残して戻ってこない。 父もまったく同じ、生きているかどうかすら危うい。
そして、村の広場の方で苦痛の悲鳴、命乞いなどの声が木霊しているのが良く聞いて取れる。
おそらく、村人を集めて生きたまま焼き殺してでも居るのだろう。
そして、その中で、
「裏切り者が!」
と言う声を聞いた。
村を焼く炎は見る見るうちに家を焼く。 もちろん、小さな俺は太刀打ち出来るはずもなく、そこで震えていた。
そこで、一度、意識は途切れる。
次に目を覚ました時には焼けた家の炭の上で、誰かが俺のことを覗き込んでいる。 見たことの無い顔……ではない。
「誰——……」
「動かないで、安静にしてて。 ジャック、君は全身大火傷したんだから寝てなさい」
そうだ、コイツは幼馴染のハンナ・カロリーネ・ホフマイスター。 村はずれの小屋に住んでいる変わり者だ。 親を早いうちに亡くし、一人で生きてきたらしい。 よく村に来ては俺と遊んでいた。
だが、こんな手当ての仕方を知っているとは予想外だ。
ハンナは、濡れたタオルを顔面に押し付けてくる。 流石にこれには息が出来ず、
「ハンナ、窒息する。 止めて。止めろ」
タオルごとハンナの手を振り払う。 傷は直に癒える、だが、村は癒えない。 死んだらそれでお終いだ。
半ば無理に起き上がると周囲を見渡し、言葉を失った。
辺り一面焼け跡しか見えない。 遠くに森が見えるくらいだ。 多分ハンナは村に居なかったから助かったんだろう。 運がよかったのだ。
「……今すぐ復讐なんて無謀なことしちゃ駄目だよ。 隠れてなかったらどうなってた事やら」
ハンナは安心し切ったらしく、その場に倒れると寝てしまった。 どうやら、敵が居なくなってからずっと村を見て回っていたらしい。 所々灰や炭がついて、火傷もある。
……これが、全ての始まりだった。
復讐は、蜜より甘く、殺されるより辛い物だと知る事も無く。 復讐に駆られた小さな化物が生まれた瞬間だったんだ。
それから、5年後。
- Re: 聖なる邪 ( No.3 )
- 日時: 2011/01/20 19:26
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
- 参照: 続き完了です。
此処は5年前、敵の襲撃を受けた村だ。
そこにはもう人は住んでおらず、
大人でただ一人、あの日の生き残りイレーネ・マグダレーナ・ハイトラー
が院長をしている、孤児院だけがある。
此処に俺は入っていた。
「院長先生、ただいま帰りました」
礼儀正しく挨拶する。
今、俺は15歳だ。
「あら、お帰り」
にこりと笑う女性、この女性がイレーネ先生。
年は40〜50くらいでとても優しい人。
ただ…今日は少し悲しそうだ。
どうしたのだろうか。
ただ、俺はそういう風に話をすることがとてつもなく苦手なので、
何も聞かず部屋に戻った。
*
夕食時。
トイレに行こうと厨房の横を通った。
院長先生と、お手伝いの人が夕食を作りながらこんな話をしていた。
「まさか、こんなことがあるものなの…?
5年前の『あの人』が現れるなんて」
こんな話題でなければ、俺は通り過ぎていたはずだった。
だが、5年前、というフレーズを聞いただけで、あの日を思い出してしまって、
怒りと不安で足がすくむ。
5年前のあの日と、何か関係でも…あるのか?
「でも、『あの人』は確か…死んだはずではなかったですか?」
お手伝いさんの顔も青ざめている。
あの人…それは恐らく敵のリーダーだろう。
俺にはそれくらいしか想像できなかった。
夕食のときも2人は何も言わなかったし、勘違いであることを願った。
そして、普通に寝る支度をすませ、ベットに入った。
ベットの横の小さなテーブルには、あの日に1枚だけ残っていた家族写真。
父と母とそして俺。
すごく…幸せそうだ。
毎日それをみるだけで涙がこぼれそうになるけど、
それはそれで幸せで。
あの日を忘れないことが色々な意味で、俺の生きる糧となっている。
写真におやすみを告げると俺は夢の中へを落ちていった。
次の日。
- ファイト! ( No.4 )
- 日時: 2011/01/23 19:17
- 名前: レイビ ◆jopz/fjbXg (ID: kK7tFRHj)
始めまして。レイビというものです。とまぁ、突然ですが・・・・・
なんだかとっても好物な話がやってまいりました〜!(拍手
続きがとても楽しみです!
楓さん、Neonさん頑張ってください!
応援してますです!
- Re: 聖なる邪 ( No.5 )
- 日時: 2011/01/23 19:28
- 名前: 楓 ◆nxYfjsTN/c (ID: 3lmdTyLL)
うお、レイビさん、此処ではお初です^^
応援、有難う御座います!
これからも精進いたします!
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